項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 3689-24-5 |
名称 | オキシビス(チオホスホン酸)O,O,O',O'-テトラエチル【スルホテップ】 |
物質ID | m-nite-3689-24-5_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類ガイダンス等(外部リンク) | ガイダンス一覧へ |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書へ |
FAQ(よくある問い合わせ) | よくある問い合わせへ |
情報源のリスト(Excelファイル) | 情報源のリストへ |
用語のリスト(Excelファイル) | 用語のリストへ |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortalへ |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 可燃性であるが、引火点に関する情報が見当たらないので、UNRTDG クラス6.1に基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団としてP-O結合を含むが、UNRTDG クラス6.1に基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDG クラス6.1に基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 炭素、水素以外の元素と結合している酸素を含むが、UNRTDG クラス6.1に基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 鉄を腐食するという記載(Merck(13th, 2001))があるが、そのほかのデータがないために分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分2 |
危険 |
H300 | P301+P310 P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットの10データ(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999))から計算処理によって得たLD50=5.35 mg/kgに基づき区分2とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分1 |
危険 |
H310 | P302+P352 P361+P364 P262 P264 P270 P280 P310 P321 P405 P501 |
ラットLD50=262 mg/kg(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999))と、ウサギの2データ(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999))の内低い方のLD50=5 mg/kgとを比較して、低い方のLD50=5 mg/kgに基づき区分1とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHS定義による液体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分1 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
本物質の飽和蒸気圧濃度は0.2 ppmであるから吸入実験はミストの状態で行われたと考えられる。ラットの2データ(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))の内低い方のLC50=0.038 mg/Lに基づき区分1とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ウサギにおいては皮膚刺激性を認めなかったとの成績がある(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))が、ヒトでは皮膚を刺激し、障害を与えるとの多くの記載(ACGIH(2005), ICSC(J)(1999), HSDB(2005), HSFS(2000), SITTIG(2002))がある。ヒトでの障害や刺激性の具体的内容や程度についての記載がないため、危険の大きい側をとって区分2とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
ウサギで眼に刺激、発赤を認めたが24時間内に回復したとの記載(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))、およびヒトで眼を刺激し、痛みやかすみ目を生じるとの記載(ICSC(J)(1999), HSFS(2000), SITTIG(2002))に基づき、区分2Bとした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | ヒトで慢性的暴露により接触皮膚炎を生じたとの記載(HSDB(2005))があるが、1件のみであり、症例数も不明であるため、データ不足のため分類できないとした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ヒト経世代疫学の成績はなく、マウスによる優性致死試験(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))及びマウス骨髄細胞による小核試験(DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))でいずれも陰性であったことに基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ACGIHでA4に分類されていること(ACGIH(2005))に基づき区分外とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
7 | 生殖毒性 | 区分2 |
警告 |
H361 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ラット及びウサギによる複数の器官形成期投与試験(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))、ならびにラットによる2世代投与試験(DFGOT vol.13(1999))において親の生殖、児の発生・発育への影響は認められなかったが、ラット器官形成期投与試験の1試験において、母動物に毒性が見られた用量で吸収胚の増加と胎児体重の低下が見られた(DFGOT vol.13(1999))。このデータに基づき区分2とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(神経系)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370 H335 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ラット、マウス、ウサギ、イヌ、ネコを用いた多くの動物実験において、区分1のガイダンス値範囲内の用量で典型的な有機燐化合物中毒の症状と中枢及び末梢神経におけるコリンエステラーゼ阻害が記載されている(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))。ヒトでも頭痛、悪心・嘔吐、下痢、めまい、脱力、筋肉痛、不安、息苦しさ、流ぜん、流涙、うとうと状態など有機燐化合物中毒の症状が記載されている(ACGIH(2005), PATTY(5th, 2001))。また、ヒトで「吸入すると肺を刺激し、咳や息苦しさを生じる。」との記載がある(HSFS(2000))。以上のことから、区分1(神経系)、区分3(気道刺激性)とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(神経系、肺) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
ラットおよびイヌへの経口投与試験において、区分1のガイダンス値範囲内の用量で赤血球および/または血漿中のコリンエステラーゼの阻害とこれと関連した痙攣、振せん、嘔吐、下痢などの症状が見られたこと(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))に基づき区分1(神経系)とした。また、ラット吸入試験において、区分1のガイダンス値範囲内の用量で肺浮腫とそれによる肺の重量(絶対重量および相対重量)増加が記載されていること(ACGIH(2005), DFGOT vol.13(1999), PATTY(5th, 2001))に基づき区分1(肺)とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間LC50=0.23μg/L(AQUIRE、2003)から、区分1とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=3.99(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分1とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
|