項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 2809-21-4 |
名称 | 1-ヒドロキシエタン-1,1-ジイルビス(ホスホン酸) |
物質ID | m-nite-2809-21-4_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 分子内に半金属(P)を含むが、水溶解度が69w/w%(20℃)(Merck(14th, 2006))というデータがあり、水と急激な反応をしないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素および水素以外の元素(P)と結合しているが、データがなく分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値は1536-2003 mg/kg(SIAP(2004))により区分4~区分外に該当し、マウスのLD50値は1100 mg/kg(SIAP(2004))により区分4に該当することから、危険性の高い区分4とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50値が>6000 mg/kg(SIAP(2004))との報告より区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
飽和水溶液のpHが<2(IUCLID(2000))との記載があり区分1とした。なお、ウサギを使用した試験で中等度の刺激性(moderate irritating)(HERA(2004))との報告もある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
飽和水溶液のpHが<2(IUCLID(2000))との記載があり区分1とした。なお、ウサギを使用した試験で中等度の刺激性(moderate irritating)(HERA(2004))との報告もある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、本物質は皮膚感作性物質ではない(SIAP(2004))と記載されているが、それ以上の記述はなく詳細不明のため「分類できない」とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | in vivo試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro試験では、エームス試験およびL5178Y細胞を用いたマウスリンフォーマ試験でいずれも陰性(JECFA(2006))の報告がある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットの器官形成期に経口投与した試験において、母動物の一般毒性、仔の発生指標および形態学的変化に試験物質投与群と対照群との間に有意な差は認められなかった(HSDB(2003))。また、ラットの妊娠15日目から妊娠末期を経て授乳期間に経口投与した試験では、同腹着床数減少、仔の生存率低下など変化のみられた指標もあるが用量依存性がなく、また、妊娠率、妊娠期間、同腹出産仔数などその他の発生指標には対照群との間に有意な差は報告されていない(HSDB(2003))が、性機能および生殖能に関してはデータがなく、データ不足のため「分類できない」とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(全身毒性) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
ラットの急性経口毒性試験(1200, 1506, 1896 and 2388 mg/kg、LD50値 1878 mg/kg)において、脱力に続き、呼吸困難、虚脱の症状を呈し、1506 mg/kg以上の用量で死亡がみられた(HERA(2004))。さらに、もう1件のラットの急性経口毒性試験(948, 1200, 1506, 1896 mg/kg、LD50値 1440 mg/kg)では、食欲および活動の低下、脱力亢進、下痢、振戦、虚脱の症状および、1200 mg/kg以上の用量では死亡が発生した(HERA(2004))。以上より、ガイダンス値区分2に相当する用量範囲であるが、標的臓器を特定できないため、区分2(全身毒性)とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットの90日間混餌投与試験(用量:0、1000、3000、10000 ppm(0、154~166、524~545、1583~1724 mg/kg/day))において、最高用量群で体重および肝重量の僅かな低下が認められたのみで、NOAELは1583~1724 mg/kg/dayと報告され(HERA(2004))、また、イヌの90日間混餌投与試験(用量:0、1000、3000、10000 ppm(0、191~202、553~554、1620~1746 mg/kg/day))において本物質投与の影響は認められず、NOAELは1620~1746 mg/kg/day以上と報告され(HERA(2004))、ラットおよびイヌとも90日間反復経口投与試験のNOAELがガイダンス値範囲を大きく超えていることから、経口経路では区分外に相当する。しかし、他経路(吸入、経皮)についてはデータがなく影響も不明のため、本項の分類としては「分類できない」とした。なお、本物質の二ナトリウム塩をラットに14日または21日間吸入ばく露した試験では喉頭炎が生じ、粘膜のびらん、異物巨細胞の存在、上皮下結合組織に試験物質の貯留などがみられたと報告されている(IUCLID(2000))。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 167 mg/L、魚類の96時間LC50 >= 180 mg/L(SIAP(Conclusions Agreed in SIAM 18, 2004))から、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 信頼性のある慢性毒性データが得られていない。難水溶性ではなく(水溶解度:690000 mg/L、PHYSPROP Database, 2012)、急性毒性が区分外であることから、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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