適合性認定

業界団体インタビュー【1】 一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)

本ページに掲載されている画像は、一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)様から提供頂いたものです。
本ページの内容は、一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)様から頂いたインタビュー回答をもとに作成したものです。
一部団体の宣伝等含まれています。

一般社団法人 抗菌製品技術協議会(SIAA)タイトル画像


Q1ーSIAAの事業と認定との関わりについてご紹介ください。
適正で安心できる抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品の普及を目的とし、抗菌剤メーカー、加工製品メーカー、試験機関が集まってできた業界団体です。
業界だけでなく、消費者団体、専門家、及び行政などの幅広い意見を聞きながら、抗菌・防カビ・抗ウイルス加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、かつそのルールに適合した製品に安心のシンボルSIAAマーク表示を認めています。
 

SIAA_ISO22196_trademark    SIAA_bokabi_trademark    SIAA_ISO21702_trademark


SIAAマークを付けるためには、製品が抗菌、防カビ、抗ウイルスの各性能基準を満たすことを示す必要があります。
ここでJIS(日本産業規格)に基づく抗菌試験については、NITE認定センターが登録したJNLA試験事業者が行う試験結果が活用されています※。
JNLA試験事業者は試験所に必要な能力について定めた規格であるISO/IEC 17025(JIS Q 17025)を満たしており、信頼性の高い抗菌試験を行うことができます。
※抗菌試験に関するJIS Z 2801(抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果)は、ISO 22196(プラスチックおよびその他の抗菌性能試験方法)を基としています。抗菌性能を表すSIAAマークにも該当するISO規格番号が表示されています。

SIAAのコンセプトは以下のとおりです。
(1)消費者の立場に立ち、生活の質的向上に寄与する
(2)環境負荷が小さく、微生物と共生できる抗菌加工製品を提供する
(3)安全性と品質について情報公開する
(4)抗菌加工製品の正しい使い方の普及に努める

消費者等に、製品が安心・安全な加工製品であることを証明できれば、信頼性の向上につながります。
詳しくは、弊協議会のウェブサイト及び紹介動画をご覧ください。(外部リンクに遷移します)

 WEBサイト https://www.kohkin.net/
 紹介動画 https://www.kohkin.net/pickup/cate01/a20

Q2ー抗菌試験についての具体的な取り組み事例があればご紹介ください。
SIAAは、2000年、JIS原案作成団体となりJIS Z 2801(抗菌加工製品-抗菌性試験方法・抗菌効果)を制定しました。
その後、2007年にはJIS Z 2801をほぼそのまま採用した国際規格ISO 22196(Measurement of antibacterial activity on plastics surfaces)が承認されました。
なお、このISO 22196は対象範囲がプラスチックに限定されていましたが、2011年、プラスチック以外の非多孔質製品を追加し対象範囲を拡大した改定ISO(Measurement of antibacterial activity on plastics and other non-porous surfaces)が発行されました。
このように、より多くの製品に対して抗菌性を示すことができるよう、試験方法の対象を広げてきており、SIAAもその推進に協力しています。
(2024年4月1日 公開)

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