エアコン・扇風機の事故に注意
~6月から急増!火災事故~
本件の概要
- 発表日:
- 令和元年6月27日(木)
- 発表資料:
- エアコン・扇風機の事故に注意~6月から急増!火災事故~
- 映像資料:
- エアコン「6.外火による室外機の燃焼」
- 資料の概要:
- 気温が上がり、エアコン※1や扇風機※2を使う機会が増えてきます。毎年6月から8月はエアコン及び扇風機の火災事故が多く発生することを踏まえ、エアコン及び扇風機について注意喚起を行います。
NITE(ナイト)に通知された製品事故情報において、エアコン及び扇風機の事故は2013年度から2017年度の5年間に合計404件※3(エアコン286件、扇風機118件)あり、7人が死亡しています。
事故状況では5年間で火災事故が354件(エアコン258件、扇風機96件)と多く発生しています。
エアコンの電源コードの途中接続による事故や古い扇風機の部品が劣化して発火する事故が毎年発生しています。エアコンや扇風機の使用を開始する前に製品に異常がないかを確認し、事故を未然に防ぎましょう。また、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象か否かを確認してください。 - ■エアコンの事故事例
- エアコンのファンモーターの製造工程上の不具合により、ファンモーターに内蔵されたコンデンサーがショートし、発熱・発火し、出火する事故が発生した。なお、製造事業者は2014年10月17日よりリコールに基づく製品の点検・修理を実施していたが、使用者がリコールを把握していたかは不明である。【2017年 8月、滋賀県、男性】
- 使用者の知人が室内機と室外機を接続する配線を延長するために一旦切断し途中接続したため、接続部で接触不良が生じて異常発熱し、出火する事故が発生した。なお、据付工事説明書には、「配線は途中接続しない。感電、火災の原因になる。」旨、記載されている。【2018年2月、埼玉県、性別不明】
- □エアコンの注意事項
- リコール製品による事故を防ぐため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。リコール製品をお持ちの場合は、不具合が生じていなくても使用を中止し、お買い求めの販売店や製造・輸入事業者に相談してください。
- 設置などが適切な形で行われているか確認してください。また、改造などで不適切な取り付けを行わないでください。
- ■扇風機の事故事例
- 約41年の長期使用により、内部の電気部品が劣化して出火する火災が発生した。【2017年10月、兵庫県、女性】
- □扇風機の注意事項
- 扇風機内部の電気部品は長期の使用により劣化するので、動きが悪い動かなくなった、モーターから異音がする、異常に発熱する、焦げ臭いにおいがするといった症状が出た場合は、発熱や発火のおそれがあるため、使用を中止してください。
- 使用しないときは電源プラグをコンセントから抜いてください。
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- (※1) ルームエアコン(室外機、室内機)。
- (※2) ファンの見えないものやサーキュレーターを含む。USB接続の扇風機は含まない。
- (※3) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故(ヒヤリハット情報(被害なし)を含む)。
発表資料
映像資料
- エアコン
- 1.電源コードの継ぎ足し接続で発火
- 2.ねじり接続で発火
- 3.途中接続で発火
- 4.内部に洗浄液がかかりトラッキング現象で発火
- 5.害虫が侵入し、内部ショート
- 扇風機
- 1.コンデンサーの発火
- 2.内部部品の発火1
- 3.内部部品の発火2
- 4.就寝中に発火
- 5.内部配線の劣化により発火
- その他映像資料はこちら
地方版
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お問い合わせ
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 製品安全広報課
-
TEL:06-6612-2066
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