項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 81-81-2 |
名称 | 3-(アルファ-アセトニルベンジル)-4-ヒドロキシクマリン【ワルファリン】 |
物質ID | m-nite-81-81-2_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類できない |
- |
- | - | 不飽和のC=C 結合が含まれるが、データがないために分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品ではない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
8 | 自己反応性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 自己反応性に関わる原子団としてC=C 不飽和結合を有するが、データがないために分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素または塩素を含んでいない有機化合物。酸素を含むが、この酸素は炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分2 |
危険 |
H300 | P301+P310 P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットの9データ(EHC 175(1995), ACGIH(2001), PIMs(1997))から計算処理によって得られたLD50=25.7 mg/kgに基づき、区分2とした。なお、本物質は影響を受ける因子が多くLD50値にも非常に大きな幅がある。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 | P302+P352 P362+P364 P280 P312 P321 P501 |
ラットにおけるLD50=1400 mg/kg(ACGIH(2001))に基づいて区分4とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分1 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
本物質の飽和蒸気圧濃度は89.8 ppmであるから、吸入試験は蒸気で行われたと考えられる。ラット吸入試験で得られたLC50=25.38 ppm(ACGIH(2001))に基づいて区分1とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | 重度の皮膚炎を生じる、皮膚に壊死を生じる、等の記載があるが(ACGIH(2001), HSDB(2005))、皮膚に接触した結果であるかどうか不明であり、データ不足のため分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | ワルファリンによる皮膚過敏症の記載(HSDB(2005))があるが、皮膚への接触によるものか否かが不明であり、データ不足のため分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
7 | 生殖毒性 | 区分1A |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
ヒトにおいて児の発育・発生に障害を及ぼすとの多くの記載(EHC 175(1995), ACGIH(2001), PIMs(1997), HSDB(2005))があることに基づき、区分1Aとした。なお、EUによるRepr. Cat. 1; R61の分類がある。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(血液系) |
危険 |
H370 | P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 |
ヒトにおける試験あるいは事例報告では、1回の投与または摂取で直ちに症状が現れることは殆ど無いが、血中プロトロンビン濃度の低下やプロトロンビン時間の延長が見られたとの記載があり(EHC 175(1995), PDs(2006), PIMs(1997), HSDB(2005))、血液凝固に対する影響は明らかである。また、1回投与または数日投与後の急性影響はプロトロンビン阻害による出血や出血傾向の増大であるとの記載や、多くの出血症状の記載(EHC 175(1995), PIMs(1997), HSDB(2005))があり、標的は血液系であるとの記載(PIMs(1997))もある。以上の情報に基づき区分1(血液系)とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(血液系、骨、皮膚)、区分2(肝臓、腎臓) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトへのワルファリン反復暴露では、プロトロンビンの減少に基づく凝固異常が原因となって種ーの器官に出血を生じ、さらにそれに伴う多くの症状が見られる。出血部位としては歯肉や鼻などの粘膜、胃腸管、肝臓、脳、脊髄硬膜外、尿路系、皮下など多くの器官・組織が記載されている(EHC 175(1995), ACGIH(2001), PDs(2006), PIMs(1997))。これらの情報に基づき区分1(血液系)とした。ヒトではビタミンK濃度のわずかな低下が骨粗鬆症の原因となりうるので、抗凝固薬による低用量長期治療は骨代謝に悪影響を及ぼす可能性があるとの記載(EHC 175(1995))に基づき区分1(骨)とした。動物においても、用量不明あるいは投与経路が皮下注射であることからガイダンス値との比較はできないが、骨量の減少(EHC 175(1995))、海綿骨量減少による骨の脆弱化(HSDB(2005))等の記載がある。また、ヒトにおけるワルファリンの副作用の一つとして皮膚の壊死(「ワルファリン誘導皮膚壊死」)が知られているとの記載(EHC 175(1995), PDs(2006))に基づき区分1(皮膚)とした。HSFS(2005)の、反復暴露は肝臓、腎臓を障害する可能性があるとの記載に基づき区分2(肝臓、腎臓)とした。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成18年度(2006年度) | マニュアル(H18.2.10版)(GHS 初版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
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