項目 | 情報 |
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CAS登録番号 | 9002-92-0 |
名称 | ポリ(オキシエチレン)=ドデシル=エーテル |
物質ID | R03-A-017-METI, MOE |
分類実施年度 | 令和3年度(2021年度) |
分類実施者 | 経済産業省/環境省 |
新規/再分類 | 新規分類 |
他年度における分類結果 | |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
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分類に使用したガイダンス(外部リンク) | 政府向けGHS分類ガイダンス(令和元年度改訂版(Ver.2.0)) |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書 |
解説・用語集(Excelファイル) | 解説・用語集 |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortal |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
2 | 可燃性ガス | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
4 | 酸化性ガス | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
5 | 高圧ガス | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
6 | 引火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
7 | 可燃性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
10 | 自然発火性固体 | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 物理化学的性状が不明なため分類できない。 |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 |
P301+P312
P264 P270 P330 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、区分4とした。 【根拠データ】 (1)ラット(雌)のLD50(OECD TG 423、GLP):300~2,000 mg/kgの間(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (2)ラットのLD50:1,190 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (3)ラットのLD50:1,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50(OECD TG 402、GLP):> 2,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) (2)ラットのLD50(OECD TG 402):> 2,000 mg/kg(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 物理化学的性状が不明のため、分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、72時間観察)において、皮膚刺激性はみられなかった(紅斑スコア:0/0/0、浮腫スコア:0/0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、閉塞、4時間適用、14日観察)において、パッチ除去24時間後に全例に軽度の紅斑がみられたが、48時間後には回復した(紅斑スコア:0.3/0.3/0.3、浮腫スコア:0/0/0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (3)In vitro 皮膚刺激性試験(OECD TG 439)において、細胞生存率R=2.7%であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、14日観察)において、全例で7日後まで結膜影響がみられたが、14日後には回復した(角膜混濁スコア:0/0/0、虹彩炎スコア:0/0/0、結膜発赤スコア:1.7/1.7/2、結膜浮腫スコア:1/1.3/1)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、21日観察)において、全例で角膜混濁及び結膜影響がみられた(角膜混濁スコア:0.7/0.7/0.7、虹彩炎スコア:0/0/0、結膜発赤スコア:1/1.7/1.7、結膜浮腫スコア:1/1/1)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (3)In vitro 眼刺激性試験(OECD TG 492)において、平均組織生存率は34.4%(予測不能に該当)であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)51名を対象としたパッチテスト(10%、15%、20%溶液、閉塞)において、陽性反応はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (2)モルモット(n=7)を用いたDraize試験(皮内投与:0.02%又は0.1%溶液)において、惹起後に皮膚反応はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (3)ウサギ(n=12)を用いた皮膚感作性試験(局所投与:1%溶液)において、惹起後に皮膚反応はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(5)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(3日間腹腔内投与)で陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021)、CERI 有害性評価書 (2007)、NTP CEBS (Accessed May 2021))。 (2)マウス骨髄細胞を用いた染色体異常試験(単回腹腔内投与)で陰性の報告がある(NTP CEBS (Accessed May 2021))。 (3)細菌復帰突然変異試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報/NTP CEBS (Accessed May 2021)、CERI 有害性評価書 (2007))。 (4)マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報/NTP CEBS (Accessed May 2021)、CERI 有害性評価書 (2007))。 (5)ほ乳類培養細胞(CHO)を用いた染色体異常試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報/NTP CEBS (Accessed May 2021))。 |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。(1)のデータに基づくと、区分に該当しないとなるが、(2)を考慮し分類できないとした。 【根拠データ】 (1)本物質(Etoxylated dodecyl alcohol)のラット及びマウスを用いた2年間混餌投与による発がん性試験において、雌雄とも陰性との報告がある(Haseman et al., Environ. Health Perspect., 74 (1987)、CERI 有害性評価書 (2007))。 (2)(1)の結果はNTPのTesting Report(TR-264)に基づくものであるが、試験報告としては不十分なものとして、当該TRはNTPのDB上からは既に削除されている(NTP DB (Accessed May 2021))。 |
7 | 生殖毒性 | 区分に該当しない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)~(5)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与及び経皮投与による2つの二世代生殖毒性試験において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (2)本物質(C12、EO6)を被験物質としたラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、生殖毒性はみられなかったとの報告がある(NITE/CERI有害性評価書 (2007))。 (3)ラットを用いた混餌投与による発生毒性試験(妊娠6~15日)において、発生毒性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (4)本物質(C12、EO4)を被験物質としたラットを用いた経口投与による試験(交配前から交配、妊娠及び哺育期間)において、交配、妊娠、出産、哺育に異常はみられなかったとの報告がある(NITE/CERI有害性評価書 (2007))。 (5)本物質(C12、EO4)を被験物質としたラット及びウサギを用いた経口投与による発生毒性試験において、催奇形性及び胎児毒性はみられなかったとの報告がある(NITE/CERI有害性評価書 (2007))。 |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(麻酔作用) |
警告 |
H336 |
P304+P340
P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分3(麻酔作用)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験において、300 mg/kg(区分1の範囲)で軽度の嗜眠(6/6例)、下痢や糞尿による肛門周囲の汚染がみられ、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で軽度の嗜眠(1/3例)、軽度から中程度の嗜眠(2/3例)、運動失調、呼吸異常がみられ、2例の死亡例の剖検では肛門周囲の湿潤と肺全葉の赤色化がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 (1)より、経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での毒性情報がなくデータ不足のため分類できない。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた混餌投与による28日間反復経口投与試験において、590 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で毒性影響はみられなかったとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - |
【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
危険有害性項目 | 分類結果 |
絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 |
P273
P391 P501 |
藻類(デスモデスムス属)72時間ErC50 = 0.237 mg/L(REACH登録情報, 2021、Bull. Environ. Contam. Toxicol., 2006 76:218-225)であることから、区分1とした。 |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 |
P273
P391 P501 |
急速分解性がなく(標準法におけるBODによる14日間分解度:38%(METI既存点検結果, 1982))、藻類(デスモデスムス属)の72時間NOEC = 0.07383 mg/L(Bull. Environ. Contam. Toxicol., 2006 76:218-225)から、区分1とした。 |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 |
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