製品安全

【製安プレスリリース】樹脂製踏み台(折り畳み式)の破損転倒事故にご注意!

公表日

平成27年8月27日

本件の概要

報道発表資料

発表日:
平成27年8月27日(木)
タイトル:
樹脂製踏み台(折り畳み式)の破損転倒事故にご注意!
発表者名:
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
資料の概要:
 
 
 折り畳み式の樹脂製踏み台(以下「踏み台」という)は、省スペースでかつ軽量であることから、屋内外の様々な場面で使用されております。現在、製造・輸入事業者12 社の製品がホームセンター等から販売されていることが確認されています。
 
 これらの踏み台が関係した事故は、1997 年以降に13 件がNITEに報告されています。その被害状況は、重傷4 件、軽傷8 件、製品破損1 件となっており、そのうち10 件の事故で踏み台の破損が確認されています。
 重傷事故の発生事例では、使用者がキャンピングカーの車内から踏み台を経由して降りる際に段差解消目的で使用(約30cm の高さ)したときに、踏み台が破損したため、転倒して足を骨折したもので、踏み台が破損に至る動的な衝撃力がかかったものと推定されます。
 なお、この製品に関しては、事故後に製品リコールが実施されています。

 踏み台が折り畳み式であり、樹脂製の踏み台であることを考慮すれば、飛び乗りや飛び降り、飛び跳ね等の動的な衝撃力がかかる使い方は注意すべきですが、一部の製品にのみ、製品本体及び取扱説明書での注意警告表示が記載されているのが現状です。
 また、踏み台がいすとして使用されていることが想像されます。いすとして使用する場合、立っている位置から腰を下ろす際に、同様に衝撃力がかかりますが、そのような使い方についての注意警告表示は記載がありません。 

このような状況を受けて、現在市販されている踏み台12銘柄の強度について調査を実施しました。試験方法およびその結果は、以下のとおりです。
  1. 1)踏み台の海外規格※1の試験方法を用いた耐荷重確認試験(静荷重)
     (結果)耐荷重表示のあった11 銘柄のうち、10 銘柄で破壊荷重が耐荷重表示値を上回った。
  2. 2)いすの国内規格※2に基づく耐荷重試験
     (結果)試験区分3の試験で12銘柄の全てが1回で破損した。
  3. 3)上方から降りる場合の衝撃力を再現した耐衝撃性試験(NITE試験方法)
     (結果)12銘柄中9銘柄が1回から7回の荷重負荷で破損し、10回の衝撃力に耐えたのは3銘柄のみであった。

 以上の市販品の調査結果を踏まえ、折り畳み式の樹脂製踏み台を、適切に正しく使用していただくために、消費者(使用者)が注意すべきこと、製造・輸入事業者が製品として対応すべきことを明確にし、踏み台の破損・転倒事故を防止するために、今回注意喚起を行うこととしました。

※1 EN規格(BSEN)規格(英国)14183:Step stools
※2 JIS規格 (日本)S1203:家具-いす及びスツール-強度と耐久性の試験方法

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