NITE統合版 政府によるGHS分類結果

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一般情報
 
項目 情報
CAS登録番号 1983-10-4
名称 トリブチルスズフルオリド
物質ID m-nite-1983-10-4_v1
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関連情報
項目 情報
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物理化学的危険性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 爆発物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 可燃性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 エアゾール 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - エアゾール製品でないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 酸化性ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 高圧ガス 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 引火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 可燃性固体 分類できない
-
-
- - 可燃性 (GESTIS (Access on September 2019)) との情報があるが、データがなく分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 自己反応性化学品 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいないため、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 自然発火性液体 区分に該当しない(分類対象外)
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-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 自然発火性固体 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 自己発熱性化学品 分類できない
-
-
- - データがなく分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 水反応可燃性化学品 区分に該当しない
-
-
- - 半金属 (Sn) を含むが、水溶解度が6 mg/L (20℃) (GESTIS (Access on October 2019)) というデータがあり、水と急激な反応をしないと考えられるため、ガイダンスの区分に該当しないに相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
13 酸化性液体 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - GHSの定義における固体であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
14 酸化性固体 分類できない
-
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- - 酸素及び塩素を含まず、フッ素を含む有機化合物であり、このフッ素が炭素及び水素以外の元素 (Sn) と結合しているが、データがなく分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
15 有機過酸化物 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物であり、ガイダンスにおける分類対象外に相当し、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
16 金属腐食性化学品 分類できない
-
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- - 固体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
17 鈍性化爆発物 区分に該当しない
-
-
- - 爆発性に関連する原子団を含まないため、区分に該当しない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

健康に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
1 急性毒性(経口) 区分3


危険
H301 P301+P310
P264
P270
P321
P330
P405
P501
【分類根拠】
(1) より、区分3とした。
新たな情報源の使用により、旧分類から区分を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットのLD50: 94 mg/kg (DFGOT vol.1 (1990))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(経皮) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:ガス) 区分に該当しない(分類対象外)
-
-
- - 【分類根拠】
GHSの定義における固体であり、ガイダンスの分類対象外に相当し、区分に該当しない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:蒸気) 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
1 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) 区分1


危険
H330 P304+P340
P403+P233
P260
P271
P284
P310
P320
P405
P501
【分類根拠】
(1) より、区分1とした。
なお、ばく露濃度が飽和蒸気圧濃度 (2×10-6 mg/L) より高いため、粉じんとしてmg/Lを単位とする基準値を適用した。情報の再検討により区分を変更した。

【根拠データ】
(1) ラットのLC50 (4時間): 0.4 ppm (0.005 mg/L) (ACGIH (7th, 2001))
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
2 皮膚腐食性/刺激性 区分2


警告
H315 P302+P352
P332+P313
P362+P364
P264
P280
P321
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分2とした。新しいデータが得られたことから区分を変更した。

【根拠データ】
(1) 本物質はウサギの皮膚に対しては軽度の刺激性を示すが、塗料では強い刺激性を示す (DFGOT vol.1 (1990))。
(2) 本物質 (固体) はウサギの皮膚に対しては軽度の刺激性を示す (DFGOT vol.1 (1990))。

【参考データ等】
(3) トリブチルスズ化合物は皮膚や粘膜に強い刺激性を有する (DFGOT vol.1 (1990))。
(4) EU-CLP分類でSkin Irrit. 2 (H315) に分類されている (EU CLP分類 (Access on November 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
3 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 区分2


警告
H319 P305+P351+P338
P337+P313
P264
P280
【分類根拠】
(1)、(2) より、区分2とした。

【根拠データ】
(1) 本物質はウサギの眼に対し強度刺激物である (ATSDR (2005))。
(2) 本物質はウサギの眼に重度の刺激性を示した (DFGOT vol. 1 (1990))。

【参考データ等】
(3) トリブチルスズ化合物は皮膚や粘膜に強い刺激性を有する (DFGOT vol.1 (1990))。
(4) EU-CLP分類でEye Irrit. 2 (H319) に分類されている (EU CLP分類 (Access on November 2019))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 呼吸器感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
4 皮膚感作性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
5 生殖細胞変異原性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
In vivoデータがなく、データ不足のため分類できない。

【根拠データ】
(1) in vitroでは、哺乳類培養細胞の染色体異常試験で陰性の報告がある (ATSDR (2005))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
6 発がん性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) の既存分類結果からガイダンスに従い分類できないとした。

