製品安全

テレワークで大混雑
~プラグ・コードの取り扱いに注意~

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本件の概要

発表日:
令和2年12月24日(木)
発表資料:
テレワークで大混雑~プラグ・コードの取り扱いに注意~
映像資料:
テーブルタップ・延長コード「6.変形したプラグを使用して発火」
テーブルタップ・延長コード「7.洗浄液の浸入でトラッキング現象」
資料の概要:
2020年12月挿絵  テーブルタップ・延長コードなどによる事故(以下「配線器具※1の事故」という)や電気製品の電源プラグ・電源コードによる事故(以下「プラグ・コードの事故」という)が毎年発生しています。2015年度から2019年度の5年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報※2では、配線器具の事故は282件(内:火災事故164件)※3、プラグ・コードの事故は276件(内:火災事故155件)※3ありました。配線器具では、ほこり、水分の付着によるトラッキング現象※4の事故が多く発生し、プラグ・コードでは、電源コードやコードプロテクターに無理な力が加わり、断線してショートする事故が多く発生しています。
 今年は、新型コロナウイルスの影響により在宅勤務を行うためなど、自宅に新たに電源が必要となったことで、特にテーブルタップなどの需要が増えています。電源周りが煩雑になってしまっている場合も考えられ、電源コードの損傷事故などは増加するおそれがあります。年末の大掃除の際に、配線器具や配線状況を点検し、破損などがあれば取り換えなどして、事故を未然に防ぎましょう。
 その他、リコール対象製品による事故も発生しているため、お持ちの製品がリコール対象かどうかを確認してください。

 ■火災事故事例
  • ○ペットの尿がテーブルタップ内部に浸入し、トラッキング現象が生じて製品及びその周辺を焼損した。
  • ○コンセントへの抜き差しや、使用中の引っ張りなどで掃除機の電源プラグを傷つけたため、接触不良となり、動作時の電流により異常発熱して出火に至った。
  • ○コードリールに接続可能な最大消費電力を超える電気製品(ふとん乾燥機複数台)を接続していたため、コードリールの電源コードが異常発熱し、建物を半焼する事故が発生した。

■火災事故を防ぐポイント
  • ○電源プラグはしっかり差し込む。また、電源プラグや差込口などにほこりがたまっていないか確認し、掃除する。
  • ○テーブルタップやコンセントと電源プラグの接続部分に水分が付着しないよう注意する。アルコール消毒液も浸入すればショートやトラッキング現象を引き起こすおそれがあるので、接続部分にかからないように注意する。
  • ○電源コードを引っ張る、机や椅子の脚で踏むなど、無理な力を加えない。
  • ○接続可能な最大消費電力を確認し、これを超えるような使用をしない。
  • ○異臭や変色など、事故の予兆を見逃さない。
  • (※1) テーブルタップ、延長コード及びマルチタップなど。詳細は本文資料P2を参照。
  • (※2) 消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含む。
  • (※3) 重複、対象外情報を除いた事故発生件数。
  • (※4) 付着したほこりや水分によりトラック(電気の通り道)が生成され、異常発熱する現象(詳細は本文資料P3参照)。

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