NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 2636-26-2
名称 チオりん酸O-4-シアノフェニル-O,O-ジメチル(別名:シアノホス)
物質ID m-nite-2636-26-2_v2
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 引火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 引火点104℃ (HSDB (Access on May 2020))に基づき、区分に該当しないとした。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 自己反応性化学品 タイプG
-
-
- - 分子内に自己反応性に関連する原子団として (P-O) を含むが、UNRTDGにおいてUN 3018、クラス6.1に分類されており、優先評価項目である自己反応性化学品には該当しないと考えられるためタイプGとした。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 自然発火性液体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験法が確立していないため、分類できない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 半金属 (P) を含むが、水溶解度が46 mg/L (30℃) (HSDB (Access on May 2020)) というデータが得られており、水と急激な反応をしないと考えられるため、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
13 酸化性液体 分類できない
-
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- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素 (P) と結合しているが、データがなく分類できない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく、分類できない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
【分類根拠】
(1)~(4) より、区分4とした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 雄: 580 mg/kg、雌: 610 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2017)、HSDB (Access on May 2020)、農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」」第14号 (1993))
(2) ラットのLD50: 610 mg/kg (IPCS PIM G001 (1998))
(3) ラットのLD50: 雄: 710 mg/kg、雌: 730 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2017)、HSDB (Access on May 2020))
(4) ラットのLD50: 215 mg/kg (GESTIS (Access on May 2020))
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(経皮) 区分3


危険
H311 P302+P352
P361+P364
P280
P312
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)~(4) より、区分3とした。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 雄: 560 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2017)、農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」」第14号 (1993))
(2) ラットのLD50: 800 mg/kg (GESTIS (Access on May 2020))
(3) ラットのLD50: 雌: > 1,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2017)、農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」」第14号 (1993))
(4) ラットのLD50: > 2,000 mg/kg (食安委 農薬評価書 (2017))
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) からは区分を特定できず、分類できないとした。
なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (0.01 mg/L) よりも高いため、ミストとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。

【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (4時間): > 1.09 mg/L (食安委 農薬評価書 (2017))
(2) ラットのLC50 (4時間): > 1.50 mg/L (食安委 農薬評価書 (2017)、農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」」第14号 (1993))
(3) 本物質の蒸気圧: 0.000791 mmHg (20℃) (農薬工業会 (1993)) (飽和蒸気圧濃度換算値: 0.01 mg/L)
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) ウサギを用いた眼刺激性及び皮膚刺激性試験が実施され、眼及び皮膚に対する刺激性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2017))。
(2) 本物質 (0.5 mL) をウサギの皮膚に4時間閉塞適用した皮膚刺激性試験において紅斑及び浮腫はいずれも認められなかった (農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」第14号」 (1993))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) ウサギを用いた眼刺激性及び皮膚刺激性試験が実施された。眼及び皮膚に対する刺激性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2017))。
(2) 本物質 (0.1mL) をウサギの眼に適用した眼刺激性試験で、角膜、虹彩、結膜いずれにも刺激性反応は認められなかった (農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」第14号」 (1993))。

令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため、分類できない。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法) で、皮膚感作性は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2017))。
(2) モルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法、皮内投与 5%) において、感作性は陰性と報告されている (農薬工業会「農薬時報別冊「農薬技術情報」第14号」 (1993))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) in vivoでは、ラット及びマウスの骨髄細胞を用いた小核試験、ラットの肝細胞を用いた不定期DNA合成試験において陰性の報告がある (食安委 農薬評価書 (2017))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陰性が2件、陽性が1件、ハムスターの卵巣由来細胞を用いた染色体異常試験において陽性1件の報告がある (同上)。
(3) 食安委農薬評価書において「生体において問題となる遺伝毒性はないものと考えられた」との記載がある (同上)。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
国内外の分類機関による既存分類はない。利用可能なヒトを対象とした報告はない。(1) より区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 雌雄のラット及びマウスに本物質を2年間混餌投与した慢性毒性/発がん性併合試験では、両種とも投与により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった (食安委 農薬評価書 (2017))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) より、母動物毒性用量で児動物ヘの影響がみられているが、影響の程度について判断できないため分類できないとした。なお、新たな情報源の使用により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットを用いた混餌投与による2世代生殖毒性試験において、親動物 (P世代及びF1世代) の雌で体重増加抑制等が認められる用量で、F1児動物で哺育21日の生存率低下 (有意差なし)、衰弱 (有意差なし)、体躯の矮小、体重増加抑制 (雌では有意差なし) がみられている (食安委 農薬評価書 (2017))。なお、食安委 農薬評価書 (2017) では、上記児動物にみられた有意差がみられない所見について、検体投与の影響と判断している。

