NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 131860-33-8
名称 メチル=(E)-2-{2-[6-(2-シアノフェノキシ)ピリミジン-4-イルオキシ]フェニル}-3-メトキシアクリラート(別名アゾキシストロビン)
物質ID m-nite-131860-33-8_v2
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 自己反応性化学品 分類できない
-
-
- - 自己反応性に関連する原子団(エチレン基)を含むが、データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 自然発火性固体 区分に該当しない
-
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- - 345℃で分解(水質汚濁に係る農薬登録保留基準の設定に関する資料 (2010))との情報より、345℃まで分解しないと推定でき、常温で発火しないと考えられる。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - 融点が140℃以下の固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
14 酸化性固体 区分に該当しない(分類対象外)
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- - フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50: > 5,000 mg/kg(GLP)(食安委 農薬評価書(2020)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ラットのLD50: > 2,000 mg/kg(GLP)(食安委 農薬評価書 (2020)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、区分に該当しない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分3


危険
H331 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P311
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)、(2)より、区分3とした。

【根拠データ】
(1)ラット(雄)のLC50(4時間、粉塵、鼻部ばく露):0.962 mg/L(OECD TG 403、GLP)(食安委 農薬評価書 (2020)、CLH Report (2018))
(2)ラット(雌)のLC50(4時間、粉塵、鼻部ばく露):0.698 mg/L(OECD TG 403、GLP)(食安委 農薬評価書 (2020)、CLH Report (2018)、EFSA (2010)、JMPR (2009))
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない(国連分類基準の区分3)とした。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n= 6)を用いた皮膚刺激性試験(GLP、4時間適用、7日間観察)において、塗布終了後に紅斑と浮腫が2/6例にみられたが、うち1例は24時間以内に、他の1例も7日後までに消失した。24/48/72時間後の全例の平均スコアは紅斑及び浮腫ともに0.2/0.2/0.2であり、軽微な刺激性があるとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013))。
(2)本物質はウサギの皮膚に軽微な刺激性を示す(EFSA (2010)、JMPR (2008))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)、(2)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ウサギ(n=6)を用いた眼刺激性試験(GLP、72時間観察)において、適用後に結膜の刺激性変化(軽度から中等度の発赤、軽度の浮腫及び軽度の分泌物)がみられたが、これらの変化は投与1日後には消失した。また、粘膜及びハーダー腺からの少量の分泌物及び瞬膜の一部における出血がみられ、2日後には完全に消失したとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013))。
(2)本物質はウサギの眼に軽微な刺激性を示す(EFSA (2010)、JMPR (2008))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 皮膚感作性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、区分に該当しない。なお、ガイダンスに従い、分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1)モルモット(n= 18)を用いたMaximisation試験(GLP、皮内投与:10%溶液)において、惹起終了24及び48時間後の陽性率は0%(0/18例)であったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 生殖細胞変異原性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)In vivoでは、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(単回経口投与、5,000 mg/kg)で陰性、ラットの肝細胞を用いた不定期DNA合成(UDS)試験(単回経口投与、最大2,500 mg/kg)で陰性であった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013))。
(2)In vitroでは、細菌復帰突然変異試験で陰性(S9+/-)、マウスリンパ腫細胞を用いた遺伝子突然変異試験、ヒトリンパ球を用いた染色体異常試験では陽性(S9+/-)の結果であった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013))。
(3)マウスリンパ腫細胞及びヒトリンパ球のほ乳類培養細胞を用いた2つの試験では弱い陽性反応が示された。これらの結果から、in vitroでは染色体異常誘発性が示唆された。しかし、in vivoでは染色体傷害性の試験と一般的なDNA傷害性は2,000 mg/kg以上の高用量でも陰性の結果であった。すなわち、in vitroでみられた染色体異常誘発影響は生体では生じないと結論された(JMPR (2008)、EFSA (2010))。食品安全委員会も生体において問題となる遺伝毒性は認められなかったとしている(食安委 農薬評価書 (2020))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 発がん性 区分に該当しない
-
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- - 【分類根拠】
国内外の評価機関による分類結果はないが、(1)、(2)の動物種2種で発がん性陰性の結果より、区分に該当しない。なお、ガイダンスに従い、区分を変更した。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた2年間混餌投与による慢性毒性/発がん性試験(GLP適合)では、雌雄とも体重増加抑制等が認められた最高用量(雄/雌:750/1,500 ppm:82.4/117 mg/kg/day)まで発がん性は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、EFSA (2010)、JMPR (2008)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
(2)マウスを用いた2年間混餌投与による発がん性試験(GLP適合)では、雌雄とも体重増加抑制等が認められた最高用量(2,000 ppm:雄/雌:272/363 mg/kg/day)まで発がん性は認められなかった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、EFSA (2010)、JMPR (2008)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 生殖毒性 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、親動物に明瞭な一般毒性影響がみられる用量まで、生殖能への有害影響、児動物及び胎児への発生・発達影響は軽微な影響に限られたことから、区分に該当しないとした。新たな知見に基づき分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験(GLP)において、P及びF1親動物に顕著な一般毒性(P及びF1雄:死亡(各1/26例)、総胆管の拡張及び胆管と肝臓の組織変化、P及びF1雌雄:体重増加抑制、摂餌量減少、肝比重量増加等)が生じる高用量まで生殖能に影響はみられず、F1及びF2児動物にも軽微な所見(体重の低値)がみられただけであった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。
(2)ラットを用いた強制経口投与による発生毒性試験(妊娠6~15日、GLP)において、母動物が3/12例死亡し、1例を切迫と殺後に投与を中止した高用量群及び母動物毒性(体重増加抑制、摂餌量減少、下痢、流涎等)がみられた中用量群で、胎児にはいずれの用量でも骨化遅延がみられただけであった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。
(3)ウサギを用いたに強制投与された2つの発生毒性試験(妊娠7~19日、GLP)において、明らかな母動物毒性(体重増加抑制、摂餌量減少、下痢等)がみられる全ての用量で、胎児に発生影響はみられなかった(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(神経系、呼吸器)


