項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 34014-18-1 |
名称 | 1-(5-tert-ブチル-1,3,4-チアジアゾール-2-イル)-1,3-ジメチル尿素(別名:テブチウロン) |
物質ID | m-nite-34014-18-1_v2 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類ガイダンス等(外部リンク) | ガイダンス一覧へ |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書へ |
FAQ(よくある問い合わせ) | よくある問い合わせへ |
情報源のリスト(Excelファイル) | 情報源のリストへ |
用語のリスト(Excelファイル) | 用語のリストへ |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortalへ |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1)~(2)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLD50:約 477 mg/kg(EPA Pesticides RED (1994)) (2)ラット(雌)のLD50:約 387 mg/kg(EPA Pesticides RED (1994)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50:> 5,000 mg/kg(EPA Pesticides RED (1994)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)からは、区分を特定できず、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50:> 3.696 mg/L(EPA Pesticides RED (1994)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた皮膚一次刺激性試験において、皮膚刺激性はみられなかった(EPA Pesticides RED (1994))。 (2)ウサギを用いた急性経皮毒性試験(14日観察)において、本物質200mg/kgを有傷皮膚に適用したところ、下痢と衰弱が進行して死亡した1例を除く全例で、皮膚刺激の兆候はみられなかったとの報告がある(HSDB (Accessed Sep. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた眼刺激性試験において、ごく軽度の刺激(適用1時間後に軽度の結膜充血)がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994))。 (2)ウサギを用いた眼刺激性試験において、角膜及び虹彩に刺激性はみられず、結膜に軽度で一過性の充血がみられたが、全例で7日後までに完全回復したとの報告がある(HSDB (Accessed Sep. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。(1)は標準的な試験法でないため採用しなかった。 【参考データ等】 (1)モルモットを用いた試験において2%溶液を3週間にわたり計9回経皮適用して誘導させ、最終適用の10及び25日後に惹起したところ、皮膚感作性はみられなかったとの報告がある(HSDB (Accessed Sep. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1) In vivoでは、用量の異なる2つのハムスターの骨髄細胞を用いた姉妹染色分体交換(SCE)試験(経口投与)で陰性の結果が得られている(HSDB (Accessed Spt. 2020))。 (2) In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、ラット初代肝細胞を用いたUDS試験で陰性、ほ乳類培養細胞を用いた遺伝子変異試験で弱陽性(+S9)及び陰性(-S9)であった。ほ乳類培養細胞を用いた染色体異常試験では細胞毒性のみられる最高濃度で陽性(+/-S9)の結果が示された(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Spt. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)国内外の分類機関による既存分類結果では、EPAでグループD(Not Classifiable as to Human Carcinogenicity)に分類されている(EPA Pesticides RED (1994)、EPA Annual Cancer Report 2018 (Accessed Spt. 2020):1993年分類)。 (2)ラット及びマウスを用いた2年間混餌投与による発がん性試験では、発がん性は認められなかった(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Spt. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、生殖毒性がみられなかったとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Spt. 2020))。 (2)ラットを用いた混餌投与による三世代生殖毒性試験において、生殖毒性がみられなかったとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994))。 (3)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、発生毒性がみられなかったとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994))。 (4)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験において、発生毒性がみられなかったとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Spt. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(中枢神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より区分2の範囲で中枢神経系に関連した症状がみられると推定されることから、区分2(中枢神経系)とした。 【根拠データ】 (1)ラット、マウス、イヌなどを用いた複数の単回経口投与試験において運動失調、食欲不振、呼吸困難、体温低下、被刺激性亢進、正向反射消失、嘔吐、振戦など中枢神経に関連した症状がみられたとの報告がある。これらの試験ではラット、マウス、イヌのLD50値として、477/387 mg/kg(雄/雌)、528/620 mg/kg(雄/雌)、> 500 mg/kg、が報告されている。(EPA Pesticides RED (1994))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(6)について、膵臓でみられた腺房細胞の空胞化、相対重量増加は、他に炎症性反応など重要な変化を伴う所見ではない。また、肝臓、腎臓の臨床検査所見がみられるが、これらはいずれも軽度の所見であり、病理組織学的変化がみられていない、。よって、膵臓、肝臓、腎臓は標的臓器に採用しなかった。以上より、経口、経皮経路では区分に該当しないが、吸入経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による90日間経口投与試験において、125 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で肝・腎・性腺の相対重量増加、膵臓腺房細胞の軽度空胞化がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Sep. 2020))。 (2)イヌを用いた混餌投与による90日間経口投与試験において、1,000 ppm(50 mg/kg/day、区分2の範囲)で甲状腺相対重量増加が、2,000 ppm(100 mg/kg/day、区分2の範囲)で食欲不振、体重低下、BUN増加(雌)、ALP増加(雄)、脾臓相対重量増加(雌)がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Sep. 2020))。 (3)イヌを用いた1年間経口投与試験において、50 mg/kg/day(区分2の範囲)で食欲不振(雌)、下痢、嘔吐、血液影響(血小板数増加)(雄)、ALT増加、ALP増加(雄)、肝臓絶対相対重量増加、腎臓・甲状腺相対重量増加(雄)がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Sep. 2020))。 (4)ラットを用いた混餌投与による3ヵ月間経口投与試験において、250 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で摂餌量・食餌効率減少、膵臓腺細胞の軽度~中程度のび漫性空胞化(壊死・炎症性反応を伴わない)がみられたとの報告がある(HSDB (Accessed Spt. 2020))。 (5)ラットを用いた混餌投与による2年間経口投与試験において、1,600 ppm(80 mg/kg/day、区分2の範囲)で腎臓相対重量増加、膵臓腺細胞の空胞化がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Sep. 2020))。 (6)ウサギを用いた21日間経皮投与試験において、1,000 mg/kg/day(90日換算:233 mg/kg/day、区分該当しない範囲)で軽度の紅斑、血糖値の上昇がみられたとの報告がある(EPA Pesticides RED (1994)、HSDB (Accessed Sep. 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(珪藻、ムレミカヅキモ)5日間EC50 = 0.05 mg/L(EPA Pesticides RED, 1994)であることから、区分1とした。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(ファットヘッドミノー)の28日間NOEC = 9.3 mg/L(OPP Pesticide Ecotoxicity Database)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(藻類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、藻類(珪藻、ムレミカヅキモ)の5日間EC50 = 0.05 mg/L(EPA Pesticides RED, 1994)から、区分1となる。 以上の結果を比較し、区分1とした。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
|