NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 793-24-8
名称 N-(1,3-ジメチルブチル)-N'-フェニル-パラ-フェニレンジアミン
物質ID m-nite-793-24-8_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関わる原子団を含まない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性、あるいは自己反応性に関わる原子団を含まない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
-
- - 常温の空気と接触しても自然発火しない(発火点500℃(ICSC,2006))。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 試験温度の140℃において、液体または気体となる物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含まない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 固体である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
-
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- - 酸素、フッ素または塩素を含まない有機化合物である。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
17 鈍性化爆発物 -
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-
- - - - -

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分4


警告
H302 P301+P312
P264
P270
P330
P501
ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)のLD50値1,005 mg/kg(雄)、893 mg/kg(雌)(SIDS(2004))の低値893 mg/kgから区分4とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値>7,940 mg/kg(雌)(SIDS(2004))から区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHS定義上の固体であるため、ガスでの吸入は想定されず、分類対象外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - データがないので分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - データがないので分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - ウサギを用いた24時間試験で、「6匹の平均スコアが0.0/8.0より刺激性はない」(SIDS(2004))旨の記述から、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2B
-
警告
H320 P305+P351+P338
P337+P313
P264
ウサギを用いたDraize試験で、「24時間後の6匹の平均スコアが20.6/110で、5日目には発赤と浮腫が消失した」(SIDS(2004))旨の記述から、区分2Bとした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - データがないので、分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
4 皮膚感作性 区分1


警告
H317 P302+P352
P333+P313
P362+P364
P261
P272
P280
P321
P501
ヒトについては、複数のパッチテストで、「接触皮膚炎患者9人中5人が陽性」、「50人のボランティアのうち17人が陽性」(ともにSIDS(2004))との記述があり、さらに20匹の雌モルモットを用いたMaximizaton試験で、「0.05%濃度では50%に感作性でmediumの判定、0.5%濃度では90%に感作性でvery highの判定」(SIDS(2004))との記述から、区分1とした。ICSC(2006)の長期または反復暴露の影響の項には、「反復または長期の接触により、皮膚感作を引き起こすことがある」との記述がある。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 体細胞in vivo変異原性試験(マウスを用いる小核試験(GLP)、ラットを用いる染色体異常試験(GLP))は、ともに「陰性」(SIDS(2004))との記述から区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
6 発がん性 分類できない
-
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- - 主要な国際的評価機関による評価がなされておらず、「十分な証拠のある研究例はない」(SIDS(2004))との記述があるので、分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
7 生殖毒性 区分に該当しない
-
-
- - 雌雄ラットに混餌投与した3世代試験で、「F0世代からF3世代まで中用量群と最高用量群(75 mg/kg)で体重減少は見られたが、生殖能や行動に影響は見られず、用量依存的な組織病理学的変化はなかった。全ての世代で生存児数は同じだった」(SIDS(2004))との記述がある。また、ラットを用いた生殖/発生毒性スクリーニング試験(OECD TG 421、GLP)で、「雌雄に肝臓肥大、空胞変性が認められた用量(100 mg/kg)で、生殖能に影響はなく児動物に影響は見られなかった」(厚労省報告(Access on September 2008))との記述がある。以上より、区分外とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(麻酔作用)


警告
H336 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
ラットを用いた急性経口毒性試験(OECD TG 401、GLP)において、「腹臥位姿勢、自発運動の低下、後肢の脱力, 歩行異常等は回復傾向がある。前胃粘膜に白色肥厚部が認められる」(厚労省報告(Access on September 2008)、SIDS(2004))との記述がある。ウサギを用いた急性経皮投与試験では「影響なし」(SIDS(2004))と記述されている。経口投与試験での胃への影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られるが、強制経口投与による特異的な症状とみなし採用しない。以上より、区分3(麻酔作用)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分2(血液系)


警告
H373 P260
P314
P501
ラットを用いた28日間反復経口投与試験(GLP)で、「門脈周囲性肝細胞の脂肪化と肝重量の増加および貧血傾向が見られたが、血液生化学検査から肝臓に異常を示す結果は得られなかった」(厚労省報告(Access on September 2008)、SIDS(2004))旨の記述、ラットを用いた13週間反復経口投与試験(GLP)で、「溶血性貧血」(SIDS(2004))との記述があり、血液系の影響は区分2のガイダンス値の範囲内で見られた。以上より、区分2(血液系)とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - データがないので分類できない。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
魚類(メダカ)の96時間LC50 = 0.028mg/L(SIDS, 2005)から区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急性毒性区分1であり、急速分解性がない(難分解、BODによる分解度:2%(難分解性、BODによる分解度:2%(既存点検, 1995))ことから区分1とした。 平成20年度(2008年度) ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版)
12 オゾン層への有害性 -
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分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
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