NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 6164-98-3
名称 N'-(2-メチル-4-クロルフェニル)-N,N-ジメチルホルムアミジン
物質ID m-nite-6164-98-3_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団、あるいは自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 用途が農薬であり、常温の空気と接触しても自然発火しない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 塩素を含む有機化合物であるが、この塩素が炭素以外の元素と化学結合していない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
ラットにおける経口LD50データ(250, 340, 123, 301, 178, 265, 460 mg/kg, EHC199(1998)、150, 220, 170 mg/kg, JMPR206(1972))に基づき、計算式を用い算出した値(LD50 = 192 mg/kg)から、区分3とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(経皮) 区分3


危険
H311 P302+P352
P361+P364
P280
P312
P321
P405
P501
ラットにおける経皮LD50 = 640, 337, 263 mg/kg(EHC199(1998))に基づき、計算式を用い算出した値(LD50 = 263 mg/kg)から、区分3とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分4


警告
H332 P304+P340
P261
P271
P312
ラットにおける吸入LC50(1hr)= 14.7 mg/L(4時間換算値4.35 mg/L)(JMPR206(1972))から、区分4とした。なお、本物質の飽和濃度はおよそ0.47ppm(3.7 mg/m3)(20℃)であり、吸入試験はミストの状態で行われたと推定される。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分3
-
警告
- - ウサギの皮膚をわずかに刺激するとの記述(EHC199(1998))から、区分3とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギの眼をわずかに刺激する(軽微な発赤および結膜浮腫、いずれも7日以内に回復)(EHC199(1998))との記述から、区分2Bとした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 本物質を扱う労働者に皮膚発疹が見られる(EHC199(1998), JMPR322(1975))ものの、アレルギー反応に起因したものと確認できず、データ不足により分類できない。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - マウスを用いた相互転座試験および優性致死試験、マウス精母細胞を用いた染色体異常試験、マウススポット試験の陰性結果がある(EHC199(1998); JMPR719(1985))ことから、区分外とした。なお、Ames試験は陰性と報告されている(EHC199(1998))。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
6 発がん性 区分に該当しない
-
-
- - IARC(IARC Suppl.7(1987))において、”Group 3(ヒトに対する発がん性について分類できない)”に分類されていることから、技術上の指針に従い区分外とした。なお本物質について、”クロルジメフォルムへの暴露とヒト膀胱がん発生との間の相関については、現在は説得力の弱い証拠のみである”(EHC(J)199(1998))とされており、また、EU分類ではCarc.cat 3(GHS区分2相当)に分類されている。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
7 生殖毒性 区分に該当しない
-
-
- - ラット3世代投与試験および催奇形性試験、ならびにウサギ催奇形性試験において、母体毒性用量で軽微な影響(哺育率の低下、仔の離乳時体重の減少、新生児胸骨の骨化不全等)が見られた(いずれもEHC199(1998))のみであることから、区分外とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(神経系、膀胱、腎臓、心血管系)、区分2(血液)


危険
警告
H370
H371
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
Priority 1の文書中、「急性中毒では疲労感、吐き気、食欲低下を起こし、重症例では、嗜眠、チアノーゼ、尿意促迫、膀胱炎、心血管作用(頻脈、徐脈、ECGの変化)、昏睡およびショックを起こす。」との記述があること(EHC199(1998))に加え、本物質の輸送に用いたタンクの洗浄に携わった労働者に、腹部痛、排尿障害および血尿を伴う急性出血性膀胱炎の症状が見られたこと(EHC199(1998))から、区分1(神経系、膀胱、腎臓、心血管系)とした。また、「血液に影響を与え、メトヘモグロビンを生成する」との記述(ICSC(J)(1994))から、区分2(血液)とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(膀胱、腎臓、心血管系、皮膚)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
Priority 1の文書中、本物質に職業的に慢性的に暴露されたヒトが、上記急性症状の一部に加え、血尿、膀胱炎、排尿困難、皮膚のかゆみと発疹(皮膚への暴露)等を示したとの報告がある(EHC199(1998), JMPR322(1975), JMPR719(1985))ことから、区分1(膀胱、腎臓、心血管系、皮膚)とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(ブルーギル)の96時間LC50=1mg/L(EHC199、1998)から、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性が区分1、生物蓄積性が低いと推定されるものの(log Kow=2.89(PHYSPROP Database、2005))、急速分解性がないと推定される(BIOWIN)ことから、区分1とした。 平成18年度(2006年度) マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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