項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 2431-50-7 |
名称 | 2,3,4-トリクロロ-1-ブテン |
物質ID | m-nite-2431-50-7_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分4 |
警告 |
H227 | P370+P378 P210 P280 P403 P501 |
引火点63℃ [密閉式](ICSC(2004))は >60℃ かつ ≦93℃ であることから、区分4に該当する。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性に関わる原子団(不飽和結合)を含み、「突然の熱作用がある場合、爆発的な反応が起こりうる。」(ホンメル(1996))との情報がある。これより、タイプGより上位の区分がつく可能性があるが、データがなく分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は530℃であり(GESTIS(Access on June. 2012))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素およびフッ素を含まず、塩素を含んだ有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と結合していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 鋼、アルミニウムは容器として適当でない(GESTIS(Access on June. 2012))との記載があるが、腐食速度に関する試験データがなく、分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は341mg/kg(環境省リスク評価 第9巻(2011))および351mg/kg(SIDS(Access on June. 2012))に基づき区分4とした。なお、EU分類ではXn; R22(EC-JRC(ESIS)(Access on June 2012))である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分2 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
ラットのLC50値は4時間ばく露で >1.722 mg/L(264 ppm)(SIDS(Access on June. 2012))と報告され、区分2、またはそれより危険性の低い区分に相当すること、およびEU分類がT; R23(EC-JRC(ESIS)(Access on June 2012))であることを考慮に入れ、区分2とした。なお、試験濃度は飽和蒸気圧濃度(15.0 mg/L)の90%より低いので気体の基準値を適用した。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ヒトにおける試験で刺激性が観察された(SIDS(Access on June. 2012))こと、かつEU分類ではXi; R36/37/38(EC-JRC(ESIS)(Access on June 2012))であることから、区分2とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 P280 |
ヒトで蒸気が眼との接触により刺激と流涙を起こすとの記載(SIDS(Access on June. 2012))に加え、EU分類ではXi; R36/37/38(EC-JRC(ESIS)(Access on June 2012))であることから、区分2とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットに5日間の吸入ばく露による優性致死試験(生殖細胞in vivo経世代変異原性試験)において、陰性の結果(IUCLID(2000)、SIDS(Access on June. 2012))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験として、エームス試験で陽性(SIDS(Access on June. 2012))の報告がある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 区分2 |
警告 |
H351 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラットに25ヵ月間吸入ばく露した試験において、高用量群(2 ppm/6hを12週間ばく露後、1.5 ppm/6hに変更)で、110匹中、雄の27%および雌の18%に鼻腔に神経上皮腫の発生、さらに雄ラットの3%に悪性の神経鞘腫の発生が報告された(SIDS(Access on June. 2012))。本物質はドイツ学術振興会でカテゴリー2(MAK/BAT(2011))、EUではCarc.Cat. 3; R40(EC-JRC(ESIS)(Access on June. 2012))に分類されており、また上記の鼻腔の神経上皮腫は極めて稀な悪性度の高い腫瘍であることも考慮し区分2とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットの器官形成期に吸入ばく露した発生毒性試験において、高濃度群の母動物に体重増加抑制が認められたが、胎仔に奇形の発生はなかった(環境省リスク評価 第9巻(2011))。また、生殖能検査を目的として雄ラットに5日間の吸入ばく露期間中に摂餌量と体重減少がみられたが、その後雌との交配による妊娠率、着床数、着床後胚損失率などに悪影響はなかった(IUCLID(2000))。以上の報告から、性機能・生殖能および仔の発生に悪影響は見出されないが、性機能・生殖能に関してばく露の影響は雄のみであり、雌のデータがないことからデータ不足により「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ヒトで眼、皮膚、気道を刺激し、吸入すると、咳、咽頭痛、感覚鈍麻、吐き気を生じる(環境省リスク評価 第9巻(2011))との記述、さらにラットに吸入ばく露により、呼吸数低下(RD50 = 58.1 ppm)を起こした(IUCLID(2000))との記述により、区分3(気道刺激性)とした。なお、EU分類ではXi; R36/37/38(EC-JRC(ESIS)(Access on June 2012))である |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(呼吸器) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットの13週間吸入ばく露試験において、0.017 mg/Lで気道上皮の過形成及び化生(環境省リスク評価 第9巻(2011))、ラットの4週間吸入ばく露試験において、13 mg/m3(90日換算:0.004 mg/L)及び54 mg/m3(90日換算:0.016 mg/L)で鼻腔、気管支、肺の上皮過形成及び化生、肺重量の増加(環境省リスク評価 第9巻(2011))、さらに、ラットの25ヵ月間吸入ばく露試験において、0.001 mg/Lで嗅上皮の炎症性変化、0.01(0.013)mg/Lで呼吸困難及び慢性呼吸疾患の所見、肺重量の増加、死亡率の増加等(環境省リスク評価 第9巻(2011))が報告されている。以上の所見はいずれもガイダンス値区分1の用量範囲で観察されていることから、区分1(呼吸器)とした。なお、ヒトの長期または反復ばく露でも、気道に影響を与え、組織障害を生じることがある(環境省リスク評価 第9巻(2011))と記載されている。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(ブルーギル)の96時間LC50=0.48 mg/Lである(SIDS, 2001)ことから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がない(BODによる分解度:0%(SIDS, 2001))、魚類の急性分類が区分1である(SIDS, 2001)ことから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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