NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 7659-86-1
名称 チオグリコール酸 2-エチルヘキシル
物質ID m-nite-7659-86-1_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 引火性液体 区分3


警告
H226 P303+P361+P353
P370+P378
P403+P235
P210
P233
P240
P241
P242
P243
P280
P501
引火点56℃ [密閉式](GESTIS(Access on Aug. 2010))は ≧ 23℃ かつ ≦60℃ であることから、区分3に該当する。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 可燃性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性・自己反応性に関連する原子団を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 自然発火性液体 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 自然発火性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 酸素を含む有機化合物であるが、この元素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - -O-O-構造を有していない有機化合物である。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
17 鈍性化爆発物 -
-
-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットLD50値として得られた4件(390、348、303(雄)、334(雌)mg/kg bw)のデータ(IUCLID(2000))が全て区分4に該当するため、区分4とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ラットLD50値は >2000 mg/kg bwで2000 mg/kgにおける死亡率が20%(IUCLID(2000))との報告に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類基準の区分5あるいは区分外)とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 常温で液体である(GESTIS(Access on Aug. 2010))。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - ラットのLCLoとして >0.51 mg/L/6h(0.765 mg/L/4h)(IUCLID(2000))があるが、このデータのみでは区分を特定できないので分類できない。なお、ばく濃度は(0.51 mg/L)は飽和蒸気圧濃度(0.15 mg/L)を超えるので、粉塵/ミストの区分基準値を適用した。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いた試験(OECD TG404、GLP準拠)において、投与後24、48、72時間の各動物(3匹)の平均スコア値は、紅斑について1.3、1.7、1.3、浮腫について0.0、0.0、0.3で、それぞれ6日目および3日目までに回復し、軽度の刺激性(slightly irritating)との評価(IUCLID(2000))であった。試験動物3匹のうち少なくとも2匹で、紅斑または浮腫の平均スコア値が1.5未満であることから区分外とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギ3匹を用いた眼刺激性試験(OECD TG405、GLP準拠)において、刺激性の最大平均スコア(Modified Maximum Average Score)は0/110(ECETOC TR 48(1998))であり、眼に反応を認めず、刺激性なし(not irritating)との結果(IUCLID(2000))に基づき、区分外とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
4 皮膚感作性 区分1


警告
H317 P302+P352
P333+P313
P362+P364
P261
P272
P280
P321
P501
モルモットを用いた皮膚感作性試験(Guinea pig maximization test; OECD 406、GLP準拠)において、陽性率50%(5/10)で感作性あり(sensitizing))との報告(IUCLID(2000))に基づき、区分1とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - in vivo 試験のデータがなく分類できない。なお、in vitro 試験として、エームス試験で陰性(IUCLID(2000))、チャイニーズハムスターのV79細胞を用いた染色体異常試験では曖昧な結果(IUCLID(2000))が報告されている。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
7 生殖毒性 分類できない
-
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- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 分類できない
-
-
- - ラットに0.51 mg/L/6h(0.765 mg/L/4h)を吸入ばく露により、死亡および症状もなく、剖検で異常も見られなかったとの報告(IUCLID(2000))、また、ラットに2000 mg/kgを経皮投与後2日目に自発運動の著しい低下が認められたが生存例では5日目以降は回復、剖検で異常はなく死亡率は20%であったとの報告(IUCLID(2000))があるが、いずれもデータ不足で分類できない。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - ラットに4週間混餌投与した試験において、白血球数とリンパ球数の有意な低下、腎臓と肝臓重量の有意な増加が認められたものの、高用量群の2000 ppm(90日換算:52.3 mg/kg/day)まで、体重増加、摂餌量、一般状態に影響なく、さらに病理組織学的にも各臓器に試験物質投与による悪影響は見出されていない(IUCLID(2000))。しかし、試験用量が全てガイダンス値範囲内のため、この結果からは分類できない。その他には、ラットの14日間混餌投与試験、ラットおよびモルモットの2週間反復経皮投与試験の情報(IUCLID(2000))があるが、14日間混餌投与試験は1群雌雄各2匹と動物数が少ない予備試験であり、2週間反復経皮投与試験は1用量のみで結果についても詳細な記載がなく、いずれもデータ不足として分類に用いなかった。
平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - データなし。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 0.38 mg/L(SIDS, 2010)から区分1とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(BODによる分解度:80、8、7%(既存点検, 2001))ことから、区分1とした。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 平成22年度(2010年度) ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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