項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 18755-43-6 |
名称 | ジメチル=プロピルホスホナート |
物質ID | m-nite-18755-43-6_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が109℃ (closed cup)(GESTIS (Accessed Oct. 2022)) より、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は380℃(GESTIS (Accessed Oct. 2022))であり、常温で発火しないと考えられる。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 分類できない |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であり、この酸素が炭素及び水素以外の元素(P)と結合しているが、データがなく分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 2000 mg/kg(OECD TG 401)(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2023)) |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLC50:>5,788mg/m3(5.788 mg/L)(OECD TG 403)(REACH 登録情報 (Accessed Jan. 2023)) |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、14日観察)において、全例でごく軽微な紅斑がみられたが、7日以内に回復した(紅斑スコアの平均:0.66、浮腫スコアの平均:0)との報告がある(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2023))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405、GLP、14日観察)において、全例で角膜、虹彩、結膜に影響がみられたが、影響は21日以内に回復した(角膜混濁スコアの平均:1、虹彩炎スコアの平均:0.33、結膜発赤スコアの平均:1.55、結膜浮腫スコアの平均:1.44)との報告がある(REACH登録情報 Accessed Jan. 2023))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)マウス(n=6/群)を用いた、特異的な感作性影響と非特異的な刺激性影響を区別するために改変された改変局所リンパ節試験(IMDS)(OECD TG 429相当、GLP)において、結果は陰性であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2023))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分1B |
危険 |
H340 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)から、区分1Bとした。 【根拠データ】 (1)In vivoでは本物質について、雄マウスを用いた13週間強制経口投与による優性致死試験(OECD TG478、GLP、交配:5,9及び13週投与後に未処置雌と交配)では、雄には500 mg/kg/day以上で臨床症状(アパシー、自発運動の増加/減少、よろめき歩行、横臥、呼吸困難)がみられ、1,000 mg/kg/dayで1/20例、2,000 mg/kg/dayで12/20例が死亡した。未処置雌との交配の結果、500 mg/kg/day以上で妊娠腹当たりの着床後胚損失の増加、1,000 mg/kg/day以上で妊娠雌当たりの着床前胚損失の増加、2,000 mg/kg/dayで妊娠率の低下が認められ、陽性と判断された(EU CLP CLH (2021)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022))。 (2)In vitroでは、細菌を用いた復帰突然変異試験(OECD TG471、GLP)及びチャイニーズハムスターの肺由来細胞を用いた遺伝子突然変異試験(OECD TG476、GLP)のいずれも代謝活性化の有無に関わらず陰性であった(EU CLP CLH (2021)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022))。 【参考データ等】 (3)構造類縁物質であるDimethyl methylphosphonate(DMMP、CAS登録番号:756-76-9)について、雄マウスを用いた13週間強制経口投与による優性致死試験(OECD TG478相当、交配:4、8及び12週投与後に未処置雌と交配)において、1,000 mg/kg/day以上で妊娠雌当たりの死亡着床物数(早期)の増加と生存胎児数の減少が認められ(全身毒性の記述はない)、結果は陽性と判断された(EU CLP CLH (2021))。 (4)構造類縁物質DMMPについて、雄ラットを用いた90日間強制経口投与による優性致死試験(OECD TG478相当、交配:4、8及び12週投与後に未処置雌と交配)において、一般毒性用量(腎臓病変、体重増加抑制(2,000 mg/kg/dayのみ))で、吸収数の増加(250 mg/kg/day以上)、腹当たりの生存胎児数の減少(500 mg/kg/day以上)、妊娠雌数の減少(1,000 mg/kg/day以上)、雄の受胎率の低下(2,000 mg/kg/day)が認められ、このほか運動精子比率の減少(1,000 mg/kg/day以上)、精子数の減少と精子の頭部異常の頻度増加(2,000 mg/kg/day)がみられた(EU CLP CLH (2021))。 (5)(1)の優性致死試験の終了後に実施された①雄マウス(3~5匹/群)の精原細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG474相当、GLP)、②雄マウス(5匹/群)の骨髄細胞を用いた小核試験(OECD TG474相当、GLP)、③雄マウス(4~5匹/群)の骨髄細胞を用いた染色体異常試験(OECD TG475相当、GLP)、④雄マウス(5匹/群)の精巣を標的としたアルカリ溶出法によるDNA一本鎖切断検出試験(非ガイドライン、GLP)では、いずれも本物質投与群では最高用量(2,000 mg/kg/day)まで陰性の結果であったが、標準的な試験法からの逸脱(高用量群の例数が少ない、試料採取時点が1回のみ(小核試験)、観察細胞数が少ない(染色体異常試験および小核試験)等)に加え、各試験において同時に設定された陽性対照群(Dimethyl methylphosphonate:DMPP、2,000 mg/kg/day))では期待される陽性反応が示されなかったことから、試験系としての信頼性は疑問であるとされた(EU CLP CLH (2021)、REACH登録情報 (Accessed Dec. 2022))。 (6)本物質及び構造関連物質の優性致死試験における陽性の結果と(5)の様々なin vivo試験系における陰性の結果との相反する試験結果に対し、ECHA RACは(5)の各試験では投与群のみならず陽性対照群(DMMP)の結果も陰性であったことから、これらの試験の信頼性は低い(unreliable)と結論し、本物質のMuta. 1Bは妥当との見解を示した(EU CLP CLH (2021))。 (7)構造類縁物質のDMMP(CAS登録番号:756-79-6)の本項目は区分1Bに分類されている(2006年度GHS分類結果)。一方、EU CLPの調和分類はない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 区分1B |