【参考データ等】
(2) 雌ラットの妊娠6~15日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (筋攣縮、体重減少、摂餌量減少) がみられる用量においても胎児に影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2017))。
(3) 雌ウサギの妊娠7~19日に強制経口投与した発生毒性試験において、母動物毒性 (死亡 (4/18例)、運動失調、流涎、縮瞳、流涙、呼気喘鳴等) がみられる用量においても胎児に影響はみられていない (食安委 農薬評価書 (2017))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1 (神経系、心血管系、呼吸器)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1) より、ヒトにおいて神経系、心血管系、呼吸器への影響がみられるとの情報があり、(2) より、実験動物においても区分1の用量で神経系への影響がみられたとの情報があったことから、区分1 (神経系、心血管系、呼吸器) とした。新たな情報源の追加により、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) 本物質にばく露したヒトで有機リン系農薬中毒が複数報告されている。有機リン系農薬中毒の一般的な症状として、頭痛、めまい、神経過敏、かすみ目、脱力感、吐き気、痙攣、下痢、胸部不快感などがある。また徴候として、発汗、縮瞳、流涙、流涎、その他の気道分泌過剰、嘔吐、チアノーゼ、乳頭浮腫、制御不能な筋痙攣に続く筋力低下、重症例では痙攣、昏睡、反射神経の喪失、括約筋の制御不能などがある。また、不整脈、心臓ブロック、心停止が起こることがあるとの報告がある。剖検では、急性肺気腫、肺水腫、気管や気管支のピンク色の泡 (唾液) および臓器のうっ血や点状の出血がみられたとの報告もある (HSDB (Access on May 2020))。
(2) ラットの複数の経口投与試験では25 mg/kg (区分1の範囲) 以上で筋攣縮、振戦、歩行失調、流涎、立毛、眼球突出、呼吸困難、縮瞳、尿失禁等の神経系への影響に関する報告がある (食安委 農薬評価書 (2017))。

【参考データ等】
(3) ラットの経皮ばく露試験では1,000 mg/kg (区分1の範囲) までで死亡例があり、症状として眼球突出、振戦、歩行失調、触手又は外部刺激に過敏、呼吸深大、筋攣縮及び歩行不安定の報告がある (食安委 農薬評価書 (2017))。
(4) ラットの4時間吸入ばく露試験 (ミストエアロゾル) では、最高用量の1.50 mg/L (区分2の範囲) までで呼吸不規則、呼吸深大、自発運動低下、筋攣縮、流涙、鼻汁、流涎、尿失禁、興奮、縮瞳、脳及び赤血球コリンエステラーゼ活性阻害の報告がある (食安委 農薬評価書 (2017))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1 (神経系)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
【分類根拠】
本物質のヒトでの反復ばく露に関する報告はないが、(1) より、有機リン系殺虫剤全般の影響として神経系への影響がみられるとの情報があり、(2)、(3) より、実験動物において区分1または区分2の用量で神経系への影響がみられたとの情報があったことから、区分1 (神経系) とした。

【根拠データ】
(1) ヒトにおいて、全ての有機リン系殺虫剤は、進行性のコリンエステラーゼ (ChE) 阻害による累積的な影響を示す。有機リン系農薬の慢性中毒の症状には、頭痛、脱力、頭重感、記憶力の低下、疲労感、睡眠障害、食欲不振、見当識の喪失などがある。一部のケースでは、精神障害、眼振、手の振戦、その他の神経系の障害もみられ、時には神経炎、感覚異常や麻痺も生じることが報告されている (HSDB (Access on May 2020))。
(2) ラットの90日間混餌投与試験では、20 ppm (雄/雌: 1.35/1.70 mg/kg、いずれも区分1の範囲) 以上で立毛、脳及び赤血球ChE活性の阻害、100 ppm (雄: 7.25 mg/kg、雌: 8.83 mg/kg、いずれも区分1の範囲) で振戦、つま先歩行、接触反応亢進、削痩、挙尾、背骨の上方屈曲等がみられたとの報告がある。ラットの21日間吸入ばく露試験 (2時間/日) においても、0.2% (約0.01 mg/L、区分1の範囲) で脳及び赤血球コリンエステラーゼ活性阻害がみられたとの報告がある (食安委 農薬評価書 (2017))。
(3) イヌの4週間カプセル経口投与試験では、3 mg/kg (区分1の範囲) 以上で脳及び赤血球ChE活性の阻害、30 mg/kg (区分2の範囲) 以上で縮瞳、振戦、嘔吐及び流涎がみられた (食安委 農薬評価書 (2017))。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 0.097 mg/L(水域の生活環境動植物の被害防止に係る農薬登録基準の設定に関する資料, 2018)であることから、区分1とした。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BODによる4週間分解度:45%(METI既存点検結果, 2001))、急性毒性は区分1であることから、区分1とした。急速分解性の判断に用いる情報の再検討により、旧分類から分類結果が変更となった。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和2年度(2020年度) ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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