項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 2855-13-2 |
名称 | イソホロンジアミン |
物質ID | m-nite-2855-13-2_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が117℃(IUCLID(2000))は区分外に該当する。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性又は自己反応性に関連する原子団を含まない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点が380℃(SIDS(2008))で、70℃を越えている。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値1030mg/kg(SIDS(access on 7 2008))により区分4とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分1とした。なお、新たに情報収集し、本項目を見直したが、分類結果に変更はない(2022年度)。 【根拠データ】 (1)ウサギ及びラットを用いた皮膚刺激性試験(閉塞適用)において、本物質は皮膚を十分浸透し腫脹を生じ、反復適用では皮膚に痂皮形成と壊死を伴う重度の刺激影響を生じたとの報告がある(AICIS IMAP (2015)、SIAR (2004))。 (2)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(24時間適用、48時間観察)において、パッチ除去直後及び除去48時間後における紅斑の平均スコアは4であったとの報告がある(AICIS IMAP (2015)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (3)本物質はウサギとラットの皮膚に反復適用後に重度の刺激性及び腐食性を示す(DFG MAK (2013))。 【参考データ等】 (4)EU ではSkin Corr. 1Bに分類されている(CLP分類結果 (Accessed Oct. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギ眼に適用直後から重度の傷害をもたし、24時間後には結膜に壊死を認め腐食性(corrosive)と評価されている(SIDS(access on 7 2008))ことより区分1とした。なお、試験物質が腐食性を示すため使用動物は1匹のみで試験は24時間で打ち切られた。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1A |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1)~(4)より、区分1Aとした。なお、新たな情報源に基づき、分類結果を変更した(2022年度)。 【根拠データ】 (1)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(OECD TG 406、皮内投与:0.1%溶液)において、惹起後24時間後、48時間後、72時間後の陽性率は、2.5%溶液で惹起した場合にそれぞれ35%(7/20例)、25%(5/20例)、10%(2/20例)であり、5%溶液で惹起した場合にそれぞれ90%(18/20例)、75%(15/20例)、50%(10/20例)であったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018)、CLH Report (2018)、AICIS IMAP (2015)、DFG MAK (2013)、SIAR (2004)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (2)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(OECD TG 406相当、皮内投与:1%溶液)において、惹起後24時間後の陽性率は、5%溶液で惹起した場合は0%(0/20例)、10%溶液で惹起した場合は60%(12/20例)であったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018)、CLH Report (2018)、AICIS IMAP (2015)、DFG MAK (2013)、REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 (3)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(皮内投与:0.5%溶液)において、惹起後24時間後の陽性率は、5%溶液で惹起した場合は0%(0/20例)、10%溶液で惹起した場合は60%(12/20例)であったとの報告がある(ECHA RAC Opinion (2018)、CLH Report (2018)、AICIS IMAP (2015))。 (4)モルモット(n=15)を用いたMaximisation試験(皮内投与:0.5%溶液)において、陽性率は100%(15/15例)であったとの報告がある(DFG MAK (2013))。 【参考データ等】 (5)プラスチック製のテニスラケットを製造している労働者15人中3人が、本物質とエポキシ樹脂に同時にばく露し、アレルギー性接触皮膚炎を発症したとの報告がある(AICIS IMAP (2015)、SIAR (2004))。 (6)エポキシ化合物への職業ばく露による皮膚障害及びアレルギー性接触皮膚炎を有する53人に対して本物質のパッチテストが実施され、3人はこの物質に対して陽性であったとの報告がある(AICIS IMAP (2015)、SIAR (2004))。 (7)マウス(n=4/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は、7.9(10%)、1.3(2%)であり、EC3値は4.1%であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスに経口投与後の赤血球を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)での陰性結果(SIDS(access on 7 2008))により区分外とした。なお、in vitro変異原性試験でもエームス試験、HGPRT試験、染色体異常試験で陰性(SIDS(access on 7 2008))の報告がある。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットの器官形成期を含む妊娠期間に経口投与した試験において、高用量群では母動物の体重と摂餌量が有意な低値を示したが、催奇形性および胎児毒性を含む仔の発生に悪影響は認められなかった(SIDS(access on 7 2008))。しかし、親動物の性機能および生殖能に対する影響に関してはデータがなく分類できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた急性経口毒性試験の一部の動物で腎臓重量と尿蛋白の増加に加え、腎臓が標的臓器である可能性が記述されている(SIDS(access on 7 2008))が、得られた情報のみでは発現用量や毒性の重大性が判断できないので分類できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(呼吸器系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットに13週間経口ばく露した試験(OECD Guideline 408)において、160 mg/kg/dayで形態学的変化を示す所見、即ち腎臓の尿細管にリンパ性病巣を伴った好塩基性化の増強と円柱が認められ腎症が示唆された(SIDS(access on 7. 2008))が、この用量より低い60 mg/kg/dayでは影響がなく、またその他にも有意な変化がなかったのでこの試験データは分類根拠とならない。一方、ラットに18~550 mg/m3を14日間吸入ばく露した試験(ばく露日数9日)において、鼻腔、気管、喉頭および肺に用量依存的な病理組織学的変化、即ち嗅上皮と気道上皮の変性・壊死、鼻腔と喉頭の過形成・扁平化生、気道と肺の肥厚・過形成がそれぞれ認められ、標的臓器とし呼吸器系が記述されている(SIDS(access on 7. 2008))。14日間のばく露濃度18~550 mg/m3(90日補正:0.003~0.086 mg/L)および飽和蒸気圧濃度137 mg/m3(19.7 ppm)から、ミストの状態でガイダンス値区分2に相当する用量範囲での発生と判断されるので、区分2(呼吸器系)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分3 |
- |
H402 | P273 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 23 mg/L(SIAR, 2004)であることから、区分3とした。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:平均0%(METI既存点検結果, 1997))、藻類(デスモデスムス属)の72時間NOErC = 1.5 mg/L(SIAR, 2004)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(ウグイ)の96時間LC50 = 110 mg/L(SIAR, 2004)であるが、生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = 1.90(KOWWIN v1.68))ことから、区分に該当しないとなる。 以上の結果から、区分に該当しないとした。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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