製品安全

大掃除は「整理・整頓・セーフティ」!
~「シュレッダー」「掃除機」「脚立・はしご」の気を付けるポイント~

sdg_icon_04 sdg_icon_12

本件の概要

発表日:
令和5年11月30日(木曜日)
発表資料:
大掃除は「整理・整頓・セーフティ」!
~「シュレッダー」「掃除機」「脚立・はしご」の気を付けるポイント~
映像資料:
シュレッダー「1.可燃性スプレーを使用して爆発」
シュレッダー「2.誤って電池を細断して発火」
資料の概要:
 今年も残すところあと1ヶ月となり、年末に向けてご家庭や事務所等で大掃除をする機会も多いのではないでしょうか。そんな大掃除の際に活躍する製品として、シュレッダーや掃除機※1、脚立・はしごがありますが、消費者の行動が事故につながってしまったと考えられる事案が発生しています。独立行政法人製品評価技術基盤機構[NITE(ナイト)、理事長:長谷川 史彦、本所:東京都渋谷区西原]は、シュレッダーや掃除機、脚立・はしごを使用する上で気を付けるポイントをお知らせします。

シュレッダーに可燃性ガスを含む 潤滑スプレーを使用して引火・爆発掃除機用非純正バッテリーが発火脚立にまたがりバランスを 崩して落下
              

 NITEに通知があった製品事故情報※2では、2018年度から2022年度の5年間にシュレッダーや掃除機、脚立・はしごの事故は294件ありました。掃除機の事故は約8割が火災となっており、また、脚立・はしごの事故は約9割が人的被害に至っており大きな割合を占めています。
 また、事故につながったと考えられる消費者の行動として、シュレッダーは「可燃性ガスを含む潤滑スプレー等を使用したため、製品内部に滞留したガスに引火して爆発」、掃除機は「欠陥のある非純正バッテリーを使用したため、非純正バッテリーが充電中等に発火」、脚立・はしごは「体勢が不安定になる状態で使用したため、バランスを崩して転倒」等がありました。
 事故が発生しないよう各製品の気を付けるポイントを確認し、製品を正しく使い整理整頓し、新年を気持ちよく迎えましょう。
 
■シュレッダーの気を付けるポイント
○可燃性ガスを含むスプレーを使用しない、電池類を細断しない。
○投入口に指を近づけない。
○インターロック装置が働くことを確認する。
■掃除機の気を付けるポイント
○非純正バッテリーが抱えるリスクを理解する(充電式タイプの掃除機)。
○充電は製品指定の充電器を使う(充電式タイプの掃除機)。
○電源コードに過度な力が加わらないよう注意する。
■脚立・はしごの気を付けるポイント
○脚立は「天板に乗らない、またがない」「大きな反動が生じる作業をしない」、はしごは「補助者に支えてもらう」「乗った状態で作業しない」。
○開き止め具をしっかりロックし、安定した地面に設置する。
○亀裂やねじの緩み等がないか確認する。

  • (※)  本資料中のすべての写真は、実際の事故とは関係ありません。
  • (※1)本資料では、掃除機に掃除機用のバッテリーも含めています。
  • (※2)消費生活用製品安全法に基づき報告された重大製品事故に加え、事故情報収集制度により収集された非重大製品事故やヒヤリハット情報(被害なし)を含みます。

発表資料

映像資料

地方版

ページトップへ

関連リンク

PDFファイルをご覧いただくためには、Adobe Reader(無償)が必要です。Adobe ReaderはダウンロードページGet ADOBE READERよりダウンロードできます。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  製品安全広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図