屋外の製品事故から子どもを守りましょう
~ベビーカーを正しく使っていますか?自転車の安全な乗り方を教えていますか?~
公表日
平成29年6月22日
本件の概要
報道発表資料
- 発表日:
- 平成29年6月22日(木)
- タイトル:
- 屋外の製品事故から子どもを守りましょう
~ベビーカーを正しく使っていますか?自転車の安全な乗り方を教えていますか?~ - 発表者名:
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター
- 資料の概要:
- 子どもは成長に伴って、屋外で行動する機会が増え、その結果、様々な製品で事故が発生しています。特にベビーカーや自転車の事故に注意が必要です。
NITE(ナイト)が収集した、屋外における子ども(14歳以下)の製品事故のうち、誤使用や不注意な使用により、子どもが重軽傷を負った事故は、平成23年度から平成27年度の5年間に60件となっており、そのうち24件では重傷者が出ています。
年齢別にみると、3歳以下では、ベビーカーなどで「保護者の目が行き届かず、子どもがけがを負った」事故が多くみられ、年齢が上がると、玩具(幼児用乗り物含む)やフェンス、ドアなど様々な製品で「子供の行動によって、自らがけがを負ったり、近くにいた子どもがけがをしたりする」事故がみられるようになります。また、10歳以上では、自転車による事故が多く、「走行中、転倒するなどしてけがを負った」事故が多くなります。
3歳までの乳幼児の事故は保護者の使い方の慣れや油断から、また自転車の事故では安全な乗り方を守っていなかったり定期点検を怠ったために大きな事故に至っています。今一度、子どもの製品の使い方を見直して、事故を未然に防ぎましょう。
- ■主な事故事例
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- ベビーカーに1歳未満の男児を乗せて外出中に、ハンドルのロックが不十分だったために、ハンドルの固定が外れベビーカーが転倒し、男児が頭部を骨折した。(平成27年5月、大阪府)
- 1歳男児がベビーカーに手をかけている事に気付かずに、保護者がベビーカーを開いたため、男児が開閉部分のすき間で指を挟み重傷を負った。(平成27年9月、広島県)
- 自宅の庭で、4歳と2歳の男児が自転車で遊んでいたところ、1人がチェーンとギヤの間に指を挟み、重傷を負った。(平成25年5月、兵庫県)
- 男児(年齢不明)がキックスケーターで道路を走行していたところ、ハンドル固定部の締め付けねじが緩んでいたために、ハンドルが操作できなくなり、バランスを崩して転倒し、左腕を骨折した。(平成23年8月、大阪府)
- 13歳男児(中学生)が自転車で走行中、前輪に異物を巻き込んだため前輪がロックし、バランスを崩して転倒し、あごや歯を負傷した。(平成23年2月、奈良県)
- ■屋外における子どもの製品事故を防止するための気を付けるポイント
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- □3歳までは、保護者自身が製品使用時の危険性を認識し、子どもを製品事故に巻き込まないように注意する
- □子どもの成長に応じて、保護者が製品使用時の危険性をきちんと教える
- □子どもが自転車で出かけるようになったら、誤った乗り方による転倒事故に注意
特に、ハンドルに買い物袋や傘、かばんなどをぶら下げて自転車に乗らないように注意を促す
発表資料
- 屋外の製品事故から子どもを守りましょう
~ベビーカーを正しく使っていますか?自転車の安全な乗り方を教えていますか?~ 【PDF : 693KB】 - (参考)6月NITE記者説明会のご案内 【PDF : 276KB】
関連リンク
お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
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FAX:06-6612-1617
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