NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 5131-66-8
名称 プロピレングリコールノルマルブチルエーテル
物質ID m-nite-5131-66-8_v1
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項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分4
-
警告
H227 P370+P378
P210
P280
P403
P501
引火点63℃(ICSC(2005), ICSC(J)(2005))でに基づいて、区分4にした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団、および自己反応性に関連する原子団を含んでいない。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点が260℃(ICSC(2005), ICSC(J)(2005))で、70℃以上である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50として二次文献からのデータを除き、3300 mg/kg(OECD TG 401)、1900 mg/kgおよび2500 mg/kgの3つのLD50値(SIDS, access on 7. 2008)が得られた。うち2試験が区分外に該当し、その中の1試験はOECD TG 401に準拠した最も信頼性の高いデータであることから「区分外」とした。(JISの分類基準に基づくが、国連GHS分類では区分5に相当する) 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50として、>2000 mg/kg(OECD TG 401)および2640 mg/kg、ウサギ LD50として、>2000 mg/kg、3133 mg/kg、3100 mg/kgおよび1400 mg/kgがそれぞれ得られた(SIDS, access on 7. 2008)。ラットでは2試験中2試験、ウサギでは4試験中3試験が区分外に該当することから区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義による液体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - ラットのLC50として、LC50 >3.52mg/L/4h およびLC50 > 5.83mg/L/8h(>7.04 mg/L/4h)(飽和蒸気圧9.97mg/L)が得られたがどちらも動物は死亡していない(SIDS, access on 7. 2008)ため区分が特定できないため分類できないとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
ウサギを用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404)において、試験物質原液または75%水希釈液を4時間適用した場合の皮膚一次刺激指数はそれぞれ4.0または2.5であり、中等度の刺激性の評価結果(SIDS(2000))に基づく。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギ眼に試験物質の100%液を適用した試験(OECD Guideline 405)において、軽度の角膜混濁(スコア0)、虹彩静脈の浮腫(スコア0.2)、時に重度の結膜浮腫(スコア2.2)および発赤(スコア1.0)を認め中等度の刺激性(moderately irritating)と評価された(SIDS(access on 7. 2008))が、全て7日以内に消失している(SIDS(access on 7. 2008))ことから区分2Bとした。
平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - モルモットを用いた皮膚感作性試験(Buehler Test:OECD Guideline 406)において、惹起による皮膚反応を全く認めず感作性なし(not sensitizing)との結果(SIDS, access on 7. 2008)に基づいて区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - in vitro変異原性試験(エームス試験、染色体異常試験、マウスリンパ腫試験)における陰性結果(SIDS, access on 7. 2008)のみであり、in vivoのデータがなく分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - ラットおよびウサギの器官形成期に経皮投与した試験(SIDS(access on 7. 2008))、マウスの器官形成期に経口または皮下注射した試験(PATTY(5th, 2001))のいずれの試験も、母動物の一般毒性、胎児毒性および催奇形性は認められなかったと報告されているが、親動物の交配前からのばく露による性機能および生殖能に対する影響についてはデータがない。したがってデータ不足のため分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
ラットに1800~3200 mg/kgを経口投与後、嗜眠、昏睡などの症状が現れ、生存動物では2日以内に回復している(SIDS(access on 7. 2008))ことから区分3(麻酔作用)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分に該当しない
-
-
- - ラットを用いた31日間吸入ばく露、13週間経口ばく露、13週間経皮ばく露、およびウサギを用いた13週間経皮ばく露による各試験のNOAELは、それぞれ3.244 mg/L(90日補正用量:1.117 mg/L)、350 mg/kg/day、880 mg/kg/day、および1000 mg/kg/dayであり(SIDS(access on 7. 2008))、いずれもガイダンス値区分2の上限を超えていることから、NITEにより区分に該当しないとした。なお、これらの各試験ともばく露に関連する目立った影響はほとんどなく、唯一ラット13週間経口ばく露試験の高用量(1000 mg/kg/day)で、組織学的変化を伴わない肝臓と腎臓重量の増加と一部臨床検査値の変化が認められている(SIDS(access on 7. 2008))。政府による分類では「区分外(経口、経皮、吸入)」という条件付きである。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分に該当しない
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- - 魚類(グッピー)の96時間LC50 560-1000 mg/L、甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 > 1000 mg/L、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の96時間EC50 > 1000 mg/L(いずれもSIDS, 2005)から、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分に該当しない
-
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- - 難水溶性でなく(水溶解度=4.21E+004 mg/L(PHYSPROP Database、2008))、急性毒性が区分外であることから、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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