NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 4292-10-8
名称 [(3-ドデカンアミドプロピル)(ジメチル)アンモニオ]アセタート
物質ID m-nite-4292-10-8_v2
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関する原子団を含まない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素以外の元素と化学結合していない。なお、旧分類のデータを見直し、性状を変更した。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。旧分類のデータを見直し、性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関する原子団を含まない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。なお、新たな知見に基づき旧分類の性状を変更した。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ】
(1)In vivoでは、本物質の類似物質であるC8-18 and C18 unsatd. AAPB(CAS登録番号:147170-44-3)の30%水溶液について、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(GLP、2日間腹腔内投与)において、20及び200 mg/kgの2回投与(24時間間隔)で陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022)、SIAR (2006))。
(2)In vitroでは、C8-18 and C18 unsatd. AAPBを被験物質とした複数の細菌を用いた復帰突然変異試験、及び本物質の類似物質であるC8-18 AAPB(CAS登録番号:97862-59-4)を被験物質としたマウスリンパ腫L5178Y細胞を用いた遺伝子変異試験でいずれも陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed Oct. 2022))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)C8-18 AAPB(CAS登録番号:97862-59-4)の28.9%水溶液について、妊娠ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG414、GLP、100~1,000 mg/kg/day)において、明瞭な母動物毒性(死亡1例、体重増加抑制、摂餌量減少、胃の異常(胃粘膜の肥厚等))がみられる高用量(1,000 mg/kg/day)において、早期及び後期吸収胚数の増加、胎児の低体重がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed 2022)、SIAR (2006))。
(2)C8-18 AAPB(CAS登録番号:97862-59-4)について、ラットを用いた強制経口投与による生殖毒性試験(OECD TG408、GLP、75~300 mg/kg/day)において、最高用量(300 mg/kg/day)まで、雌雄生殖器官への有害性所見はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed 2022))。
(3)C8-18 and C18 unsatd. AAPB(CAS登録番号:147170-44-3)について、ラットを用いた混餌投与による生殖毒性試験(OECD TG408、GLP、9.5~247 mg a.i./kg bw/day)において、最高用量(247 mg a.i./kg/day)まで、雌雄生殖器官への有害性所見はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed 2022))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)C8-18 and C18 unsatd. AAPB (30%、CAS登録番号:147170-44-3)について、ラットを用いた単回強制経口投与試験において、死亡例が生じた5 mL/kg(純品換算:約1,500 mg/kg、区分2の範囲)以上で、自発運動減少、協調性障害、異常姿勢、立毛、下痢、皮膚/粘膜のチアノーゼ、体温低下がみられ、死亡例では胃腸管の赤色化がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。
(2)C8-18 AAPB(39.2%、CAS登録番号:97862-59-4)について、ラットを用いた単回経口投与試験において、5,000 mg/kg(純品換算:1,960 mg/kg、区分2の範囲)で、死亡(雄2/5、雌1/5)、円背姿勢、嗜眠、不規則呼吸、肛門-生殖器周囲の汚れ、顔面の汚れ、流涙、下痢がみられ、死亡例の剖検で肺と胃腸管の赤色化がみられたとの報告がある(REACH登録情報(Accessed Nov. 2022))。
(3)C8-18 and C18 unsatd. AAPB (31%、CAS登録番号:147170-44-3)について、ラットを用いた単回経皮投与試験において、2,000 mg/kg(純品換算:620 mg/kg)で、適用部位皮膚に紅斑、落屑、過角化などの局所影響がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022)、SIAR (2006))。


令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、経口経路では標的臓器を特定できず、その他の経路ではデータ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1)本物質におけるラットを用いた2週間強制経口投与試験において、300 mg/kg/day(純品、90日換算:14 mg/kg/day以上)で立毛、流涎、前胃部肥厚が一部にみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。

【参考データ等】
(2)C8-18 AAPB(30%、CAS登録番号:97862-59-4)におけるラットを用いた28日間強制経口投与試験(OECD TG407、GLP、5日/週)において、最高用量の1,000 mg/kg/day(純品、90日換算:67 mg/kg/day、区分2の範囲)で、前胃の所見(肥厚、アカントーシス、粘膜下浮腫、潰瘍、過形成等)以外に投与に関連した毒性影響は見られなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022)、SIAR (2006))。
(3)C8-18 AAPB(30%、CAS登録番号:97862-59-4)におけるラットを用いた90日間強制経口投与試験(OECD TG408、GLP、5日/週)において、500 mg/kg/day(純品、90日換算:108 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)以上で前胃の刺激性変化(胃炎)がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022)、SIAR (2006))。
(4)C8-18 and C18 unsatd. AAPB (35%、CAS登録番号:147170-44-3)におけるラットを用いた13週間混餌投与試験において、0.4%(288 mg/kg/day、純品換算:91 mg/kg/day)以上で盲腸重量増加がみられたが、1%(731 mg/kg/day、純品換算:247 mg/kg/day)まで投与に関連した毒性影響は見られなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。


令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分2
-
-
H401 P273
P501
藻類(デスモデスムス属)72時間ErC50 = 3.15 mg/L(REACH登録情報, 2022)であることから、区分2とした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分2


-
H411 P273
P391
P501
急速分解性に関する十分なデータが得られていない。藻類(デスモデスムス属)の72時間NOErC = 0.3 mg/L(REACH登録情報, 2022)から、区分2とした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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