項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 90-30-2 |
名称 | 1-(N-フェニルアミノ)-ナフタレン |
物質ID | m-nite-90-30-2_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 可燃性(ICSC(J)(Access on July. 2012))との情報があるが、データがなく分類できない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関わる原子団を含んでいない、かつ自己反応性に関わる原子団を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は> 500℃であり(MSDS(Merck)(2010))、常温で発火しないと考えられる。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点140℃以下の固体に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属および半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素および塩素を含まない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値として5件のデータ(>5000 mg/kg、200-2000 mg/kg、2380 mg/kg、1630 mg/kg、1625 mg/kg)(全てUSEPA/HPV(2003)、List1相当)が報告され、その中の2件が(JIS分類基準の)区分外、2件が区分4、1件が区分3~4に該当する。該当数の最も多い区分を採り区分4とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギLD50値は >5000 mg/kg(USEPA/HPV(2003))に基づき、区分外とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | ラットに飽和蒸気を8時間ばく露して死亡なし(0/6)との報告(USEPA/HPV(2003))があるが、この結果のみでは区分を特定できないので分類できない。なお、飽和蒸気圧濃度は9.78E-05 mg/Lである。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(US FDA standard)で6匹中3匹に軽度の陽性反応が見られ、軽微な刺激物であるとの評価結果(CICAD 9(1998))、また、ウサギを用いた別の試験(OECD TG 404)では、パッチ除去1時間後に3匹中1匹に軽度の紅斑と浮腫が観察されたが、24または72時間後には消失し、皮膚刺激性はないとの評価結果(CICAD 9(1998))により、区分外とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギを用いた試験(OECD TG 405)で刺激性なし(not irritating)との報告(USEPA/HPV(2003))、また、ウサギを用いた別の試験(FDA Guidelines)では、6匹中4匹に軽度の結膜炎が見られたが、7日後には消失したとの報告(BUA Report 113(1994))により、区分外とした。なお、軽度の結膜炎は結膜の刺激性スコア値が2未満であり、分類上は陽性反応と見なされない。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
モルモットのマキシマイゼーション試験(OECD TG 406)において、惹起濃度の増加に伴い陽性率も75 %(15/20)および90 %(18/20)となり、強い感作性を示した(CICAD 9(1998))こと、かつContact Dermatitis(Frosch)(5th, 2011)(List1相当)に接触アレルギー物質として掲載されていることから、区分1とした。なお、ヒトでは接触皮膚炎の患者が当該物質のパッチテストで陽性反応を示した多数の事例が報告されている(USEPA/HPV(2003))。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 雄マウスに腹腔内投与し無処理雌と交配した優性致死試験(生殖細胞in vivo経世代変異原性試験)で、陰性の結果(CICAD(J)9(1998))に基づき、区分外とした。なお、in vitro試験のエームステスト(CICAD(J)9(1998))、マウスリンパ腫L5178Y細胞を用いた遺伝子突然変異試験(CICAD(J)9(1998))、チャイニーズハムスターのCHO細胞(CICAD(J)9(1998))及びCHL細胞を用いた染色体異常試験(USEPA/HPV(2003))はいずれも陰性と報告されている。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質について入手できる発がん性試験の結果は、現行の標準的手順に従っていないため、発がん性を十分に評価することができない(CICAD(J)9(1998))。また、職業ばく露された作業者に関する疫学的調査研究でがんの発生増加が認められたとの報告があるが、がんに起因する死亡者数が少ないことと他の化学薬品への随伴したばく露があったため、この知見をN-フェニル-1-ナフチルアミンのみに帰することはできない(CICAD(J)9(1998))と述べられている。以上よりデータ不足のため「分類できない」とした。なお、動物試験としてはマウスに9 週間に27 回の皮下投与により、肺がんの発生率および腎臓を含むその他の器官の血管肉腫の合計発生率が有意に増加した(CICAD(J)9(1998))ことが報告されている。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、分類の対象となる投与経路以外の情報として、ウサギに200 mg/kgを皮下投与し、3ヵ月後に肝臓に軽度の脂肪変性が観察された(HSDB(2005))との報告、また、マウスに腹腔内投与後10分以内に軽度のメトヘモグロビン濃度の増加が見られた(HSDB(2005))との報告などがある。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足。なお、雌ラットに2000 mg/kg/日を2週間経口投与した試験でばく露に関連した悪影響は認められず(CICAD(J)9(1998))、ウサギに200 mg/kg/日を6週間経口投与または5%溶液を5週間経皮投与により、肝臓の脂肪変性が報告されている(CICAD(J)9(1998))が、いずれも1用量のみで動物数も少なく(1群1~3匹/群)、現行の標準的手順に従って行われた試験ではないため、根拠とし不十分である。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(セレナストラム)による72時間EC50=0.034mg/L(環境省生態影響試験, 2005)であることから、区分1とした。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BOD0%(既存点検, 1982))、藻類(セレナストラム)による72時間NOEC=0.0036mg/L(環境省生態影響試験, 2005)であることから、区分1となる。 慢性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(難分解性、BOD0%(既存点検, 1982))、魚類(メダカ)による96時間LC50=0.7 mg/L(環境省生態影響試験, 2005)であることから、区分1となる。 以上の結果から、区分1とした。 |
平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 平成24年度(2012年度) | ガイダンス(H22.7版) (GHS 3版, JIS Z 7252:2009) |
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