危険
H370 P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
【分類根拠】
(1)より、区分1の用量範囲で神経系及び呼吸器影響がみられることから区分1(神経系、呼吸器)とした。新たな知見に基づき分類結果を変更した(2022年度)。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた単回吸入(粉塵)ばく露試験(4時間、OECD TG 403、GLP)において、円背位、立毛、振戦、活動低下、鼻部周辺の汚れ、異常呼吸音、死亡例の剖検で肺の蒼白化がみられ、LC50は雄で0.962 mg/kg(区分1の範囲)、雌で0.698 mg/kg(区分1の範囲)であったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、CLH Report (2018)、農薬抄録 (2013))。

【参考データ等】
(2)ラットを用いた経口投与による急性神経毒性試験において、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で急性神経毒性はみられなかったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、EFSA (2010))。
(3)ラットを用いた単回経皮投与試験において、2,000 mg/kg(区分2の範囲)で鼻部及び口周囲の汚れ、尿失禁、投与部位に剥離、痂皮、紅斑、浮腫がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2018)、EFSA (2010)、JMPR (2009)、HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022)、農薬抄録 (2013))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(3)より、肝臓及び胆管への影響がみられるが、区分に該当しない用量範囲での影響である。よって経口経路では区分に該当しない。ただし、他経路での毒性情報がなくデータ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1)ラットを用いた混餌投与による2年間慢性毒性/がん原性併合試験において、13例が死亡した1,500 ppm(109 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)投与群の雄では53週目に用量を750 ppm(82.4 mg/kg/day、区分2の範囲)に下げて投与を継続したが、1,500 ppm投与時の雄の死亡例では総胆管の拡張、腹水及び十二指腸膨満が肉眼的に確認され、組織学的には総胆管の拡張、胆管炎、胆管壁肥厚及び胆管上皮過形成、肝臓における胆管上皮過形成及び胆管炎の発現頻度増加がみられた。一方、1,500 ppmの雌は死亡率の増加はなく、体重増加抑制、摂餌量の減少・食餌効率の低下及び血清TG と総コレステロールの低下がみられただけであったとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008)、 HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
(2)ラットを用いた混餌投与による二世代生殖毒性試験において、1,500 ppm(162 mg/kg/day(P雄)、171 mg/kg/day(F1雄)、168 mg/kg/day(P雌)、179 mg/kg/day(F1雌)、区分に該当しない範囲)で総胆管の拡張、上皮過形成・胆管炎等、肝臓の増殖性胆管炎がみられ、死亡例も各1例みられたが、雌にはこのような病変はみられていないとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008)、 HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。
(3)イヌを用いたカプセル経口投与による1年間慢性毒性試験において、200 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)で肝臓影響(肝比重量増加、ALP活性増加、トリグリセリド増加等)、液状便の頻度増加がみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020)、農薬抄録 (2013)、JMPR (2008)、 HSDB in PubChem (Accessed Aug. 2022))。

【参考データ等】
(4)本物質の標的臓器は肝臓と総胆管であり、肝臓重量増加、臨床生化学検査値の変化、病理組織変化、体重増加抑制が共通してみられたとの報告がある(EFSA (2010))。
(5)本物質投与による影響は、主に体重(増加抑制)、血液(貧血)及び胆道系(総胆管拡張、胆管上皮過形成等)にみられたとの報告がある(食安委 農薬評価書 (2020))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 誤えん有害性 分類できない
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- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(ミシッドシュリンプ)96時間EC50 = 0.055 mg/L(EU CLP CLH, 2017)であることから、区分1とした。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
急速分解性がなく(BIOWIN)、甲殻類(ミシッドシュリンプ)(海水)の28日間NOEC = 0.00954 mg/L(EU CLP CLH, 2017)から、区分1とした。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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