項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 66332-96-5 |
名称 | α,α,α-トリフルオロ-3'-イソプロポキシ-o-トルアニリド(別名:フルトラニル) |
物質ID | m-nite-66332-96-5_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 150℃において安定である(農薬抄録(2016))との情報より、常温で発火しないと考えられるため、区分に該当しない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 塩素を含まず、フッ素及び酸素を含む有機化合物であるが、このフッ素、酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(5)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLD50:> 10,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、EFSA (2008)) (2)ラット(雌)のLD50:> 10,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、EFSA (2008)) (3)別のラット(雄)のLD50:> 10,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)) (4)別のラット(雌)のLD50:> 10,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)) (5)ラット(雌)のLD50:> 2,000 mg/kg(GLP)(食安委 農薬評価書 (2016)) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLD50:> 5,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、EFSA (2008)) (2)ラット(雌)のLD50:> 5,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、EFSA (2008)) (3)ラット(雄)のLD50:> 2,000 mg/kg(GLP)(食安委 農薬評価書 (2016)) (4)ラット(雌)のLD50:> 2,000 mg/kg(GLP)(食安委 農薬評価書 (2016)) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(5)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラット(雄)のLC50(4時間):> 5.98 mg/L(食安委 農薬評価書 (2016)、EFSA (2008)) (2)ラット(雌)のLC50(4時間):> 5.98 mg/L(食安委 農薬評価書 (2016)、EFSA (2008)) (3)ラット(雄)のLC50(4時間):> 2.15 mg/L(GLP)(食安委 農薬評価書 (2016)) (4)ラット(雌)のLC50(4時間):> 2.15 mg/L(GLP)(食安委 農薬評価書 (2016)) (5)ラットのLC50(4時間):> 6 mg/L(JMPR (2002)) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギを用いた皮膚刺激性試験(GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、皮膚刺激性はみられなかった(紅斑・痂皮スコア:0/0/0/0/0/0、浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、農薬抄録 (2016))。 (2)本物質は皮膚に対して刺激性を示さない(EFSA (2008))。 【参考データ等】 (3)モルモットを用いた皮膚刺激性試験において、非常に弱い皮膚刺激性が認められたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験において、適用1時間後に全例で結膜発赤がみられたが、72時間後までにすべて消失した(角膜混濁スコア:0/0/0/0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0/0/0/0、結膜発赤スコア:0.7/0.7/0.7/0.7/0.3/0.3、結膜浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、農薬抄録 (2016))。 (2)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験において、眼刺激性はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 (3)本物質は眼刺激性を示さない(EFSA (2008))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)モルモット(n=18)を用いたMaximisation試験(GLP、皮内投与:2%溶液)において、惹起24時間後及び48時間後時点で、全例で感作反応はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、JMPR (2002)、農薬抄録 (2016))。 (2)モルモットを用いたMaximisation試験において、本物質は皮膚感作を引き起こさなかったとの報告がある(EFSA (2008))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)In vivoでは、マウスを用いた優性致死試験(5日間経口投与後に未処置雌と交配)、マウスの骨髄細胞を用いた2つの小核試験(2日間経口投与、及び単回又は4日間経口投与)で、結果はいずれも陰性であった(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 (2)In vitroでは、細菌復帰突然変異試験、マウスリンフォーマ細胞を用いた遺伝子突然変異試験、チャイニーズハムスター肺由来細胞(CHL)及びヒトリンパ球を用いた染色体異常試験で、結果はいずれも陰性であった(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)国内外の評価機関による既存分類結果としては、EPAでNL(Not likely to be Carcinogenic to Humans)に分類されている(EPA OPP HHRA (2010))。 (2)ラットを用いた2年間混餌投与による慢性毒性/発がん性併合試験では、10,000 ppm(雄/雌:461/536 mg/kg/day)までの用量で、検体投与により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 (3)マウスを用いた18ヵ月間混餌投与による発がん性試験では、30,000 ppm(同3,330/3,680 mg/kg/day)までの用量で、検体投与により発生頻度の増加した腫瘍性病変は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016))。 【参考データ等】 (4)EPAはげっ歯類を用いた2つの十分な発がん性試験において、腫瘍の有意な発生増加がみられなかったことから、NLに分類した(EPA OPP HHRA (2010))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験(GLP)において、2,000 ppmで親動物に肝絶対/比重量増加がみられたが、児動物には影響はみられず、繁殖能への影響はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016) )。 (2)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験(GLP)において、10,000 ppmで親動物に体重増加抑制(雌雄)、摂餌量減少(雌)がみられたが、児動物には軽微な発生影響(体重増加抑制、骨化遅延)のみがみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016) )。 (3)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠6~15日)において、親動物及び児動物ともいずれの投与群においても検体投与による影響が認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016) )。 (4)ウサギを用いた強制経口投与による2つの発生毒性試験(妊娠6~27日又は妊娠6~18日)において、親動物及び児動物ともいずれの投与群においても検体投与による影響が認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、農薬抄録 (2016) )。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(5)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験(GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の上限)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (2)ラットを用いた強制経口投与による急性神経毒性試験(GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の上限)で影響がみられず、急性神経毒性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (3)ラットを用いた単回経皮投与試験(GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の上限)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (4)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(粉塵、4時間)において、5.98 mg/L(区分該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016)、EFSA (2008)、EPA OPP Human Health Risk Assessment (2010))。 (5)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(粉塵、GLP、4時間)において、2.151 mg/L(区分2の範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(6)より、経口、経皮経路では区分2までの用量範囲で重大な毒性影響はみられず、区分に該当しない。ただし、吸入経路での分類に十分な情報がなく、データ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による90日間経口投与試験(GLP)において、4,000 ppm(299 mg/kg/day(雄)、339 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で甲状腺/上皮小体絶対比重量増加(雄)、肝絶対比重量増加(雌)が、20,000 ppm(1,510 mg/kg/day(雄)、1,740 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で肝比重量増加(雄)、無機リン増加・Glu減少(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (2)ラットを用いた混餌投与による亜急性神経毒性試験(GLP)において、1,000 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (3)マウスを用いた混餌投与による90日間経口投与試験(GLP)において、50,000 ppm(7,510 mg/kg/day(雄)、8,830 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で肝絶対比重量増加がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (4)イヌを用いた強制経口による90日間経口投与試験(GLP)において、400 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で肝細胞グリコーゲン沈着(雄)が、2,000 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)でALP増加、肝臓所見(絶対及び比重量増加(雄)、絶対重量増加及びグリコーゲン沈着(雌))がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (5)イヌを用いた強制経口による2年間経口投与試験において、250 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で嘔吐、流涎・軟便が、1,250 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で体重・摂餌量減少、十二指腸・空腸・回腸の充血がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (6)ラットを用いた亜急性経皮毒性試験(GLP)において、1,000 mg/kg/day(90日換算:233 mg/kg/day、区分該当しない範囲)で影響がみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 【参考データ等】 (7)ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/発がん性併合試験において、2,000 ppm(86.9 mg/kg/day(雄)、103 mg/kg/day(雌)、区分2の範囲(雄)、区分に該当しない範囲(雌))で脾細胞成分減少(雄)、MCH減少・脾細網細胞増生(雌)、10,000 ppm(461 mg/kg/day(雄)、536 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で肝比重量増加(雄)、腎比重量増加(雄)、T.Chol減少(雌)、肝空胞変性(雌)、腎症(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 (8)マウスを用いた混餌投与による18ヵ月発がん性試験(GLP)において、1,500 ppm(162 mg/kg/day(雄)、168 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で小葉周辺性肝細胞脂肪空胞化(雄)が、30,000 ppm(3,330 mg/kg/day(雄)、3,680 mg/kg/day(雌)、区分該当しない範囲)で肝比重量増加(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2016))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
魚類(コイ)96時間LC50 = 3.16 mg a.i./L(農薬抄録, 2016、水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2009)であることから、区分2とした。新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。(a.i.: active ingredient) | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(ムレミカヅキモ)の 72時間NOErC = 0.177 mg a.i./L(水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2009)から、区分2となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(甲殻類、魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、魚類(コイ)の96時間LC50 = 3.16 mg a.i./L(農薬抄録, 2016、水産動植物の被害防止に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料, 2009)から、区分2となる。 以上の結果から、区分2とした。(a.i.: active ingredient) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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