項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 98-94-2 |
名称 | N,N-ジメチルシクロヘキシルアミン |
物質ID | m-nite-98-94-2_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 引火性液体 | 区分3 |
警告 |
H226 | P303+P361+P353 P370+P378 P403+P235 P210 P233 P240 P241 P242 P243 P280 P501 |
引火点42.2℃ (closed cup) (ICSC (J) (2002)) に基づいて区分3とした。UNRTDGで UN 2264、クラス8、副次3、PGⅡに分類されている。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は215℃ (ICSC (J) (2002)) であり常温で発火しないと考えられる。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属 (B, Si, P, Ge, As, Se, Sn ,Sb, Te, Bi, Po, At) を含んでいない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | -O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分3 |
危険 |
H301 | P301+P310 P264 P270 P321 P330 P405 P501 |
ラットのLD50値として、272~289 mg/kg (SIAP (2012))、348 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) の2件の報告がある。1件が区分3、1件が区分4に該当するが、有害性の高い区分を採用し、区分3とした。新たな情報源の使用により旧分類から区分を変更した。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分3 |
危険 |
H311 | P302+P352 P361+P364 P280 P312 P321 P405 P501 |
ラットのLD50値として、370 mg/kg (PATTY (6th, 2012)) 及び380 mg/kg (SIAP (2012)) の報告に基づき、区分3とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分2 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
ラットの2時間吸入LC50値として、1,900 mg/m3 (365.1 ppm、4時間換算値: 258.2 ppm) の報告 (PATTY (6th, 2012) に基づき、区分2とした。なお、LC50値が飽和蒸気圧濃度 (3,960 ppm) の90%より低いため、ミストがほとんど混在しないものとしてppmを単位とする基準値を適用した。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
ウサギを用いた皮膚刺激性試験で、腐食性がみられたとの報告 (GESTIS (Access on May 2017))、本物質の5 g/L水溶液のpHが12であり (GESTIS (Access on May 2017)) 、腐食性が本物質の水溶液のアルカリ性に起因するとの記載 (SIAP (2012)) から、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギを用いた眼刺激性試験において、結膜充血、流涙、結膜浮腫、眼瞼痙攣がみられたとの報告 (GESTIS (Access on May 2017))、本物質の5 g/L水溶液のpHが12であり (GESTIS (Access on May 2017)) 、腐食性が本物質の水溶液のアルカリ性に起因するとの記載 (SIAP (2012)) から、区分1とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いた皮膚感作性試験で陰性の報告 (PATTY (6th, 2012), GESTIS (Access on May 2017)) があるが、動物数等の実験条件が不明なため、分類できないとした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットを用いた混餌投与による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、親動物には高用量 (1,500 ppm) まで一般毒性及び生殖毒性はみられず、児動物では中用量 (500 ppm) 以上で体重の低値がみられた (SIAP (2012))。児動物への影響は分類根拠としない軽微な影響であった。本試験はスクリーニング試験のため、この結果のみで区分外とはできず、データ不足のため分類できないとした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性) |
危険 警告 |
H370 H335 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
ヒトでの本物質の単回ばく露の情報はない。実験動物ではラット、マウス、ウサギ、モルモットを用いた試験で、経口、経皮、吸入のいずれの経路でも脱力、振戦、流涎、喘ぎ、痙攣が認められ、吸入ばく露ではこれらの症状に加えて呼吸器への刺激がみられたとの報告がある (PATTY (6th, 2012))。 これらの試験では、影響がみられた用量の詳細な記載はないが、経口のLD50値が区分2相当の320~620 mg/kg、経皮LD50値と吸入LC50値 (4時間換算値) は各々区分1相当の370 mg/kg及び149.5~258.2 ppmと報告されており、影響はLD50値及びLC50値付近の用量で認められたと考えられる。また、SIAP (2012) では、ラットにおいて、用量の詳細な記載はないが、本物質を含む第4級アミン類の経口及び経皮の急性ばく露による毒性症状として、呼吸、歩行及び直立姿勢への影響、痙攣、振戦、運動失調、嗜眠が報告されている。ラットの本物質の経口及び経皮のLD50値は各々区分1相当の272~289 mg/kg及び380 mg/kgと報告されている (SIAP (2012)) ことから、これらの影響はLD50値付近の区分1範囲の用量でみられたと考えられる。以上より本物質は区分1相当の用量で中枢神経系に影響を示し、また気道刺激性を有すると考えられる。したがって区分1 (中枢神経系)、区分3 (気道刺激性) とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | ヒトにに関する情報はない。 実験動物については、ラットを用いた混餌による反復投与毒性・生殖発生毒性併合試験 (OECD TG 422) において、試験の最高用量であり、区分2のガイダンス値の範囲内である1,500 ppm (雄: 91~104 mg/kg/day (90日換算値: 28~32 mg/kg/day)、雌: 85~147 mg/kg/day (90日換算値: 26~46 mg/kg/day)) において全身及び局所毒性のいずれも生じていないとの報告がある (SIAP (2012))。しかし、試験の最高用量であることからこの用量を超えるガイダンス値範囲内の用量での影響が不明のため分類できない。 また、ラットを用いた9回吸入ばく露した試験において、0.39 mg/Lで鼻粘膜の軽度過形成及び肥大の報告がある (SIAP (2012))。しかし、ばく露期間が短く、ばく露頻度も不明のため分類に用いなかった。 以上、データ不足のため分類できない。 |
平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、GESTIS (Access on May 2017) に収載された数値データ (粘性率: 1.16 mPa・s (25℃)、密度: 0.85 g/cm3 (20℃)) より、動粘性率は1.36 mm2/sec (25/20℃) と算出される。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
藻類(Desmodesmus subspicatus) 72時間EC50(速度法) >2 mg/L(OECD SIDS 2012)であるが、藻類72時間EC50(面積法)= 0.79 mg/Lであることから、対象物質の毒性値は2mg/L程度と判断し、区分2とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分2であることから、区分2とした。 | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし | 平成29年度(2017年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
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