バイオテクノロジー

平成27年度バイオテクノロジーセンター生物遺伝資源収集戦略 

バイオテクノロジーセンター生物遺伝資源収集戦略について

NITEバイオテクノロジーセンターではこれまで約8万の生物遺伝資源の整備を行い、医薬品企業、食品企業、化学企業、大学等に幅広く提供してきました。

さらなるバイオ産業の発展に貢献するために、産業ニーズのある菌株を重点的に収集・提供することで、微生物遺伝資源の利用促進をはかります。

企業等のニーズ及びバイオ産業政策上の重要性に鑑み、今年度は下記の4つのテーマについて重点的に収集を行います。

バイオテクノロジーセンター生物遺伝資源収集戦略【PDF:549KB】

バイオテクノロジーセンター生物遺伝資源収集戦略の概要【PDF:487KB】

バイオ燃料の生産性に寄与する菌株

今後のエネルギー戦略として、再生可能エネルギーの推進が求められています。

再生可能エネルギーであるバイオ燃料の生産に関わる菌株について、油脂生産藻類、バイオマス分解糸状菌等を中心に収集します。

バイオ燃料の生産性に寄与する菌株

製品の品質向上に寄与する菌株

清潔さに対する消費者ニーズが高まりつつある一方で家電製品、衣料品、化粧品等の微生物汚染は継続的に発生しています。

公設試等と連携し、製品の汚染原因となった菌株を中心に収集します。また、抗菌・消臭等の評価に関わる、業界規格に採用された株や消費者ニーズのある菌株を収集します。

製品の品質向上に寄与する菌株

防藻性の評価に係る菌株

高温多湿の気候を持つ日本は藻類が繁殖しやすく、タイル、コンクリート等の建築外装材料、製品等への藻類の発生が問題となっています。

建築材料、パイプ等の人工物に繁茂する藻類株を独自に収集します。また、公的試験方法の策定において利用される菌株について、藻類試験株の整備を行います。

防藻性の評価に係る菌株

健康・医療に関する製品・食品等の開発に利用される菌株

少子高齢化に伴う医療・介護費の拡大を受け、腸内菌叢の改善や発酵食品を含む健康食品等の機能性製品が予防医学的アプローチとして注目されています。

ユーザーからニーズの高い、健康増進に資する機能を有する菌株、発酵食品由来の菌株を収集します。

健康・医療に関する製品・食品等の開発に利用される菌株

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター  生物資源利用促進課
(お問い合わせはできる限りお問い合わせフォームにてお願いします)
TEL:0438-20-5763
住所:〒292-0818 千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8 地図
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