項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 111-40-0 |
名称 | N-(2-アミノエチル)-1,2-エタンジアミン (別名:ジエチレントリアミン) |
物質ID | 25B0028 |
分類実施年度 | 平成25年度 |
分類実施者 | 厚生労働省、環境省 |
新規/再分類 | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成18年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 引火点97℃(closed cup)(ICSC(1996))であり、93℃を超える。 |
7 | 可燃性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分外 |
- |
- | - | 発火点が358℃(ICSC(1996))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験法が確立していない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類対象外 |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
- |
- | - | 酸素、フッ素及び塩素を含まない有機化合物である。 |
14 | 酸化性固体 | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
ラットを用いた経口投与試験のLD50値 1,080 mg/kg((ACGIH(7th, 2001)、(環境省リスク評価第11巻(2013)、(PATTY(6th, 2012))、約1,140 mg/kg、1,539 mg/kg、約1,800 mg/kg、1,950 mg/kg(SIDS(2002))に基づき、区分4とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分4 |
警告 |
H312 |
P302+P352
P362+P364 P280 P312 P321 P501 |
ウサギを用いた経皮投与試験のLD50値は、約672 mg/kg、1,040 mg/kg(SIDS(2002))、1,090 mg/kg(ACGIH(7th, 2001)、環境省リスク評価第11巻(2013))であり、1件が区分3、2件が区分4に該当する。これらのデータから分類ガイダンスに基づき、該当数の多い区分4とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。なお、旧分類の根拠である環境省リスク評価第11巻(2013)の結果は「LDLo」であったため不採用とした。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 |
P301+P330+P331
P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
環境省リスク評価第11巻(2013)、NITE初期リスク評価書(2005)のヒト健康影響についての記述、及びウサギを用いた皮膚刺激性試験結果の「強い腐食性」、「腐食性」との記述(NITE初期リスク評価書(2005)、SIDS(2002))がある。さらに、本物質は、EU DSD分類において「C; R34」、EU CLP分類において「Skin Corr. 1B H314」に分類されている。以上の情報に基づき区分1とした。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 |
P305+P351+P338
P280 P310 |
ヒト健康影響のデータ(環境省リスク評価第11巻(2013)、ACGIH(7th, 2001))、及びウサギを用いた眼刺激性試験で原液を投与した試験結果(NITE初期リスク評価書(2005)、SIDS(2002))において、「強度刺激性」「強腐食性」「視力喪失」との記述がある。さらに、本物質は皮膚腐食性物質であり、EU DSD分類において「C; R34」、EU CLP分類において「Skin Corr. 1B H314」に分類されている。以上の情報に基づき区分1とした。 |
4 | 呼吸器感作性 | 区分1 |
危険 |
H334 |
P304+P340
P342+P311 P261 P284 P501 |
ヒトに対する健康影響のデータとして、職業ばく露による気道に対するぜんそく様のアレルギー反応の発症が報告されているとの記述(NITE初期リスク評価書(2005)、SIDS(2002)、ACGIH(7th, 2001))との記載から、呼吸器感作性があると考えられるため、区分1とした。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分1 |
警告 |
H317 |
P302+P352
P333+P313 P362+P364 P261 P272 P280 P321 P501 |
モルモットを用いたマキシマイゼーション試験での陽性の結果(NITE初期リスク評価書(2005)、SIDS(2002))、及び本物質を取り扱う作業者に対するパッチテストで陽性の結果がみられたとの報告等(NITE初期リスク評価書(2005)、SIDS(2002)、ACGIH(7th, 2001))から、皮膚感作性があると考えられる。さらに、本物質は、EU DSD分類において「R43」、EU CLP分類において「Skin Sens. 1 H317」に分類されている。以上の情報に基づき区分1とした。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 分類ガイダンスの改訂により、「区分外」が選択できなくなったため、「分類できない」とした。すなわち、In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いる小核試験で陰性である(NITE初期リスク評価書(2005)、環境省リスク評価第11巻(2013)、SIDS(2002))。さらに、in vitroでは、細菌の復帰突然変異試験、哺乳類培養細胞を用いる遺伝子突然変異試験及び染色体異常試験で陰性である(NITE初期リスク評価書(2005)、環境省リスク評価第11巻(2013)、SIDS(2002))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 既存分類がされていないこと、並びに毒性情報はあるが信頼性のある情報がないことから、分類できないとした。 |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 |
P308+P313
P201 P202 P280 P405 P501 |
NITE初期リスク評価書(2005)及び環境省リスク評価第11巻(2003)の記述から、ラットにおける生殖発生毒性試験(OECD TG 421)において、親動物に他の毒性作用がみられない用量下で生殖発生への影響(妊娠期間の延長、胚・胎児死亡の増加など)がみられていることから、分類ガイダンスに従い、区分1Bに分類した。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 区分3 |
- |
H402 |
P273
P501 |
甲殻類(オオミジンコ)において48時間EC50 =16 mg/L(SIDS, 2002)から、区分3とした。 |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 区分外 |
- |
- | - |
慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 1982))、甲殻類(オオミジンコ)の21日間NOEC = 5.6 mg/L(SIDS, 2002)であることから、区分外となる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BODによる分解度:0%(既存点検, 1982))、魚類(ウグイ)の96時間LC50 = 248 mg/L(SIDS, 2002)であることから、区分外となる。 以上の結果から、区分外とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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