製品安全

時短“家事”で“火事”にならないために
 ~「汚れ」や「誤った掃除の時短術」によるガスこんろの事故に注意~

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本件の概要

発表日:
令和5年9月28日(木)
発表資料:
時短“家事”で“火事”にならないために ~「汚れ」や「誤った掃除の時短術」によるガスこんろの事故に注意~
映像資料:
ガスこんろ「12.アルミ箔の上にたまった脂が発火」
資料の概要:
 旬を迎える食材が増え、調理が楽しい季節になりました。最近は、片付けや掃除時間を短縮するために工夫された時短家事が人気です。しかし日々の掃除を怠って汚れを放置したり、掃除の時短術を誤ると、火災を発生させるおそれがあります。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、「汚れの放置」や「誤った掃除の時短術」によるガスこんろの事故を防ぐために注意喚起を行います。
 
2018年度から2022年度にNITEに通知のあった製品事故情報※1では、ガスこんろの事故は合計195件あり、全体の半分以上(108件)が使用者の誤使用・不注意によるものです。また、誤使用・不注意による事故の中で多いのが「汚れの放置」や「誤った掃除の時短術」による事故で、43件発生しています。
「掃除の時短術」としてアルミ箔を使用することもありますが、使い方を間違えると大変危険です。鶏皮などの脂の多い食材をグリルで調理する際に、汚れを防ぐためにグリル焼網の上にアルミ箔を敷くと、アルミ箔の上にたまった脂が発火したり飛び散った脂に引火したりするおそれがあります。
 
 調理工程は省けても調理後の掃除は省いてはいけません。また、汚れを防いで掃除時間を短縮する際も取扱説明書で禁止されている行為ではないかを確認することが大切です。毎日使うガスこんろは小まめに掃除し、正しい使用方法で事故のない調理を楽しみましょう。
 
■事故を防ぐためのポイント
○煮こぼれが生じた場合はきれいに拭き取る。
○グリルは使用後、小まめに掃除する。
○グリルの使用時や使用後は、点火・消火の確認をする。
○掃除時間を短縮するために、取扱説明書で禁止されている行為をしない。
(例)脂の多い料理には、グリル焼網の上や下にアルミ箔を敷かない。
   
(※1)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。        

  
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