製品安全

毎年100件以上発生
~ストーブ、ファンヒーターの事故に注意!!~

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本件の概要

発表日:
令和3年11月25日(木曜日)
発表資料:
毎年100件以上発生~ストーブ、ファンヒーターの事故に注意!!~
映像資料:
石油ストーブ「13.清掃不足で異常燃焼」
資料の概要:

 202111_プレス本文用写真ストーブ、ファンヒーター※1の事故が毎年100件以上発生しています。死亡事故は毎年10件以上と、多くの方が被害に遭われています。NITE(ナイト)では、ストーブ、ファンヒーターの事故の再発防止を目的として注意喚起を行います。
 2016年度から2020年度※2の5年間にNITE(ナイト)に通知された製品事故情報※3では、ストーブ、ファンヒーターの事故は652件(石油タイプ307件、電気タイプ345件)ありました。事故の被害状況をみると、652件のうち、死亡事故が69件(石油タイプ44件、電気タイプ25件)、また出火による事故は652件中576件発生しています。ストーブ、ファンヒーターの事故は毎年11月頃から事故が増加し、1月に最も多く発生しています。
 ストーブ、ファンヒーターの事故は、可燃物を近づけない、清掃をきちんと行うなど、使用上の注意をよく確認し、誤った使い方をしないよう気を付けることで防げるものがあります。一層寒さが増すこの時期に、使い方を確認し、事故を未然に防ぎましょう。

■ストーブ、ファンヒーターの事故事例

  • ○電気ストーブの電源を入れたまま就寝したため、就寝中に布団が電気ストーブに接触し、布団が過熱して発火する事故が発生した。【2020年2月 岐阜県、20歳代・男性、拡大被害】
  • ○石油ストーブの内部に燃焼による多量のすすが付着し、空気が不足し、炎が逆流したことで堆積していたほこりが燃える事故が発生した。【2020年4月 大阪府、60歳代・男性、拡大被害】
  • ○石油ファンヒーターのカートリッジタンクにガソリンを誤って給油したため、消火後再度点火しようとした際に、揮発したガソリンに引火する事故が発生した。【2021年1月 滋賀県、年齢・性別不明、軽傷】
  • ○使用者が石油ストーブを点火状態のまま給油したため、カートリッジタンクをストーブ本体に戻す際に灯油がこぼれ、こぼれた灯油が高温状態の燃焼部などにかかり、灯油が発火して火災に至る事故が発生した。【2020年1月 大阪府、80歳代・男性、拡大被害】
  • ○電気ストーブの電源プラグ側のコードプロテクター部に引っ張りや屈曲などのストレスが加わったり、芯線が断線して、短絡・スパークする事故が発生した。【2021年1月 兵庫県、年齢・性別不明、製品破損】

■ストーブ、ファンヒーターの気を付けるポイント

  • ○可燃物の近くで使用しない。
  • ○定期的に清掃を行い、ほこりやすすを取り除く。
  • ○ガソリンを誤給油しないよう保管方法や保管場所に注意する。
  • ○暖房器具はつけたままにしない。石油ストーブなどは給油時に必ず消火する。
  • ○電気ストーブや電気ファンヒーターの電源コードを引っ張らない、折り曲げない。
  • (※1)本資料では石油ストーブ、石油ファンヒーター、電気ストーブ及び電気ファンヒーターの4種をまとめて「ストーブ、ファンヒーター」と記述します。
  • (※2)2016年4月1日~2021年3月31日の事故を対象とします。
  • (※3)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。

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