項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 83164-33-4 |
名称 | N-(2,4-ジフルオロフェニル)-2-[3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]ニコチンアミド(別名:ジフルフェニカン) |
物質ID | R02-A-087-METI |
分類実施年度 | 令和2年度(2020年度) |
分類実施者 | 経済産業省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における固体である。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 塩素を含まず、フッ素及び酸素を含む有機化合物であるが、このフッ素及び酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)の3件の試験結果より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2014)) (2)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2014)) (3)ラットのLD50:> 5,000 mg/kg(EFSA (2007)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2014)) (2)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(EFSA (2007)) (3)ウサギのLD50:> 2,000 mg/kg(食安委 農薬評価書 (2014)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50(4時間、粉塵):> 5,210 mg/m3(5.12 mg/L)(GLP)(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)) (2)ラットのLC50(4時間):> 5.12 mg/L(EFSA (2007)) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=6)を用いた皮膚刺激性試験(GLP、4時間適用、72時間観察)において、全例で皮膚刺激性変化はみられなかった(紅斑・痂皮スコア:0/0/0/0/0/0、浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=9)を用いた眼刺激性試験(GLP、7日観察)において、1時間後に非洗眼群6例のうち全例で軽微な結膜刺激がみられたが、48時間後には消失した(角膜混濁スコア:0/0/0/0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0/0/0/0、結膜発赤スコア:0.3/0.3/0/0/0/0、結膜浮腫スコア:0/0/0/0/0/0)との報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(GLP、皮内投与:2%溶液)において、惹起被覆除去24、48時間後の陽性率はともに0%(0/19例、1例は皮内投与前に死亡)であったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (2)モルモット(n=10)を用いたBuehler試験(GLP、局所投与:25%懸濁液)において、惹起24、48時間後の陽性率はともに0%(0/10例)であったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(6)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットの骨髄細胞を用いた染色体異常試験(GLP、単回腹腔内投与)において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (2)細菌復帰突然変異試験(GLP)において陰性との報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (3)ほ乳類培養細胞(マウスリンパ腫細胞)を用いた遺伝子突然変異試験(GLP)において陰性(+S9)及び陽性(-S9)の報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (4)ほ乳類培養細胞(チャイニーズハムスター肺由来 V79細胞)を用いた遺伝子突然変異試験(GLP)において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (5)ヒトリンパ球を用いた染色体異常試験(GLP)において陰性の報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (6)(3)のマウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験において、代謝活性化系非存在下の細胞毒性が強く認められた濃度において陽性であったが、より高濃度での遺伝子突然変異試験において陰性、in vivo 染色体異常試験において陰性であったことから、本物質には生体にとって問題となる遺伝毒性はないものと考えられた(食安委 農薬評価書 (2014))。 |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 国内外の分類機関による既存分類結果はないが、(1)~(3)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた2年間混餌投与による慢性毒性/発がん性併合試験において、12,500 ppm(雄/雌:614/749 mg/kg/day)までの用量で発がん性は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (2)マウスを用いた2年間混餌投与による慢性毒性/発がん性併合試験において、12,500 ppm(雄/雌:1,620/1,990 mg/kg/day)までの用量で発がん性は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (3)本物質はラット及びマウスの試験において、発がん性の証拠は認められなかった(EFSA (2007))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験(OECD TG 416、GLP)において、12,500 ppmでP、F1及びF2親動物に体重増加抑制、摂餌量低下、難産、F1及びF2児動物に体重増加抑制、死亡率増加がみられたとの報告がある。なお、同用量でみられた分娩障害及び出生時の死亡率増加は、限度量を超える投与による母動物における全身状態悪化が原因と推察され、親動物の全身に対する一般毒性に起因する変化であると判断された(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)、RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018))。 (2)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG 414、GLP、妊娠6~15日)において、催奇形性は認められなかったの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、 農薬抄録 (2014)、RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018))。 (3)ウサギを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG 414、GLP、妊娠6~18日)において、催奇形性は認められなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)、RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018))。 (4)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(OECD TG 414、GLP、妊娠6~15日)において、限度量(1,000 mg/kg/day)まで親動物、児動物とも影響は認められなかったとの報告がある(RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018))。 【参考データ等】 (5)EUでは、本物質は生殖毒性のCLP分類において、区分に該当しないが妥当と提案され、RACは同意した(RAC Opinion (2019)、CLH Report (2018))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分に該当しない |
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- | - | 【分類根拠】 (1)~(6)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験(GLP)において、5,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で雌1例に子宮角膨満がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (2)別のラットを用いた単回経口投与試験(GLP)において、5,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で症状及び死亡例はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (3)マウスを用いた単回経口投与試験(GLP)において、5,000 mg/kg(区分に該当しない範囲)で症状及び死亡例はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (4)ラットを用いた単回経皮投与試験(GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で投与部位に落屑及び皮膚表面のひび割れ(雌4例)、散在性の小型のかさぶた(雌3例)がみられ、死亡例はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (5)ウサギを用いた単回経皮投与試験(GLP)において、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で雌1例が投与8日目に死亡したが、その他の症状はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (6)ラットを用いた単回吸入(粉塵)ばく露試験(4時間、GLP)において、5,120 mg/m3(5.12 mg/L)(区分に該当しない範囲)で症状及び死亡例はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(5)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での毒性情報がなくデータ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験において、5,000 ppm以上(339 mg/kg/day(雄)、418 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で体重増加抑制、摂餌量低下、Glu減少がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (2)別のラットを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験(GLP)において、2,500 ppm(185 mg/kg/day(雄)、208 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で体重増加抑制、摂餌量低下、肝細胞肥大(雄)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014))。 (3)マウスを用いた混餌投与による90日間反復経口投与試験(GLP)において、5,000 ppm以上(836 mg/kg/day(雄)、1,020 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で体重増加抑制・ALP増加・肝絶対及び比重量増加、小葉中心性肝細胞肥大(雄)、Glu減少(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)、CLH Report (2018))。 (4)イヌを用いた強制経口による1年間慢性毒性試験(GLP)において、300 mg/kg/day以上(区分に該当しない範囲)でALP増加・肝絶対及び比重量の増加(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)、CLH Report (2018))。 (5)マウスを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験(OECD TG 453、GLP)において、2,500 ppm以上(322 mg/kg/day(雄)、384 mg/kg/day(雌)、区分に該当しない範囲)で体重増加抑制・Chol減少、摂餌量低下・小葉中心性肝細胞肥大(52 週)(雄)、AST、ALT上昇・Glu減少・肝絶対及び比重量増加(雌)がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2014)、農薬抄録 (2014)、CLH Report (2018))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
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- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | - |
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11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | - |
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12 | オゾン層への有害性 | - |
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