NITE統合版 政府によるGHS分類結果

English



一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 3327-22-8
名称 3-クロロ-2-ヒドロキシプロパ-1-イル(トリメチル)アミニウム=クロリド
物質ID m-nite-3327-22-8_v1
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類ガイダンス等(外部リンク) ガイダンス一覧へ
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書へ
FAQ(よくある問い合わせ) よくある問い合わせへ
情報源のリスト(Excelファイル) 情報源のリストへ
用語のリスト(Excelファイル) 用語のリストへ
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortalへ

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、可燃性 (GESTIS (Access on June 2019)) との情報がある。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 400℃までの自己発熱性の試験で自己発熱性はない (EU-RAR (2008)) との情報があり、常温で発火しないと考えられるため、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
14 酸化性固体 区分に該当しない
-
-
- - フッ素を含まず、1個の酸素及び2個の塩素を含む有機化合物であり、酸素と1個の塩素は炭素及び水素以外の元素と結合していない。もう1つの塩素はイオン結合であるので、酸化性に寄与しない。以上より、ガイダンスにおける区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50:雄:4.15 mL/kg (4,810 mg/kg)、雌:4.05 mL/kg (4,700 mg/kg) (60%) (純物質換算値: 約2,800 mg/kg) (EU-RAR (2008))
(2) ラットのLD50:約 2,170 mg/kg (EU-RAR (2008))
(3) ラットのLD50:2,213 mg/kg (EU-RAR (2008))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50:> 2,000 mg/kg (EU-RAR (2008))

【参考データ等】
(2) ラットのLD50:> 2,348 mg/kg (65%) (純物質換算値 : > 1,526 mg/kg) (EU-RAR (2008))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1) ラットの吸入 (7時間):12.05 mg/L (4時間換算値: 21.09 mg/L) で死亡なし (EU-RAR (2008))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 本物質580 mgをウサギの無傷あるいは擦過皮膚に4時間半閉塞適用した皮膚刺激性試験で、パッチ除去後、30分、24、48、72時間後のスコアは全て0であった (EU-RAR (2008))。
(2) 本物質0.5 mLをウサギの皮膚に24時間半閉塞適用した皮膚刺激性試験で、パッチ除去後、24及び72時間後のスコアは全て0であった。なお半数の動物は損傷皮膚とした (EU-RAR (2008))。
(3) 本物質55%液をウサギの皮膚に24時間閉塞適用した皮膚刺激性試験で、正常皮膚、損傷皮膚それぞれ2/6例にごく軽度の刺激性が観察されたが、72時間後には消失した。なお半数の動物は損傷皮膚とした (EU-RAR (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(5) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) 本物質116mgをウサギの眼に適用後、24、48、72時間及び7日後に観察した眼刺激性試験において、24~48時間のスコアは結膜発赤1を示した1例を除き、全て0であった (EU-RAR (2008))。
(2) 本物質をウサギの眼に適用した眼刺激性試験において最初の数時間軽度の結膜発赤、浮腫、分泌物が観察されたが角膜、虹彩には影響はなかった。結膜の反応は24時間後には消失した (EU-RAR (2008))。
(3) 本物質65%液をウサギの眼に適用後、1、 24、 48、72、96時間後及び7日後に観察した眼刺激性試験において、24/48/72時間の結膜発赤、浮腫の平均スコアは3例とも1.7及び1であり、角膜では1例のみ0.3を示した。その他は全て0であった (EU-RAR (2008))。
(4) 本物質60%液をウサギの眼に適用後、1、 24、 48、72、96時間後及び7日後に観察した眼刺激性試験において、24/48/72時間の結膜発赤平均スコアは2/3例で2を示したが、浮腫の平均スコアは0.7~1.7であり、角膜、虹彩では全て0であった (EU-RAR (2008))。
(5) 本物質65%液はヒトに対して軽度の眼刺激を示す (SIAP (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3) より、区分に該当しないとした。

【根拠データ】
(1) OECD TG 406に準拠したモルモットを用いた皮膚感作性試験 (ビューラー法、0.5mL、6時間閉塞適用、1回/週x3回)において、軽度の紅斑が2/10例にみられたが感作性とは結論されなかった (EU-RAR (2008))。
(2) OECD TG 406に準拠したモルモットを用いた皮膚感作性試験 (マキシマイゼーション法、皮内感作: 0.5%、貼付感作 : 原液、惹起: 30%)において陰性と判定された(EU-RAR (2008))。
(3) 本物質はヒトに対して非刺激性、非感作性物質である (SIAP (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) よりマウス小核試験は陰性であったが、(2) より検討されたin vitro試験はいずれも陽性であり、in vivoへの影響を評価するにはデータが不十分であるため分類できない。

