NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
項目 情報
CAS登録番号 35400-43-2
名称 ジチオりん酸O-エチル-O-(4-メチルチオフェニル)-S-n-プロピル
物質ID m-nite-35400-43-2_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない物質。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品ではない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない
-
-
- - may burn but does not ignite readily(HSDB(2005))の記載より区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない物質。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - may burn but does not ignite readily(HSDB(2005))の記載により区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 水溶性のデータがあることより、水反応性ではないとして区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 分類できない
-
-
- - フッ素、塩素は含まない。酸素はリンと結合しているが、酸化性のデータがなく、分類できないとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
ラット LD50:100-300mg/kg(ACGIH(2001))、オス 107-304mg/kg、メス 65-275mg/kg(PATTY(5th, 2001)の記載より区分3に分類した。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 区分3


危険
H311 P302+P352
P361+P364
P280
P312
P321
P405
P501
ウサギ LD50:オス 820m/kg、メス 994mg/kg(PATTY(5th, 2001))、800-1000m/kg(ACGIH(2001))の記載より区分3に分類した。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
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- - データがなく分類できない。(常温では蒸気の発生は無視できる。) 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。(マウス、ハムスターLC50>0.49mg/L/4H(PATTY(5th, 2001))のデータがあり、区分3、4が想定できる。) 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギの試験で刺激性なし(ACGIH(2001))の記載より区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギの試験で刺激性なし(ACGIH(2001))の記載より区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できないとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
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- - 純品を使用したモルモットによる試験で陰性であったため区分外とした。(最終使用製品を使用した試験では陽性という結果もある。) 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - マウス優性致死試験(ACGIH(2001))、マウス小核試験(PATTY(5th, 2001))で陰性、及びin vitroの試験(エームズ試験、姉妹染色体分体交換試験)でも陰性(ACGIH(2001)、PATTY(5th, 2001))の記載より区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - マウス及びイヌの試験で発がん性は認められなかった(PATTY(5th, 2001))の記載があり、ACGIHでA4に分類されていることより区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 区分に該当しない
-
-
- - ラット、ウサギを使用した妊娠動物への経口投与試験で胎児毒性、及び催奇性は認められなかったが、母体毒性(摂餌量、体重の減少)が認められた(ACGIH(2001))、ラットを使用した妊娠動物への経口投与試験で母体毒性、胎児毒性、及び催奇性は認められなかった(PATTY(5th, 2001))、及びラットの3世代試験(吸入暴露)で生殖毒性は認められなかった(ACGIH(2001))の記載より区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(神経系)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
ヒトの急性毒性症状として頭痛、めまい、痙攣、呼吸不全等の中枢神経の抑制、及び縮瞳、不整脈、筋攣縮等神経系への影響が見られる(EHC 63(1986))、(ICSC(1993))、(HSDB(2005))、またラットの単回投与試験で、区分1のガイダンス値内の投与量で血清、赤血球、脳内のコリンエステラーゼ活性の抑制が認められた(PATTY(5th, 2001))との記載より区分1(神経系)に分類した。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(神経系)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
ラットを使用した経口、及び吸入反復投与試験で、区分1のガイダンス値内でコリンエステラーゼ活性の抑制が認められた(ACGIH(2001))、(PATTY(5th, 2001))、またヒトの慢性毒性症状として頭痛、脱力、記憶力低下、睡眠障害、食欲減退、失見当識、手足のふるえ等が見られる(HSDB(2005))の記載より区分1(神経系)に分類した。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50=0.75ppb(AQUIRE、2003)から、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性が区分1、急速分解性がないと推定され(BIOWIN)、生物蓄積性があると推定される(log Kow=5.48(PHYSPROP Database、2005))ことから、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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