項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 32210-23-4 |
名称 | 4-tert-ブチルシクロヘキサン-1-イル=アセタート |
物質ID | m-nite-32210-23-4_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が104℃(密閉式)(ECHA(Accessed Aug. 2020))である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:約3,370 mg/kg(雄:約3,885 mg/kg、雌:約3,323 mg/kg)(OECD TG 401) (REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 4,680 mg/kg (OECD TG 402) (REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、有傷皮膚及び無傷皮膚に24時間適用、72時間観察)において、2例の有傷皮膚及び無傷皮膚で軽微な紅斑と浮腫がみられたが、72時間以内に完全に回復したとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 (2)In vitro 皮膚刺激性試験(OECD TG 439、GLP)において、細胞生存率R=62.6%との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405相当、7日観察)において、1時間後に2例で結膜発赤を伴う結膜浮腫がみられ、残り4例は軽度の眼刺激性を示した。24時間後に2例で眼刺激性影響がみられたが、残り4例は回復していた。48時間以内に全例で完全に回復した(角膜混濁スコアの平均:0.04、虹彩炎スコアの平均:0、結膜発赤スコアの平均:0.17、結膜浮腫スコアの平均:0.04)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1B |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分1Bとした。 【根拠データ】 (1)マウス(n=5/群)を用いた局所リンパ節試験(LLNA)(OECD TG 429、GLP)において、刺激指数(SI値)は1.39(25%)、1.98(50%)、3.61(100%)、EC3値は81%と算出されたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 【参考データ等】 (2)31名に対するパッチテストにおいて、本物質溶液(濃度不明)を計5回にわたり48時間閉塞適用して誘導させ、14日後に本物質溶液(濃度不明)を48時間閉塞適用して惹起させたところ、陽性率は0%であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 (3)31名に対するパッチテストにおいて、本物質溶液(濃度不明)を計5回にわたり18時間閉塞適用して誘導させ、10~14日後に本物質溶液(濃度不明)を48時間閉塞適用して惹起させたところ、陽性率は0%であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)細菌復帰突然変異試験で陰性であった(厚労省既存化学物質毒性データベース (Accessed Aug. 2020))。 (2)ほ乳類のin vitro染色体異常試験で陰性であった(厚労省既存化学物質毒性データベース (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。なお、(1)では雌親動物の哺育行動低下がみられたが、中及び高用量群の1腹のみでの影響であり用量相関はみられず、また、児動物の生後4日後生存率の低値傾向は有意な変化ではない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による反復投与毒性試験と生殖発生毒性スクリーニング試験の併合試験(OECD TG422、GLP、交配14日前から剖検前日まで42日間(雄)、交配14日前から授乳4日まで(42~51日間)(雌))において、300 mg/kg/dayで親動物に一般毒性(体重増加抑制、腎臓・副腎への影響など)、哺育行動低下(雌親1/12例)による全哺育児死亡、児動物に生後4日生存率の低値傾向(非有意)がみられたとの報告がある(厚生労働省 既存点検結果 (2014))。 (2)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠7~20日)において、640 mg/kg/dayで親動物に切迫屠殺(1/25例)、流涎、体重増加抑制、摂餌量減少がみられたが、児動物には軽微な影響(体重低値、中程度の腎盂拡張の頻度増加、尾椎、四肢の指骨及び後肢の中足骨の骨化遅延)のみがみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分2の範囲でみられる活動亢進、痙攣より区分2(神経系)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による単回投与試験(OECD TG 401)において、1,872 mg/kg(区分2の範囲)で雌1例に活動亢進及び四肢の痙攣が投与30分後にみられ、投与後24~48時間で死亡した、2,340 mg/kg(区分該当しない範囲)で振戦・痙攣、色素漏出症・色素涙液症が、4,212 mg/kg(区分に該当しない範囲)で死亡がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 【参考データ等】 (2)ウサギを用いた経皮投与による単回投与試験(OECD TG 402)において、4,680 mg/kg(区分に該当しない範囲)で軽度の紅斑を除き、影響がみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、経口経路では区分に該当しない。ただし他経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた強制経口投与による生殖/発生毒性スクリーニング試験(OECD TG 422、GLP)(雄:42日間、雌:42~51日間)において、30 mg/kg/day以上(90日換算:14 mg/kg/day、区分2の範囲)で腎臓影響(重量高値・尿細管上皮の好酸性小体(α2uグロブリン免疫染色陽性))(雄)が、100 mg/kg/day以上(90日換算:46.7 mg/kg/day、区分2の範囲)で副腎影響(束状帯細胞の空胞増加)(雌)が、300 mg/kg/day(90日換算:140 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で摂餌量減少・体重増加抑制(雌)、赤血球数低値・MCV・MCH高値(雌)、肝臓影響(小葉中心性肝細胞肥大(雌)・重量高値)、腎臓影響(顆粒円柱(雄))、副腎影響(重量高値)、自発運動減少・痙攣・流涎がみられたとの報告がある(厚生労働省 既存点検結果 (2014))。 【参考データ等】 (2)本物質の幾何異性体のcis-4-tert-butylcyclohexyl acetate (CAS番号 10411-92-4)(組成:cis異性体:<80%、trans異性体:>20%)を用いて実施されたラットを用いた混餌投与による28日間経口投与試験(OECD TG 407、GLP)において、300 mg/kg/day(90日換算:93.3 mg/kg/day、区分2の範囲)で肝臓影響(相対重量増加)が、1,000 mg/kg/day(90日換算:311 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で甲状腺影響(濾胞上皮細胞肥大(雄:肝臓酵素誘導による影響))、肝臓影響(相対重量増加、小葉中心性肝細胞肥大(適応性変化))がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Aug. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 5.3 mg/L(REACH登録情報, 2021)であることから、区分2とした。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(デスモデスムス属)の72時間ErC10 = 11 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 5.3 mg/L(REACH登録情報, 2021)から、区分2となる。 以上の結果を比較し、区分2とした。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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