NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 13840-56-7
名称 ホウ酸のナトリウム塩
物質ID m-nite-13840-56-7_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 水反応可燃性化学品 分類できない
-
-
- - 金属(Na)及び半金属(B)を含むが、データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
14 酸化性固体 分類できない
-
-
- - ハロゲンを含まず、酸素を含む無機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素(B)と結合しているが、データがなく分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 無機化合物である。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
-
- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(2)より、類縁物質の分類結果を用い、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)(CAS登録番号:10043-35-3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分に該当しないと判定している(2013年度GHS分類結果)。



令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(経皮) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)~(2)より、類縁物質の分類結果を用い、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、EU REACH SVHC (2010)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分に該当しないと判定している(2013年度GHS分類結果)。


令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】
GHS定義における固体である、区分に該当しない。

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:蒸気) 区分に該当しない
-
-
- - 【分類根拠】
(1)より、類縁物質の分類結果を用い、区分に該当しない。

【根拠データ】
(1)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分に該当しないと判定している(2013年度GHS分類結果)。


令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、分類できないと判定している(2013年度GHS分類結果)。

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
【分類根拠】
(1)、(2)より、ホウ酸の知見を用い、区分2とした。

【根拠データ】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分2と判定している(2013年度GHS分類結果)。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
【分類根拠】
(1)、(2)より、ホウ酸の知見を用い、区分2とした。

【根拠データ】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分2と判定している(2013年度GHS分類結果)。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、分類できないと判定している(2015年度GHS分類結果)。

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、分類できないと判定している(2015年度GHS分類結果)。

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項目は分類できないと判定している(2013年度GHS分類結果)。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)無機ホウ酸塩化合物の発がん性分類について、ACGIHではA4に分類されている(ACGIH TLVs and BEIs (2022))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
7 生殖毒性 区分1B


危険
H360 P308+P313
P201
P202
P280
P405
P501
【分類根拠】
本物質自体のデータはないが、(1)、(2)より、本物質の分解物について生殖毒性物質(区分1B)として分類されていることから、本物質も区分1Bとした。

【根拠データ】
(1)本物質はオルトホウ酸ナトリウムで、本物質を含むホウ酸塩類(水和物含む)は生理的pH及び酸性pH下では主に非解離型ホウ酸(B(OH)3)として、pH 10以上では主に陰イオン型のB(OH)4-として存在する(EU CLP CLH (2019)、AICIS IMAP (2017))。
(2)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分1Bと判定している(2013年度GHS分類結果)。

【参考データ等】
(3)EU CLP分類では、ホウ酸とともに本物質もRepr. 1Bに分類されている(EU CLP CLH (2019))。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)



危険
警告
H370
H335
P308+P311
P260
P264
P270
P321
P405
P501
P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
【分類根拠】
本物質のデータはないが、(1)より類縁物質の分類結果を用い、区分1(中枢神経系)、区分3(気道刺激性)とした。なお、消化管への影響は刺激と考えられるため、標的臓器として採用していない。

【根拠データ】
(1)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、区分1(中枢神経系、消化管)、区分3(気道刺激性)と判定している(2013年度GHS分類結果)。


令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。

【参考データ等】
(1)ホウ酸(CAS登録番号:10043-35-3)の本項は、分類できないと判定している(2013年度GHS分類結果)。

令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
10 誤えん有害性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
11 水生環境有害性 長期(慢性) 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 令和4年度(2022年度) ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019)


分類結果の利用に関する注意事項:
  • 政府によるGHS分類結果は、事業者がラベルやSDSを作成する際の参考として公表しています。同じ内容を日本国内向けのラベルやSDSに記載しなければならないという義務はありません。
  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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