NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 61789-28-4
名称 クレオソートオイル
物質ID m-nite-61789-28-4_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品ではない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 分類できない
-
-
- - 引火点が66℃よりも高い(above 66℃)との情報(CICAD 62(2004))から区分3または区分外と考えられるが、それ以外の情報がないため分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点が500℃(CICAD 62(2004))で70℃を超えている。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50=2524mg/kg(OECD TG 401準拠; CICAD 62(2004))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。なお、クレオソートオイル(CAS No.61789-28-4)の有害性についてはクレオソート油(CAS No.8001-58-9))の分類結果および有害性(安全衛生情報センター http://www.jaish.gr.jp/)を併せて参照のこと。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値(>3100mg/kg, >4200mg/kg, >2000mg/kg)およびウサギLD50値(>7950mg/kg)(CICAD 62(2004))は、いずれも区分4のガイダンス値を超えているため、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5または区分外)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
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- - ラットを用いた試験において、0.033 ml/L air(38.6mg/L/1h、9.68mg/L/4h)(飽和蒸気濃度)の濃度で1時間の吸入で死亡なしのデータがあるが、LC50がもとめられていないことから分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データが不十分のため、分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
ヒトにおいて軽度から重度の刺激性(mild to severe irritation)が見られたとの情報がある(CICAD 62(2004))ことから、区分2とした。なお、クレオソート(米国、64-451B)は、皮膚一次刺激性指数が6.1で、皮膚一次刺激物質と分類されている(CICAD 62(2004))。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギを用いた眼刺激性試験(CICAD 62(2004))において、血管充血を伴う結膜の発赤が認められ、7日以内に回復したとの情報から、区分2Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 分類できない
-
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 区分2


警告
H341 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
マウスの腹腔内投与による骨髄を用いた小核試験(体細胞in vivo変異原性試験)(CICAD 62(2004))において、陽性の結果が得られているが、生殖細胞in vivo遺伝毒性試験のデータがないため区分2とした。なお、in vitro変異原性試験:エームス試験、マウスリンフォーマアッセイは陽性、ヒトリンパ球を用いる染色体異常試験は陰性(CICAD 62(2004))である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 区分1B


危険
H350 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
IARCの分類がGroup 2Aであることから、区分1Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 区分1A


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
クレオソート暴露を受けた男性労働者の子孫において、脳腫瘍および神経芽細胞腫の増加が示唆されており(CICAD 62(2004))、また類縁物質情報ではあるが、ラットの器官形成期の経口ばく露により仔に口蓋裂や合指・欠指などの異常の増加などが認められたとの情報(ATSDR(2002))があることから、区分1Aとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
ラットの4時間吸入試験において呼吸数の低下や半昏睡状態が認められていることから(CICAD 62(2004))、区分3(麻酔作用)とした。なお、類縁物質情報としてヒトの気道刺激についての記述(HSDB(2003))もあるが、具体的なデータは示されていない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
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- - ラットの経口投与による1~5週間試験において、体重抑制、小腸、大腸等の消化器官重量変化と小腸の酵素の変化が記載されているが(CICAD 62(2004))、他の臓器に対する影響の有無のデータがなく、データ不十分のため分類できない。なお、類縁物質情報(ATSDR(2002))においては、区分外の用量において体重減少や盲腸における上皮過形成と慢性の炎症、胸腺の萎縮などが見られたとの情報がある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データなし。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
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- - データ不足により分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
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- - データ不足により分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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