NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 28434-01-7
名称 (1R,3R)‐2,2‐ジメチル‐3‐(2‐メチル‐1‐プロペニル)シクロプロパンカルボン酸(5‐フェニルメチル‐3‐フラニル)メチル(別名バイオレスメトリン、ビオレスメトリン)
物質ID m-nite-28434-01-7_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分4
-
警告
H227 P370+P378
P210
P280
P403
P501
GHSの定義における固体ではあるが、常温ではきわめて粘性の高い液体と考えられる。引火点が92℃(Pesticide Manual ,14th 2006)であり区分4に相当する。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - GHSの定義における固体ではあるが、常温ではきわめて粘性の高い液体と考えられる。引火点が92℃(Pesticide Manual ,14th 2006)であり区分外に相当する。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140度以下の物質に適した試験方法が確立していない。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ではあるが、常温ではきわめて粘性の高い液体と考えられる。フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体ではあるが、常温ではきわめて粘性の高い液体と考えられる。フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットのLD50値がEHC 92(1989)に675mg/kg(元文献1986), 840mg/kg(元文献1984), 990mg/kg(元文献1979), 7071mg/kg(元文献1970), >8000mg/kg(元文献1972), 8800mg/kg(元文献1969)で区分外(2000mg/kg 体重以上)にあたるデータと、675~990mg/kg 体重(EHC 92,1989、EHC(J)92,1990)で区分4(300~2000mg/kg 体重)にあたるデータが同数あるため、元文献が新しい法を採用し区分4に分類した。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットの経皮試験(EHC 92,1989、JMPR 356,1976)におけるLD50が10000 mg/kg 体重以上であり、区分外(JIS;2000mg/kg 体重以上、GHS;5000mg/kg 体重以上)にあたる。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。
融点が30-35℃で黄色の粘稠な油あるいはペースト(ICSC(J),2001)であるため液体としての物理化学的危険性も判断した。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - ラットの吸入試験(EHC 92,1989、JMPR 356,1976)における暴露経路は不明であるが蒸気圧(0.00014mmHg@25℃(参考資料SRC Access on 6,2008)からミストまたは粉塵と考えられる。しかしLC50が0.872 mg/l(24H)以上、すなわち0.145mg/l(4H)以上であり区分2~区分外のいずれかであるため分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギの試験データ(EHC 92,1989、JMPR 356,1976)において、「刺激や角膜障害、眼への障害を示さなかった」との記述があるので区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - モルモットの試験データ(EHC 92,1989、JMPR 356,1976)において「紅斑の痕跡を示したのみであり感作性、刺激性は低い」との記述があり、皮膚感作性を明らかに結論づけているわけではないので分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
in vivo 変異原性試験(ラット小核試験)(ATSDR,2003)において陽性であることから区分2とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
ウサギの試験データ(EHC 92,1989、JMPR 356,1976)において、親動物に一般毒性が示されない用量で「すべての用量で胎児の消失がみられた」との記述があり、区分1Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
経口投与後2時間で痙攣が生じ、他の動物に対し神経質となり、攻撃的になった。最終的に攣縮、衰弱、昏睡を経て24時間以内に死亡した。ガイダンス値を超えた用量での神経毒性であることから区分3(麻酔作用)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - ラットの91日間経口試験において「肝臓への脂肪浸潤が1200 mg/kg餌. 以上でみられた」との記述があり、換算すると60 mg/kg 体重/日である(EHC 92,1989、EHC(J)92,1990、JMPR 356,1976)、またイヌの90日間経口試験ではNOAELが80mg/kgで、250mg/kgでみられた変化は、血液系への影響で病理学的変化もみられなかった(EHC 92,1989)ことから、分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(ブルーギル)の96時間LC50=0.0008mg/L(ECOTOX, 2008)から区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(SRC: BioWin V4.10)ことから区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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