【根拠データ】
(1) in vivoでは、マウスの腹腔内投与による小核試験で陰性の報告がある (EU-RAR (2008))。
(2) in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、ヒトリンパ球の染色体異常試験、哺乳類培養細胞の遺伝子突然変異試験 (HGPRT) において陽性の報告がある (EU-RAR (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 発がん性 区分2


警告
H351 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2) から区分2とした。

【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、EU CLPでCarc.2 (EU CLP分類 (Access on June 2019)) に分類されている。EUでは本物質は皮膚を介してばく露した場合、局所発がん性物質ではなく、肺腫瘍の発生増加を生じたことから、全身的な発がん物質と考えられている。In vivo変異原性の情報が不十分であるため、本物質が閾値のない発がん物質である可能性を否定できないとしている (EU-RAR (2008))。
(2) マウスに本物質 (13.8又は138 mg/匹) を2回/週の頻度で雄に105週間、雌に89週間経皮適用した試験で、気管支肺胞腺腫と同がんの合計の発生率の増加が雌雄の高用量群で認められた (雄は有意差あり。雌は有意差は無いが増加傾向あり)。なお、適用部位局所に腫瘍発生増加はみられなかった (EU-RAR (2008)、REACH登録情報 (Access on June 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
【分類根拠】
本物質のヒトでの単回ばく露に関する報告はない。実験動物では (1)、(2) より区分2相当の用量で歩行異常、嗜眠、及び運動失調がみられていることから、区分3 (麻酔作用) とした。

【根拠データ】
(1) ラットに単回経口投与した結果、1,600 mg/kg (区分2相当) で死亡 (雄1/5例、雌0/5例)、歩行異常、嗜眠、呼吸数減少、四肢蒼白、流涎がみられ、剖検で肺のうっ血又は出血、肝臓・脾臓・腎臓の蒼白化がみられた (EU-RAR (2008))。
(2) ラットに本物質の60%溶液を単回経口投与した結果、区分2相当の用量 (純品換算値: 1,152~1,986 mg/kg) で、鎮静、運動失調及び眼球突出がみられた (EU-RAR (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1) ラットに被験物質 (本物質: 69.57%、水: 28.44%、1,3-ビス-トリメチルアンモニウムプロパノール-2-ジクロライド: 1.14%、2,3-ジヒドロキシプロピル-トリメチルアンモニウムクロライド: 0.63%) を28日間強制経口投与した試験において、1,085 mg/kg/day (90日換算: 338 mg/kg/day (本物質換算: 236 mg/kg/day)、区分2超) の雄で近位尿細管細胞の軽度から中等度の空胞形成、雌雄で近位尿細管上皮の軽微な過形成及び軽微から軽度の肥大がみられた (EU-RAR (2008))。この試験は1用量のみの試験であり、この用量よりも低い用量での影響については不明である。
(2) マウスに被験物質 (本物質: 65.79%、水: 32.36%、不明成分: 1.85%) を2回/週経皮適用した慢性毒性試験 (雄で105週間適用、雌で89週間適用) において、0.018 mL/匹/回 (575 mg/kg/週) 以上で適用部位の軽微から軽度の限局性表皮肥厚 (棘細胞増生)、角化亢進、0.18 mL/匹/回 (5,750 mg/kg/週) の雌で肝臓及び副腎の絶対・相対重量増加、右腎臓の絶対重量増加がみられた (EU-RAR (2008))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
-
-
- - 藻類(セネデスムス)72時間ErC50 > 10000 mg/L、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 164 mg/L、魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 = 4128 mg/L(いずれもSIAP, 2008、EU-RAR, 2008)であることから、区分に該当しないとした。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分2


-
H411 P273
P391
P501
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 0.51 mg/L(SIAP, 2008、EU-RAR, 2008)であることから、区分2となる。
慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がない(BIOWIN)が、生物蓄積性が測定されず(log Kow <-1.5(EU-RAR, 2008))、藻類(セネデスムス)72時間ErC50 > 10000 mg/L、魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 = 4128 mg/L(いずれもSIAP, 2008、EU-RAR, 2008)であることから、区分に該当しないとなる。
以上の結果を比較し、区分2とした。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

GHS関連情報トップページに戻る