NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 57044-25-4
名称 R-2,3-エポキシ-1-プロパノール
物質ID m-nite-57044-25-4_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関する原子団を含まない。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分4
-
警告
H227 P370+P378
P210
P280
P403
P501
ICSCによる引火点は72℃(密閉式)であることから「区分4」に該当する(RS体)。②UN 2351、クラス3(RS体)。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 分類できない
-
-
- - 自己反応性に関する原子団(エポキシ基)を含むが、試験データがなく、分類できない。(EUではリスク警句をR2(衝撃、摩擦、火気またはその他の着火源により爆発のリスク)としている。) 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点が415℃(ICSC)との情報があり、常温では発火しない。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - フッ素および塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を含まない有機化合物である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データ不足で分類できない(EUのリスク警句ではR34(やけどを引き起こす)としている。) 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
R体のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)でのラット経口投与でのLD50=420mg/kg(CERIハザードデータ集(2002))から、区分4とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 区分4


警告
H312 P302+P352
P362+P364
P280
P312
P321
P501
R体のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)でのウサギによる経皮投与でのLD50=1980mg/kgから(CERIハザードデータ集(2002)、PATTY 5th(2001))、区分4とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分3


危険
H331 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P311
P321
P405
P501
R体のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)でのラットによる吸入暴露(4時間)でのLC50=580ppmから(CERIハザードデータ集(2002)、PATTY 5th(2001))、区分3とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
R体のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)ウサギの皮膚に適用した試験で、重篤な刺激性が見られていることから(CERIハザードデータ集(2002)、PATTY 5th(2001))、区分2とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
R体のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール体(CAS No. 556-52-5)ウサギの眼に適用した試験で、重篤な刺激性が見られているが、不可逆的ではないことから(CERIハザードデータ集(2002)、PATTY 5th(2001))、区分2Aとした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
マウス骨髄において、染色体異常並びに姉妹染色分体交換が見られていることから(RTECS Access on Nov. 2007)、区分2とした。なお、in vitro復帰突然変異試験でも陽性である(RTECS Access on Nov. 2007)。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分1B


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)についてはIARCがグループ2A、日本産業衛生学会が2Aに分類している(IARC 77 (2000)、日本産業衛生学会(2004))ことより区分1Bとした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
本物質のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)では、ラットへの経口投与試験において、精子数の減少、精巣の萎縮、オスラットの生殖障害が見られている(CERIハザードデータ集(2002)、DFGOT vol. 20(2003))。親動物への影響は明確ではないが、この結果から区分2とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)



危険
警告
H370
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
本物質のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)では、ラットへの経口投与試験において、振戦、中枢神経系への影響、吸入暴露により、呼吸機器への刺激が見られている(CERIハザードデータ集(2002))。これらの影響は、区分1に相当する用量で見られたことから、区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(中枢神経系、腎臓、脾臓、肝臓、消化器系)


警告
H373 P260
P314
P501
本物質のデータは無いが、2,3-エポキシ-1-プロパノール(CAS No. 556-52-5)では、動物試験において、脳の脱髄、腎臓の尿細管上皮の変性壊死、脾臓の繊維化、肝臓の凝固壊死、前胃の粘膜上皮の過形成が見られた(CERIハザードデータ集(2002))。これらの影響は区分2に相当する用量で見られたことから、区分2(中枢神経系、腎臓、脾臓、肝臓、消化器系)とした。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
-
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- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成19年度(2007年度) マニュアル(H18.2.10 版)/技術上の指針(H17.12.6版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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