製品安全

平成25年度製品安全業務報告会発表概要

(1)平成24年度事故情報収集調査結果について

~事故調査結果からみえる製品事故動向~

製品安全センター 製品安全調査課

発表概要

NITEの組織、製品安全センターの業務紹介さらに事故情報収集制度の紹介を行ってから、平成24年度(昨年度)の事故情報収集調査結果を報告します。詳細内容は、「過去4年間の情報源別収集件数の推移」、「製品区分別収集件数」、「事故収集件数の多い10品目」、「製品起因による事故」や「誤使用・不注意による事故」の多い5品目、「昨年度の注目する多発事故事例」等で、「事故調査結果からみえる製品事故動向」を中心に報告します。さらに今年度は、リコール製品による再発事故防止に関しても触れる予定です。

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(2)発火事故原因究明に資する基板トラッキングの痕跡解析、技術データの蓄積

製品安全センター 燃焼技術センター

発表概要

家電製品の事故情報において、基板でのトラッキングに起因したと考えられる発火事故が散見されますが、原因究明の際に、事故品に見られる痕跡や、そこに印加される電気的な条件から発火の可能性を推定する際の物差しとなるような情報は極めて少ない状況です。
こうしたことから当該テーマでは、事故品観察の際の活用を目的に、家電製品に用いられる代表的な基板材料である紙・フェノール他計4種類の基板を用いた発火実験、外火加熱実験を行い、その際の痕跡を観察し、特徴を整理しました。さらに、発火の危険性を推定する際に活用する10V以下の低電圧印加条件における電解液滴下実験、事故事例を参考にしたトイレやエアコン洗浄液等の付着物による滴下実験などの結果も併せて発表します。

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(3)製品からのVOC等放散による事故原因究明技術の強化について

北陸支所 製品安全技術課

発表概要

製品から放散される化学物質の健康被害事故件数は、近年増加傾向にありますが、原因特定に至った件数は極めて少ない状況です。そこで、発熱する製品や大型家具等、様々な製品から放散される化学物質放散速度の測定データを整理・解析するとともに、放散速度を用いた原因究明手法を模索し、化学物質吸入事故における原因物質究明に資することを目的として調査を行いましたので、これまでに取得した測定データ等の解析結果について報告します。

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(4)経年劣化データベースの活用方法について

製品安全センター 経年劣化対策室

発表概要

経年劣化データベースを事業者(製造事業者、輸入・販売事業者)に提供することにより、社会の経年劣化事故のリスク低減に貢献することを目指しています。具体的には、NITEが保有している事故情報中の経年劣化事故となった製品から26製品(長期使用点検・表示制度対象製品と経年劣化事故を多く起こしていると思われる製品)を抽出し、その製品の劣化部品に注目して分析した経年劣化データベースの概要、活用例及び公開時期等について発表します。

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(5)プラスチック製品の事故原因解析手法と実際の解析事例について

製品安全センター 製品安全技術課

発表概要

プラスチックは、金属や木材に比べて加工が容易で軽量・安価であるため、消費生活用製品で多く使用されています。しかし、プラスチックは適切な環境で使用されなければ劣化が加速されるため、破損などの不具合を生じるリスクがあります。そこで、発表前半ではプラスチックの基礎知識と劣化を加速させる要因について要点を簡単に説明し、後半ではNITEでのプラスチックの事故原因解析手法と実際の解析事例について紹介します。

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(6)NITEが選ぶ、製品事故の未然防止に向けた、典型的な危害シナリオ

製品安全センター 情報分析・未然防止対策室

発表概要

製品安全分野における世界の潮流はリスクアセスメントの観点に立ち、安全はリスクの大きさで決まり,リスクベースで判断しています。これからのNITEはリスク低減、未然防止をターゲットに定め、従来の再発防止から新たに未然防止に取り組みます。 具体例の一つが、製品事故をハザード毎にモデル化した危害シナリオを事業者に提供し、社会的リスクを低減する試みです。そのアウトプットとして、典型的な危害シナリオのモデル化の事例(事業者の管理体制不備で人的被害発生等)を報告します。

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ポスターセッションの予定

  1. 1.「発火事故原因究明に資する基板トラッキングの痕跡解析、技術データの蓄積」
  2. 2.「製品からのVOC等放散による事故原因究明技術の強化について」
  3. 3.「経年劣化データベースの活用方法について」
  4. 4.「プラスチック製品の事故原因解析手法と実際の解析事例について」
  5. 5.「NITEが選ぶ、製品事故の未然防止に向けた、典型的な危害シナリオ」
  6. 6.「自転車を中心とした事故原因究明の取り組み」
  7. 7.「乳幼児用製品に関する共通安全対策(乳幼児の身体挟み込みに関する規格作成)」
  8. 8.「水槽用器具の電源プラグのトラッキングによる事故事例」
  9. 9.「腕時計による皮膚障害事故事例」

その他、NITEの製品安全業務にかかわるポスターも展示いたします。

お問い合わせ

独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター  リスク評価広報課
TEL:06-6612-2066  FAX:06-6612-1617
住所:〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-22-16 地図