NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 513-35-9
名称 2-メチル-2-ブテン
物質ID m-nite-513-35-9_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分2


危険
H225 P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P501
引火点-45℃ [密閉式](IUCLID(2000))は < 23℃ であり、かつ、初留点38.56℃(Lide(88th, 2008))は >35℃ であることから、区分2に該当する。なお、UNRTDG(UN2460)でクラス3PGIIである。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 タイプG
-
-
- - 分子内に自己反応性に関連する原子団(不飽和結合)を含むが、安定剤(p-ターシャリーブチルカテコール(SIDS(2004)))を含みUNRTDG(UN2460)でクラス3PGIIであり、上位のクラス4.1(自己反応性)には該当しないと考えられるのでタイプGと判断した。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点275℃(Lange(16th, 2005))は70℃を超えている。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 低沸点の液体に適した試験方法が確立していない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
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- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットLD50値1000 - 1700 mg/kg(GLP準拠)(SIDS(2004))から区分4とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
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-
- - ラットLD50値 > 2000 mg/kg bw(GLP準拠)(SIDS(2004))からJIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外)とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHS定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分に該当しない
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- - ラットLC50値 > 61000 ppm/4h(6.1%(v/v))(換算値=175 mg/L)(GLP準拠)(SIDS(2004))から、区分外とした。なお、飽和蒸気圧濃度605263 ppmであり試験は「ミストがほとんど混在しない蒸気」で行われていると判断しガスの基準値を適用した。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
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- - ウサギの皮膚に0.5 mLを24時間適用したDraize Test(GLP準拠)で、PDIIは 1.79で軽度の刺激性(slightly irritating)との結果(SIDS(2004))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分3)とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
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- - ウサギを用いた眼刺激性試験(GLP準拠)で、滴下後24、48、72時間のDraize Scoreは何れも0で、刺激性なし(not irritating)との結果(SIDS(2004))に基づき、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
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- - モルモットを用いた皮膚感作性試験(Maximaization test: GLP準拠)で陽性率0%(動物20匹中0匹)であり、皮膚感作性なし(not sensitizing)との結果(SIDS(2004))に基づき、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
マウス及びラットに吸入投与による赤血球を用いた小核試験(体細胞in vivo 変異原性試験)の陽性結果(SIDS(2004))に基づき区分2とした。なおAmes試験(SIDS(2004))およびラット肝細胞を用いた染色体異常試験(IUCLID(2002))において陰性であった。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
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- - ラットの吸入ばく露による反復投与・生殖/発生毒性併合スクリーニング試験(OECD TG422 GLP 準拠)において、性周期、交尾能、受胎率など親動物の性機能および生殖能について各群間で差はなく、また、授乳4日までの仔の生存及び成長にも悪影響は認められず、生殖発生毒性の証拠は見出されなかった(SIDS(2004))と述べられているが、本試験はスクリーニング試験であり、特に催奇形性に関する分娩前の胎仔検査のデータはなくデータ不足により「分類できない」とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
ラットの吸入ばく露試験(蒸気)(GLP準拠)で、61000 ppm/4hの用量で死亡はなく観察期間終了後の剖検での肉眼的及び顕微鏡学的検査でも本物質による影響は見られなかったが、麻酔作用を示し、ばく露後30分以内に回復が見られた(SIDS(2004))こと、また、ラットに経口投与後の症状にも嗜眠の記載があること(SIDS(2004))から、区分3(麻酔作用)とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
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- - ラット吸入ばく露(蒸気)による28日間の反復投与・生殖/発生毒性併合試験(OECD TG422 GLP準拠)において、区分2のガイダンス値(1.0 mg/L/6h以下)を超えた用量の7000ppm/6h(20 mg/L/6h)(90日換算:6.25 mg/L/6h)で、脾臓における髄外造血の発生率の減少、雄の鼻道における杯細胞過形成の増加、雌で軽微な小葉中心性肝細胞肥大が認められ、また2000ppm(5.2 mg/L/6h)(90日換算:1.6 mg/L/6h)以上の雄で、心筋の炎症性心臓病変の程度並びに腎臓の皮質および髄質尿細管の好塩基化の軽度増強が認められた(SIDS(2004))。しかし、本試験では区分2のガイダンス値付近の用量での所見がなくデータ不足により分類できない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分2
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-
H401 P273
P501
魚類(ニジマス)による96時間LC50 = 1.99 mg/L(SIDS, 2004)であることから、区分2とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分2


-
H411 P273
P391
P501
急性毒性区分2であり、急速分解性がない(SIDS, 2004)ことから、区分2とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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