製品安全

【製安プレスリリース】家庭内で起きる乳幼児の思わぬ事故に注意 ~倒れるもの、高温のものは乳幼児の周りから遠ざけて~

公表日

平成29年2月23日

本件の概要

報道発表資料

発表日:
平成29年2月23日(木)
タイトル:
家庭内で起きる乳幼児の思わぬ事故に注意
~倒れるもの、高温のものは乳幼児の周りから遠ざけて~
発表者名:
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
資料の概要:
 
 乳幼児※1は成長するに伴い、はいはい、つかまり立ち、ひとり歩きと行動範囲が広がり※2、家庭内の様々なものに興味を示すようになります。その結果、家具や電気製品を倒す、高温部に触るなどで思わぬ製品事故が発生しています。こうした事故を防ぐために、事故につながる可能性のある家具や電気製品をあらかじめ乳幼児の手の届かないところに遠ざけることが重要です。以下の家庭内で気をつけるポイントも確認し、乳幼児の事故を未然に防ぎましょう。
 NITE(ナイト)が収集した6歳までの乳幼児の製品事故のうち、家庭内において乳幼児の行動を伴って発生した事故※3は、平成23年度から平成27年度までの5年間に合計60件あります。この中で、23%は死亡・重傷事故(死亡2件、重傷12件)となっています※4。年齢別では1歳児の事故が多く(16人)、また死亡・重傷事故は3歳以下で発生しています。
 事故の内容としては、乳幼児が家具や電気製品に興味を示して倒し打撲を負ったり、つかまり立ちをした際にお湯や蒸気に触れてやけどを負うなどが多くなっていますが、おもちゃなどを口にくわえたまま転倒したり、その部品を飲み込んだりする事故も発生しています。
 
■主な事故事例と注意事項
  • 3歳の男児が、衣類を取ろうと自宅で5段あるたんすの引出を最下段から3段目まで全開にしたところ、たんすのバランスが崩れて転倒し、全身に打撲を負った。
    (平成23年8月、埼玉県、軽傷)
  • 1歳の男児が、炊飯中の電気炊飯器を倒してふたが開いたため、男児に内容物がかかり、重度のやけどを負った。(平成27年7月、東京都、重傷)
  • 10か月の男児が、保護者が目を離した隙に自宅のウォーターサーバーの温水レバーに触り、熱湯が出て手に重度のやけどを負った。(平成27年5月、鹿児島県、重傷)
  • 11か月の男児が、保護者が目を離した隙に、自宅の加湿機能付セラミックヒーターの蒸気吹き出し口に手を触れ、指にやけどを負った。(平成27年12月、東京都、軽傷
  • 1歳の男児が、自宅で幼児用おもちゃから部品を取り外し、口にくわえて遊んでいたところ、転倒して口に裂傷を負った。(平成26年5月、東京都、軽傷)
  • 1歳の男児が、自宅で歯ブラシをくわえたまま、父親と追いかけっこをしていたところ転倒し、歯ブラシの先端で口内を突いてけがを負った。(平成27年12月、三重県、軽傷)
 
■家庭内での乳幼児による製品事故を防止するための気をつけるポイント
  • 家具や電気製品などで、乳幼児が思わぬ事故を起こす可能性があることを意識する
  • 乳幼児が転倒させたり、お湯・蒸気など高温部に触ったりする可能性のある家具・電気製品などは、あらかじめ手の届かないところに遠ざける
  • おもちゃや歯ブラシなどを口にくわえたままにさせない。また、乳幼児が飲み込まないように、おもちゃの部品などが外れないことを確認する
  • 保護者の方は製品の取扱説明書で、安全な使い方、やってはいけないことを確認する
  • (※1)本資料では、1 歳未満の子どもを「乳児」、1 歳以上6 歳以下の子どもを「幼児」と定義。
  • (※2)乳幼児の成長に伴う行動の発達については、例えば、以下の文献を参照。
    西田佳史,木村陽一,山中龍宏,“日常系の科学技術:乳幼児事故予防のための日常行動モデリング,”計測と制御,Vol.45,No.12,pp.1010-1017,December 2006
  • (※3)平成29年1月31日現在、重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
    平成23年度~平成27年度において、家庭内で乳幼児が被害を負った製品事故のうち、「乳幼児の行動」によって引き起こされた事故。「ほ乳瓶が突然割れた」などの「乳幼児の行動」によらない事故は含めていない。
  • (※4)死亡・重傷事故の詳細は説明資料P.13の別紙2を参照。
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