NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 6165-51-1
名称 1,4-ジメチル-2-(1-フェニルエチル)ベンゼン
物質ID m-nite-6165-51-1_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分に該当しない
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- - 引火点425℃[開放式(COC](SIDS(2012))は>93℃であり、規定の密閉法測定でも93℃以下で引火することはないと考えられる。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
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- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
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- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
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-
- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
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健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
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- - ラットを用いた単回投与毒性試験(OECD TG 401、GLP)において、2000 mg/kgを投与し、死亡例は雌雄各5匹中雄が1匹、雌が2匹であった(厚労省報告(2001))ことから、LD50値は2000 mg/kg以上と推定され、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5に相当)とした。
平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
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- - GHSの定義における液体である。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
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- - in vivo試験のデータが無く分類できない。なお、in vitro試験として、エームス試験およびCHL/IU細胞を用いた染色体異常試験でいずれも陰性(厚労省報告(Access on Dec. 2012))が報告されている。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
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- - ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422、GLP、用量:0, 12・5, 50, 200 mg/kg/day)において、親動物では、200 mg/kg群の雄で投与後期に、雌で妊娠及び哺育期間中に体重の増加抑制あるいは増加抑制傾向が認められた。一方、生殖機能に関しては、性周期、黄体数、着床痕数、交尾率、受胎率及び交尾所要日数に被験物質投与の影響は認められなかった。また、分娩及び哺育期検査では、妊娠期間、出産率、出産児数、出生率、新生児数、死産率、性比、哺育0及び4日の新生児体重並びに4日の生存率に被験物質投与の影響はみられず、新生児の外表検査においても異常は認められなかった(厚労省報告(2001))。以上の結果から、投与による性機能・生殖能に及ぼす悪影響は示されなかったが、仔の発生に対しては、妊娠末期の胎仔検査のデータはなく、その影響についてはデータ不十分であり、分類できないとした。
平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
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- - ラットの単回投与毒性試験(OECD TG 401、GLP:)において、2000 mg/kg群の雄1例、並びに2000 mg/kg群の雌2例が死亡し、一般状態の観察では、投与日に各群で異常は認められなかったが、投与後1日に2000 mg/kg群の雌1例で緩徐呼吸及び横臥姿勢が認められ、2000 mg/kg群の雌雄で肛門周囲の汚れ及び自発運動の低下が認められた。病理学的検査では、生存例で各器官に肉眼的異常は認められなかったが、死亡した2000 mg/kg群の雄1例では、腎臓、胸腺に肉眼的及び組織学的に異常が認められ、また、死亡した2000 mg/kg群の雌1例では、肺で肉眼的、組織学的に変化が認められた(厚労省報告(2001))。以上の報告から、2000 mg/kgで一部死亡が見られているものの、生存例では異常はなく、標的臓器を特定することは困難なため分類できないとした。
平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(副腎)


警告
H373 P260
P314
P501
ラットの経口投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験(OECD TG 422、GLP、用量:0, 12・5, 50, 200 mg/kg/day)の結果、ガイダンス値範囲の区分2に相当する200 mg/kg群(90日換算:77.8 mg/kg/day)で雄の副腎における球状帯細胞肥大の発現頻度が増加した。球状帯細胞の肥大は、電解質バランスの不均衡により生じると考えられており、同群の雄では、尿量の増加も認められていることから、本変化との関連が疑われた(厚労省報告(2001))との記述により、区分2(副腎)とした。なお、50mg/kg以上の群の雄及び200 mg/kg群の雌で肝臓重量の高値、組織学的には小葉中心性の肝細胞肥大が認められたが、このような小葉中心性の肝細胞肥大は薬物代謝酵素の誘導に関連して生じることが知られており、本試験でも同様の機序により生じたものと考えられた(厚労省報告(2001))との記載から、分類に採用しなかった。
平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 0.25 mg/L(環境庁生態影響試験, 1999; SIDS, 2004)から、区分1とした。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 2003))、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 0.009 mg/L(環境庁生態影響試験, 1999; SIDS, 2004)であることから、区分1とした。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
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- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成24年度(2012年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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