項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 57-06-7 |
名称 | イソチオシアン酸アリル |
物質ID | m-nite-57-06-7_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点46℃(密閉式)(ICSC(1997))に基づいて区分3とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | タイプG |
- |
- | - | 分子内に自己反応性に関連する原子団(不飽和結合)を含むが、UNRTDGで国連分類UN1545、クラス6.1、副次危険3、PGII(安定剤(BHT)を含むもの)であり、タイプGと判断した。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDGで国連分類UN1545、クラス6.1、副次危険3、PGII(安定剤を含むもの)であり、優先評価のクラス4.2、PGIには該当しない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立されていない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属又は半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として、339 mg/kg、490 mg/kg の報告(NTP TR234(1982)、IARC 73(1999)、EPA Pesticide(1993))に基づき、区分4とした。 |
平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分2 |
危険 |
H310 | P302+P352 P361+P364 P262 P264 P270 P280 P310 P321 P405 P501 |
ウサギのLD50値として、88 mg/kg の報告(RTECS(2008)、E.H. Vernot, et al.,(1977))に基づき、区分2とした。 |
平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ヒトに対し「粘膜を刺激し、湿疹様又は小水疱性皮膚反応を生じる」及び「本物質は皮膚、粘膜に対し強い刺激性を起こす」(IARC 73(1999))との記述に基づき区分2とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、HSDB(Access on December 2013)には、本物質は非常に強い刺激臭を有し、その蒸気は視力障害を伴う角膜炎を引き起こす可能性があるとの記載がある。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
本物質は感作性物質としてFrosch接触アレルゲンリスト(Frosch et al. Contact Dermatitis 5th Ed.(2011))に収載されていることから、区分1とした。なお、旧分類でIUCLD(2000)の情報が報告されていたが、今回の見直しでは確認できなかった。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。すなわち、in vivoでは、マウス及びラットの優性致死試験で陰性(IARC 73(1999))、マウス骨髄細胞及び末梢血の小核試験、マウス及びラット骨髄細胞の染色体異常試験で陰性(マウス骨髄細胞の染色体異常試験で"equivocal(あいまいな結果)"との結果あり)、マウス骨髄細胞の姉妹染色分体交換試験で陽性である(NTP DB(Access on September 2013)、IARC 73(1999))。In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験及び哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性、陽性の結果が存在し、マウスリンフォーマ試験で陽性である(NTP DB(Access on September 2013)、IARC 73(1999))。なお、マウス骨髄細胞の姉妹染色分体交換試験での陽性結果は、媒体にDMSOを用い腹腔内投与した知見であり、妥当性に疑問がある。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | IARCによりグループ3に分類されている(IARC 73(1999))ことから、分類ガイダンスの改訂により「分類できない」とした。なお、ラット及びマウスの103週間経口投与試験が実施されており、ラットでは、雄の膀胱に対照群では認められなかった移行上皮乳頭腫の発生、また、雌の皮下組織に線維肉腫の発生増加傾向を示したが、マウスでは腫瘍発生頻度の増加は認められなかった。その結果、ラット雄に発がん性があり、雌は発がん性が不確実、マウスでは雌雄ともに発がん性なしとの報告がある(NTP TR234(1982))。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた経口経路(強制)での発生毒性試験において、母動物毒性がみられる用量においても胎児に影響がみられていないとの報告がある(IARC 36(1985))。また、マウス、ラット、ハムスター、ウサギを用いた経口経路(強制)での発生毒性試験において、いずれの動物種でも投与に関連した母体の毒性及び催奇形性は認められなかったが、マウスでのみ最高用量群(28 mg/kg/day)で胎児の死亡及び吸収胚の増加がみられたが有意ではなかった(死亡又は吸収、高用量群:38/276;対照群:15/264、平均生存胎児/腹、高用量群:9.92;対照群:11.3)との報告がある(IARC 36(1985))。母体に毒性が認められていない用量での発現であるが有意でないこと、生殖能に関する試験報告が得られていないことから分類できないとした。 |
平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、ラットの強制経口投与(200-400 mg/kg)により回復性の不活発、流涙、粗毛がみられ(NTP TR234(1982))、マウスの強制経口投与試験(100-800 mg/kg)では不活発、粗毛、胃粘膜表面の肥厚と壊死がみられた(NTP TR234(1982))。胃粘膜の所見は本物質の刺激性に起因するものと考えられる。その他の所見は特定標的臓器に区分するに足らないと判断し、分類できないとした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(肝臓、腎臓、膀胱) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットの6週間強制経口投与試験において、区分2に該当する用量(40 mg/kg/day;(90日換算値:18.5 mg/kg/day))で腎臓への影響(腎機能低下に関連した組織変化)がみられた(IARC 73(1999))との記述、並びにラット及びマウスの2年間強制経口投与試験において、区分2の用量範囲(12-25 mg/kg/day)で、膀胱移行上皮の過形成(ラット)、肝臓の細胞質の空胞化(マウス)がみられた(NTP TR234(1982))との記述より、区分2(肝臓、腎臓、膀胱)とした。なお、旧分類ではNTPの14日間及び13週間投与試験の結果のみで分類しているが、今回はIARCの記述、NTPの2年間投与試験の結果も考慮し、標的臓器を特定した。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
魚類(メダカ)による96時間LC50=0.077 mg/L(ECETOC TR91, 2003)であることから、区分1とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
急速分解性がなく(BIOWIN)、魚類(メダカ)28日間NOEC = 0.0085 mg/L(ECETOC TR91, 2003)であることから、区分1とした。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成25年度(2013年度) | ガイダンスVer.1.0 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
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