危険 |
H360 | P308+P313 P201 P202 P280 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、例数が少ないなど標準的な試験法ではないが(1)の結果から親動物の一般毒性影響が強くない用量で、生殖発生影響が認められたことから、区分1Bとした。 【根拠データ】 (1)ラット(5匹/性/群)を用いた反復投与毒性/生殖発生スクリーニング試験のパイロット試験(20~500 mg/kg/day)において、親動物には体重増加抑制(雌)、腎臓病変(雄:好塩基性尿細管・硝子滴増加等、雌:腎盂拡張)がみられる最高用量(500 mg/kg/day)で、受胎率の低下、着床部位数の減少及び出生前胚/胎児損失、出生率低下及び生後1日までの全児死亡がみられた(EU CLP CLH (2021)、REACH登録情報 (Accessed 2022))。 (2)雄マウスに13週間強制経口投与した優性致死試験(OECD TG478、GLP)において、雄に臨床症状(アパシー、自発運動の増加/減少、よろめき歩行、横臥、呼吸困難)、死亡(1/20)がみられる低及び中用量(500及び1,000 mg/kg/day)で、妊娠腹当たりの着床後及び着床前胚損失の増加、雄12/20例が死亡した最高用量(2,000 mg/kg/day)で受胎率の低下が認められた。同群の雄の精巣には異形細胞及び巨細胞の発生頻度の増加がみられた(EU CLP CLH (2021)、REACH登録情報 (Accessed 2022))。 (3)(1)と(2)の試験デザインの比較による差異(動物種(マウス vs ラット)、性(雄のみ vs 雌雄)、投与量(500~2,000 vs 20~500 mg/kg/day)、交配前投与期間(13週間 vs 2週間))から、(1)のパイロット試験でみられた生殖発生影響(特に、受胎率低下、出生率・生存率低下)の全てを生殖細胞変異原性の機序で説明することは困難で、変異原性以外の作用機序も含まれる可能性を排除できない(EU CLP CLH (2021))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分2(神経系) |
警告 |
H371 | P308+P311 P260 P264 P270 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分2~区分に該当しない範囲で神経系への影響がみられたことから、区分2(神経系)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた単回経口投与試験において、2,000 mg/kgでよろめき歩行、鎮静、後肢の不全麻痺、被毛粗剛、紅涙、脇腹のやつれ、腹臥がみられ、雌1/5例が投与3日後に死亡したとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2022))。 (2)ラットを用いた単回吸入ばく露試験(エアロゾル(ミスト)、4時間)において、5.8 mg/Lで徐呼吸、努力呼吸、立毛、運動低下、アトニー(緊張低下)、高足歩行、よろめき歩行、低体温、反射抑制、体重の一過性減少がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Jan. 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分1(腎臓) |
危険 |
H372 | P260 P264 P270 P314 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分1(腎臓)とした。 【根拠データ】 (1)ラットを用いた28日間強制経口投与試験(OECD TG407、GLP)において、5 mg/kg/day(90日換算:1.56 mg/kg/day、区分1の範囲)で、雄に腎表面の肉眼変化、硝子滴を有する尿細管の変性、尿細管拡張及び好塩基性尿細管、20 mg/kg/day(90日換算:6.2 mg/kg/day、区分1の範囲)では雄に肝細胞肥大、雌2/5例に腎尿細管の空胞化が認められた。5 mg/kg/dayで雄の腎臓にみられた所見はα-2uグロブリンによる硝子滴腎症が主体であると判断された(REACH登録情報 (Accessed 2022))。 (2)ラットを用いた28日間強制経口投与試験(OECD TG407、GLP)では、40及び200 mg/kg/day(90日換算:12.4及び62.2 mg/kg/day、区分2の範囲)以上で、肝臓の相対重量増加、肝細胞肥大、血漿中アルカリホスファターゼ活性の増加(雌)、腎臓表面の変化(雄)、尿細管の空胞化・変性(雄)がみられたとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed 2022))。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)20℃での粘性率(2.2 mPa/s)及び比重(1.02 g/mL)(EU CLP CLH (2021))より、動粘性率(20℃)は2.2 mm2/sと算出される。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 藻類(Scenedesmus subspicatus)72時間ErC50 > 88.4 mg/L(REACH登録情報, 2022)、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 > 90 mg/L(REACH登録情報, 2022)、魚類(ゼブラフィッシュ)96時間LC50 >= 99.1 mg/L(REACH登録情報, 2022)であることから、区分に該当しないとした。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 慢性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく(BIOWIN)、藻類(Scenedesmus subspicatus)の72時間NOErC >= 88.4 mg/L(REACH登録情報, 2022)から、区分に該当しないとなる。 慢性毒性データが得られていない栄養段階(甲殻類、魚類)に対して急性毒性データを用いた場合、急速分解性がなく、甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 > 90 mg/L、魚類(ゼブラフィッシュ)の96時間LC0 >= 99.1 mg/L(いずれもREACH登録情報, 2022)であるが、難水溶性ではなく(水溶解度 > 90%(EU CLP CLH, 2020))、生物蓄積性が低いと推定される(log Kow = 0.5(EU CLP CLH, 2020))ことから、区分に該当しないとなる。 以上の結果から、区分に該当しないとした。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
|