NITE統合版 政府によるGHS分類結果

English



一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 6842-15-5
名称 プロピレン四量体
物質ID m-nite-6842-15-5_v1
Excelファイルのダウンロード Excel file

関連情報
項目 情報
分類ガイダンス等(外部リンク) ガイダンス一覧へ
国連GHS文書(外部リンク) 国連GHS文書へ
FAQ(よくある問い合わせ) よくある問い合わせへ
情報源のリスト(Excelファイル) 情報源のリストへ
用語のリスト(Excelファイル) 用語のリストへ
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) 職場のあんぜんサイトへ
OECD/eChemPortal(外部リンク) eChemPortalへ

物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分3


警告
H226 P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P501
引火点49℃(Weiss(2nd, 1986))は>23℃<60℃であることから区分3とした。なお、UNRTDG(UN2850)はクラス3PGIIIに分類されている。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 タイプG
-
-
- - 分子内に自己反応性の原子団(不飽和結合)を含むが、UNRTDG(UN2850)クラス3に分類されており、上位の4.1には該当しないためタイプGと判断した。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 区分に該当しない
-
-
- - 発火点が 255℃(ホンメル(1996))であり発火点70℃を超える液体のため、区分外とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に、酸素、フッ素または塩素を含んでいない。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における液体である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値は > 2000 mg/kg bw(概ね5000 mg/kg)(厚労省報告(access on Oct. 2009))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5)とした。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - データ不足で分類できない。
なお、RTECS(1997)に、ラットLD50値が > 2 g/kg bw との記載がある。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義における液体である。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データ不足で分類できない。
なお、RTECS(1997)に、ラットLC50値が > 735 ppm(5.06 mg/L)との記述がある。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の C10-13 Internal Olefins は、ラットLC50値が > 2.1 mg/L(mist)(SIDS(2004))より、区分4又は区分外に該当する。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の 1-Dodecene(CAS No. 112-41-4)は、ウサギを用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP準拠)において皮膚一次刺激指数は PI I = 4.67であり、24-72時間の紅斑及び浮腫のスコア値がそれぞれ、2.2及び2.4であった(SIDS(2004))ことより、区分2に該当する。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の 1-Dodecene(CAS No. 112-41-4)は、ウサギを用いた眼刺激性試験(Draize法)において、投与後24時間では角膜および結膜に刺激が認められたが、48時間および72時間には全てのスコアが0(SIDS(2004))との結果より、区分外に該当する。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の C10-13 Alpha Olefins(CAS No. 872-05-9、CAS No. 821-95-4、CAS No. 112-41-4及びCAS No. 2437-56-1の混合物)及びC12-16 Alpha Olefin Fraction(linear 1-dodecene(CAS No. 112-41-4), 1- tetradecene(CAS No. 1120-36-1)及び1-hexadecene(CAS No. 629-73-2)の混合物)は、モルモットを用いた皮膚感作性試験(Maximization test)で陰性(SIDS(2004))との報告がある。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - in vivo試験のデータがなく分類できない。
なお、in vitro 試験では、細菌を用いる復帰突然変異試験で陰性及びチャイニーズハムスター培養細胞を用いる染色体異常試験で陰性(SIDS(2004))の結果が得られている。

平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データなし。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - データなし。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - データ不足で分類できない。なお、ラットを用いた経口投与試験(投与量不明)で感覚器(特に眼)への影響の記述がある(Journal of the American College of Toxicology, Part B. vol.1, p.741, 1992)。
また、類縁物質CAS No. 68526-58-9(Alkenes, C11-13, C12 rich)、CAS No. 112-41-4(1-Dodecene)についてラットを用いた経口投与試験(7.74g/kg及び10g/kg)で毒性の所見(可視的、組織学的)は認められず、CAS No. 68526-58-9(Alkenes, C11-13, C12 rich)についてマウス、ラット及びモルモットを用いた吸入試験(4.4 mg/L(639 ppm)、6時間)で自発運動の活発化(全動物)、流涙(ラット及びモルモット)がみられ、C10-13 Internal Olefins(Shop Olefins 103 PQ 11)についてラットを用いた吸入試験(ミスト、> 2.1 mg/L(~305 ppm))で 流涙及び唾液分泌の増加があり、C12-16 Alpha Olefin Fraction(GULFTENE 12-16)についてウサギを用いた経皮投与試験(10g/kg、24d時間)で内臓及び全身への毒性はなかったとの報告がある(以上すべてSIDS(2004))。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の C12-16 Alpha Olefin Fraction は、ラットを用いた2週間(投与9回)の亜急性毒性試験(経皮)で、ガイダンスの区分2に相当する用量(200 mg体重/日)(90日換算値)で体重増加の抑制、内臓器官重量/体重の比の変化及び内臓器官重量/脳重量の比の変化が報告されている(SIDS(2004))。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。
なお、類縁物質の ドデセン(dodecene)は、「経口摂取時に吸引性呼吸器有害性を示すであろう」(PATTY(5th, 2001))との記述がある。
また、炭素数C6からC18のアルケンについて、ラットを用いた動物実験で吸引性呼吸器有害性が評価され、C8からC14のアルケンにばく露したすべての動物は24時間以内に死亡し、影響を受けた動物には化学肺炎が見られたことより、C6からC14のアルケンに明確な吸引性呼吸器有害性があると、報告書は結論づけている(SIDS(2004))。
平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)による48時間EC50=0.015 mg/L(環境省生態影響試験, 2002)であることから、区分1とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(既存点検, 1988)ことから、区分1とした。 平成21年度(2009年度) ガイダンス(H21.3版) (GHS 2版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 -
-
-
- - - - -


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

GHS関連情報トップページに戻る