NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 62476-59-9
名称 アシフルオルフェンナトリウム塩
物質ID m-nite-62476-59-9_v1
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項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 分類できない
-
-
- - 爆発性に関わる原子団(N-O)を含んでいるが、データがなく分類できない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - 可燃性である(This chemical is a combustible solid but does not easily ignite.(HSDB(2010))という情報があるが、データがなく分類できない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 分類できない
-
-
- - 爆発性に関わる原子団(N-O)を含んでいるが、データがなく分類できない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 容易に発火しない(This chemical is a combustible solid but does not easily ignite.(HSDB(2010)))という情報により区分外とした。

平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 金属(Na)を含むが水溶解度は0.405 g/L(USEPA/HPV(2001))というデータがあり、水と急激な反応をしないと考えられる。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 分類できない
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- - 酸素を含む有機化合物であり、水素および炭素以外の元素(N、Na)と化学結合しており、データがなく分類できない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
ラットのLD50値は122 mg/kg bw(USEPA/HPV(2001)、List1相当)に基づき区分3とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 区分4


警告
H312 P302+P352
P362+P364
P280
P312
P321
P501
ウサギのLD50値は1457 mg/kg bw(USEPA/HPV(2001))に基づき区分4とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - ラットのLC50値は>1.38 mg/L/4h(USEPA/HPV(2001))と報告されているが、区分を特定できないので「分類できない」とした。なお、出典中にエアゾールにばく露と記載されているので、粉塵の基準値を適用した。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
ウサギを用いた試験で皮膚対して中等度の刺激性が認められた(食品健康影響評価(2010))と記載され、ウサギの急性経皮毒性試験の3540~5000 mg/kgの用量で、中等度の紅斑と軽度の浮腫が観察されている(USEPA/HPV(2001))ことから、区分2とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2A


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
ウサギを用いた試験で眼に対して強い刺激性が認められた(食品健康影響評価(2010))とする記載に基づき、区分2Aとした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - マウスの経口投与による骨髄細胞を用いた染色体異常試験(体細胞in vivo変異原性試験)(OECD TG475、GLP)において陰性の結果(USEPA/HPV(2001))に基づき区分外とした。なお、in vitro試験としてエームス試験のTA100(+S9)で弱陽性(食品健康影響評価(2010))、CHO細胞を用いた染色体異常試験の代謝活性化無しで陰性の報告(USEPA/HPV(2001)がある。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - ラットに混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性併合試験において発がん性は認められなかった(食品健康影響評価(2010))が、マウスに混餌投与による18力月間発がん性試験では、雌雄とも肝腫瘍及び前胃乳頭腫の発生率の増加、また、2年間発がん性試験では雌で肝腫瘍の発生頻度の増加がそれぞれ認められた(食品健康影響評価(2010))。しかし、マウスでの肝腫瘍の発生機序には肝臓の酵素誘導が関与していること、また、前胃乳頭腫については本剤の刺激作用に起因した可能性が高いことが考えられるため、これらの腫瘍の発生機序は遺伝毒性メカニズムとは考え難い(食品健康影響評価(2010))とされた食品安全委員会の評価結果もあり、データ不足のため「分類できない」とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 区分2


警告
H361 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
ラットに混餌投与による二世代生殖毒性試験において、親動物の一般毒性として各世代の高用量(2500 ppm)群で体重低下、F0世代の500 ppm以上で摂餌量減少が見られ、生殖への影響としてF0世代の2500 ppmで着床痕数が減少、およびF1世代の500 ppm以上で分娩後1~4日に仔の生存率が低下した(USEPA/HPV(2001))。また、ラットの妊娠6~19日に経口投与した発生毒性試験において、高用量(180 mg/kg)群で母動物の体重低下と25匹中3匹の死亡が見られたが、同用量では胚吸収の増加と90 mg/kg以上の用量で仔の内臓異常(側脳室の軽度拡張)が観察されている(USEPA/HPV(2001))。以上の結果より、親動物の一般毒性が発現している用量で生殖への悪影響が認められていることから区分2とした。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(全身毒性)、区分3(気道刺激性)



危険
警告
H370
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
ラットに経口投与によりLD50値(122 mg/kg)を超える200および400 mg/kgの用量で、嗜眠、虚脱、運動失調の症状、ウサギに経皮投与(LD50値: 1457 mg/kg))により990~1980 mg/kgの用量で、嗜眠、運動失調、浅表呼吸、虚脱の症状が観察された(USEPA/HPV(2001))。以上の症状からでは標的臓器を特定することは困難であるが、上記の経口試験での用量はガイダンス値区分1の範囲であり、死亡も見られていることから区分1(全身毒性)とした。また、ラットに0.52~1.38 mg/L(LC50値 >1.38 mg/L)を吸入ばく露(粉塵)により、鼻分泌物、呼吸困難、鼻腔硬皮が観察された(USEPA/HPV(2001))ことから、区分3(気道刺激性)とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(肝臓)


警告
H373 P260
P314
P501
ラットの90日間混餌投与試験において、最高用量の5000 ppm(該当成分として84~93 mg/kg/day)で、アルカリフォスファターゼおよびトランスアミナーゼの上昇に加え、病理組織学的所見として肝細胞肥大と肝組織傷害の増強、有糸核分裂、卵円形細胞と胆管増殖の増強などが認められた(USEPA/HPV(2001))ことに基づき、区分2(肝臓)とした。なお、この試験では赤血球数およびヘモグロビン濃度の減少など血液学的変化も観察されたが、関連する病理組織学的影響が認められなかったことから、分類の根拠としなかった。また、ウサギに92~923 mg/kg/dayを21日間の経皮投与試験(90日換算:21.5~215 mg/kg/day)では、鼻分泌物、脱毛、軟便、振戦、活動低下などの症状と共に、重度の皮膚刺激と痂皮形成が用量と関連して観察された(USEPA/HPV(2001))が、ガイダンス値範囲内の用量での明確な毒性影響は報告されていない。
平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
水生植物(ウキクサ)のEC50 = 378 ppb(U.S. EPA: RED, 2004)から区分1とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
信頼性のある慢性毒性データは得られていない。急速分解性に関する適切なデータが得られておらず、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成23年度(2011年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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