項目 | 情報 |
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CAS番号 | 13446-18-9 |
名称 | 硝酸マグネシウム・六水和物 |
物質ID | H28-B-015, C-022B |
分類実施年度 | 平成28年度 |
分類実施者 | 厚生労働省/環境省 |
新規/再分類 (危険物/有害物) | 再分類・見直し |
他年度における分類結果 | 平成22年度 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | GHS分類ガイダンス(平成25年度改訂版(Ver.1.1)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイト |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイト |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分外 |
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- | - |
硝酸塩類であり爆発性に関連する原子団を含むが、二水和物は国連分類UN1474、クラス5.1、PGIIIに分類され、特別規定で六水和物である本物質にはクラス5.1は適用されないが、六水和物である本物質も上位の爆発物に該当しないと考えられる。 |
2 | 可燃性/引火性ガス(化学的に不安定なガスを含む) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 分類対象外 |
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- | - |
エアゾール製品でない。 |
4 | 支燃性/酸化性ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 区分外 |
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- | - |
不燃性 (ホンメル (1991)) である。 |
8 | 自己反応性化学品 | 分類対象外 |
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- | - |
二水和物は国連分類UN1474、クラス5.1、PGIIIに分類され、酸化性固体であり、六水和物である本物質は分類対象外と考えられる。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 区分外 |
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- | - |
不燃性 (ホンメル (1991)) である。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分外 |
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- | - |
不燃性 (ホンメル (1991)) である。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分外 |
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- | - |
金属 (Mg) を含むが、水溶解度 (水に可溶 (0.8%)) (Merck (15th, 2013)) が測定されており、水と激しく反応することはないと考えられる。 |
13 | 酸化性液体 | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分外 |
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- | - |
二水和物は国連分類UN1474、クラス5.1、PGIIIに分類され、特別規定で六水和物である本物質にはクラス5.1は適用されないため区分外と考えられる。 |
15 | 有機過酸化物 | 分類対象外 |
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- | - |
無機化合物である。 |
16 | 金属腐食性物質 | 分類できない |
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- | - |
固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分外 |
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- | - |
ラットのLD50値として、5,440 mg/kg (ChemID (Access on July 2016)) の報告に基づき、区分外とした。 |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類対象外 |
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- | - |
GHSの定義における固体である。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、硝酸マグネシウム無水物 (CAS番号 10377-60-3) では、皮膚に対し強い刺激性がみられる (HSDB (Access on May 2016)) との記述があるが、出典が確認できなかったため採用しなかった。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 旧分類の情報は得られなったため、分類を変更した。 なお、硝酸マグネシウム無水物 (CAS番号 10377-60-3) では、眼に対し強い刺激性がみられる (HSDB (Access on May 2016)) との記述があるが、出典が確認できなかったため採用しなかった。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
|
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
|
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
|
- | - |
データ不足のため分類できない。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 なお、硝酸塩、亜硝酸塩をアミン又はアミド基を持つ化合物と併用投与した場合には胃内でニトロソ化により、ニトロソアミン又はニトロソアミドが生成し、実験動物に発がん性を示す十分な証拠があるが、硝酸塩又は亜硝酸塩単独投与による実験動物での発がん性に関して証拠は不十分、ないし限定的と IARCは結論している (IARC 94 (2010))。 |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1(血液系) |
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H370 |
P260 P264 P270 P308+P311 P321 P405 P501 |
本物質自体のヒトでの報告はないが、水溶性硝酸塩一般として、硝酸ナトリウムを食塩と誤って摂取した15人の兵士がメトヘモグロビン血症になり、約15 gを摂取した13人が死亡し、5 gを摂取した2人が生存したとの報告がある (ECETOC TR27 (1988))。 したがって本物質の経口単回ばく露でヒトにメトヘモグロビン血症を生じるリスクがあることから、区分1 (血液系) とした。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(血液系) |
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H372 |
P260 P264 P270 P314 P501 |
本物質に関する情報はない。 しかし、一般に水溶性硝酸塩を摂取したヒトにおける健康上の懸念には、食事、水に含まれる硝酸塩が腸内微生物により還元され生成した亜硝酸塩に起因する新生児メトヘモグロビン血症があり、新生児の場合、メトヘモグロビンの還元酵素系が未発達のためリスクが高い (ECETOC TR27 (1988)) という記述がある。 また、硝酸アンモニウムを利尿剤として10 g/dayで4〜5日間服用した患者3名にメトヘモグロビン血症によるチアノーゼがみられ、硝酸アンモニウムを腎結石防止のために2〜9 g/dayで投与した患者268名のうち、メトヘモグロビン血症は僅かに2名にみられ、うち1名はメトヘモグロビン還元酵素の遺伝的欠損例であった (ECETOC TR27 (1988)) との記述がある。 したがって、本物質経口ばく露で、ヒト、特に新生児にメトヘモグロビン血症を生じるリスクがあることから、区分1 (血液系) に分類した。 |
10 | 吸引性呼吸器有害性 | 分類できない |
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- | - |
データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
危険有害性絵表示 (コード: シンボル) 注意喚起語 |
コード (危険有害性情報) |
コード (安全対策注意書き) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性(急性) | 分類できない |
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- | - | データなし |
11 | 水生環境有害性(長期間) | 分類できない |
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- | - | データなし |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
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- | - | データなし |
* 「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」のコードにマウスカーソルに重ねると、「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が表示されます。 また、Excel fileでは、コードと共に「危険有害性情報」及び「安全対策注意書き」が記載されてあります。 * 「分類結果」の欄が空欄、又は『 - 』となっている「危険有害性項目」は、分類が実施されていないため、前回に実施した分類結果が最新の情報となります。 * 政府による分類結果は、GHSに基づくSDSやラベル作成の際に自由に引用および複写を行うことができます。 ただし、引用および複写をした上で作成されたSDS・ラベルの内容に対する責任は、SDS・ラベル作成者にあることにご留意ください。 * 本分類結果は、分類ガイダンス等のマニュアルで定められている情報源と判定方法に基づくものであり、あくまでもSDSやラベル作成の際の参考として公表しているものです。 他の文献や試験結果等を根拠として、本内容と異なる分類結果でSDSやラベルを作成することを妨げるものではありません。 |
2017/7/25 |