項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 95-55-6 |
名称 | o‐アミノフェノール |
物質ID | m-nite-95-55-6_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 可燃性 (ICSC (J) (2005)) との記述があるが、データがなく分類できない。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は215℃ (ICSC (J) (2005)) であり常温で発火しないと考えられる。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットのLD50値 として、1,300 mg/kg (HSDB (Access on May 2017)) との報告に基づき、区分4とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギに本物質の微粉末0.5 gを、閉塞又は半閉塞貼付した試験で、1次刺激指数 (PCI) は0 (最大値で8) であり、刺激性なしとの報告 (Joural of The American College of Toxicology. vol. 7, p. 279-333 (1988)) に基づき、区分外とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | ウサギに、本物質100 mgを結膜嚢に適用した試験で、軽度の刺激性がみられ、24時間後の刺激指数 (AOI) が9.83 (最大値で110) であったとの報告 (HSDB (Access on May 2017)) から、区分外とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、まれに吸入により気管支喘息を起こすとの報告 (HSDB (Access on May 2017)) がある。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 | P302+P352 P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
本物質が染毛剤に含まれ、理髪師や消費者に対する接触性皮膚炎の原因物質であるとの記載 (Contact Dermatitis (5th ed., 2011)) から、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験、染色体異常試験で陰性、チャイニーズハムスターの骨髄細胞を用いた姉妹染色分体交換試験で陰性、ラットの不定期DNA合成試験で陰性である (SCCS (2010))。In vitroでは、細菌の復帰突然変異試験で陽性、陰性の結果、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性、姉妹染色分体交換試験で陽性である (SCCS (2010)、NTP DB (Access on May 2017))。以上より、ガイダンスに従い分類できないとした。 なお、SCCSではチャイニーズハムスターによる骨髄小核試験の陽性知見 (Wild et al., 1981) をabstractであるとして評価していない。旧分類での文献 (Journal of The American College of Toxicology. vol. 7, p. 279-333 (1988)) では、当該知見をマウスとしている。前者はabstract情報で詳細が不明なことから採用しなかった。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 妊娠ラットの器官形成期 (妊娠6~15日) に強制経口投与した試験で、母動物毒性がみられた高用量 (250 mg/kg/day) でも、胎児には軽微な影響 (体重低値及び骨化遅延) がみられただけであった (SCCS (2010))。この他、妊娠ハムスターに100~200 mg/kg を妊娠8日に単回腹腔内投与した結果、神経管の奇形 (外脳症、脳瘤、脊椎破裂)、眼の奇形、骨格奇形など奇形発生がみられたが、経口投与では奇形の発生はみられなかったとの報告がある (PATTY (6th, 2012))。以上、経口投与では発生毒性に関する証拠はなく、また生殖能・性機能への影響評価に関する情報がなく、データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。旧分類はラットの急性経口毒性試験 (LD50: 1,300 mg/kg)で、投与後20~30分で興奮状態となり、脱力及び外部刺激に対する反射の消失がみられたとの報告 (Journal of The American College of Toxicology. vol. 7, p. 279-333 (1988)) を根拠として区分2 (神経系) としていたが、この記述は上記の論文の中にはなく、詳細が確認できない。他に標的臓器を特定できる情報がないため、分類できないとした。情報源の精査により、分類結果を変更した。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(腎臓、膀胱)、区分2(血液系) |
危険 警告 |
H372 H373 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
ヒトに関する情報はない。 実験動物では、ラットを用いた強制経口投与による30日間反復経口投与毒性試験において、区分1のガイダンス値の範囲内である20 mg/kg/day (90日換算値: 7 mg/kg/day) 以上で尿中の腎細胞、膀胱の尿路上皮の空胞化増加、区分2のガイダンス値の範囲内である80 mg/kg/day (90日換算値: 27 mg/kg/day) 以上で、AST (GOT) 活性増加、腎臓の尿細管の病変、区分2のガイダンス値の範囲を超える320 mg/kg/day (90日換算値 : 107 mg/kg/day) で再生性大赤血球性貧血、血中尿素窒素増加、尿タンパク増加、肝臓・腎臓の臓対重量増加の報告がある (SCCS (2010))。また、別の30日間反復経口投与毒性試験において、区分2のガイダンス値の範囲である130 mg/kg/day (90日換算値: 43 mg/kg/day) で赤血球数の減少とメトヘモグロビン濃度の増加の報告がある (HSDB (Access on May 2017))。 したがって、区分1 (腎臓、膀胱)、区分2 (血液系) とした。 新たな情報源を用いたことにより分類が変更となった。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(Pseudokirchneriella subcapitata) 72時間EC50(速度法) = 0.15 mg/L(環境省生態影響試験:2017)であることから、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(Pseudokirchneriella subcapitata)の72時間NOEC(速度法)= 0.0018 mg/L(環境省生態影響試験:2017)であることから、区分1となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 0.57 mg/L(環境省生態影響試験:2017)であることから、区分1となる。 以上の結果から、区分1とした。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
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