【根拠データ】
(1) 国内外の分類機関による既存分類では、ACGIHで有機スズ化合物がA4 (ACGIH (7th, 2018)) に分類されている。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
7 生殖毒性 分類できない
-
-
- - 【分類根拠】
(1) より、トリブチルスズオキシド (CAS番号 56-35-9) では母動物毒性がみられる用量で催奇形性がみられることから、トリブチルスズ化合物について一般に注意が必要であるが、本物質については生殖影響が不明のためデータ不足のため分類できないとした。

【参考データ等】
(1) EHC 116 (1990) では、トリブチルスズ化合物の潜在的な胎児毒性は、母動物へのトリブチルスズオキシドの経口投与後、3種類の哺乳類 (マウス、ラット、ウサギ) で評価されている。 ラットおよびマウスの胎児にみられる主な奇形は口蓋裂であったが、これは母動物にとって明らかに毒性のある用量で発現した。 これらの結果は、母体毒性を生じる用量を下回る用量でのトリブチルスズ化合物の催奇形性効果を示すとは考えられていない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
8 特定標的臓器毒性(単回暴露) 区分3(気道刺激性)


警告
H335 P304+P340
P403+P233
P261
P271
P312
P405
P501
【分類根拠】
本物質のヒト及び実験動物での単回ばく露影響に関する報告はない。(1)、(2) より、吸入ばく露の場合には気道刺激性を示す可能性が考えられることから、区分3 (気道刺激性) とした。旧分類 は (3) の有機スズ化合物全般に関する記載から中枢神経系も標的臓器にしていたが、(4)、(5) のように、トリブチルスズ化合物に関しては中枢神経系への影響を支持する情報が得られなかったことから不採用とした。したがって分類結果が変更となった。

【根拠データ】
(1) トリブチルスズ化合物は皮膚や粘膜に強い刺激性を有するとの記載がある (DFGOT vol.1 (1990))。
(2) 本物質はウサギの皮膚と眼に刺激性を示したとの記載がある (DFGOT vol.1 1990))。

【参考データ等】
(3) 有機スズ化合物は、ヒトにおいて中枢神経系への影響と気道刺激性の可能性が記載されている (ACGIH (7th, 2001)、ATSDR (2005))。
(4) ACGIHは、有機スズ化合物に関して、免疫機能と中枢神経系への有害影響を最小とするためにTLV-TWAとして、0.1 mg/m3を勧告している。しかしながら、トリブチルスズ化合物に関しては、免疫系への影響は反復ばく露によるものであり、神経毒性影響を支持する情報は単回、反復ばく露のいずれに関しても記載がない (ACGIH (7th, 2001))。
(5) トリブチルスズオキシド (CAS番号 56-35-9) 及びトリブチルスズクロリド (CAS番号 1461-22-9) を用いたラット及びマウスの複数の反復経口投与毒性試験で、中枢神経系の形態学的変化も行動に関する変化も認められなかったとの記載がある (DFGOT vol.1 (1990))。他のLIst 1及びList 2の評価書でも、トリブチルスズ化合物の神経毒性影響を支持する情報は得られなかった。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
9 特定標的臓器毒性(反復暴露) 区分1(呼吸器、免疫系)


危険
H372 P260
P264
P270
P314
P501
【分類根拠】
本物質自体のデータはないが、(1) の記述内容を考慮し、他のトリブチルスズ化合物のデータから分類を行った。(2)~(4) より、トリブチルスズ化合物の実験動物への経口投与により区分1の範囲で免疫系への影響が共通してみられ、(5) より、吸入ばく露により区分1の範囲で呼吸器への影響がみられていることから、区分1 (呼吸器、免疫系) とした。情報源の情報を見直して分類を検討した結果、旧分類から分類結果を変更した。

【根拠データ】
(1) トリブチルスズ化合物は解離してトリブチルスズ水和物カチオンとなることから、種々の異なるトリブチルスズ化合物を経口摂取後には、同一化合物種 (おそらく塩化トリブチルスズ) として吸収される (DFGOT vol.1 (1990))。
(2) ラットにトリブチルスズクロリド (CAS番号 1461-22-9) を14日間又は28日間混餌投与した試験において、0.75~9.2 mg/kg/day (90日換算値: 0.12~2.86 mg/kg/day、区分1の範囲) で、胸腺への影響 (重量減少、胸腺細胞数の減少、リンパ球枯渇)、脾臓重量減少、腸間膜リンパ節の赤色化など免疫系への影響が認められ、肝臓相対重量の増加もみられた (SIDS (2010)、DFGOT vol. 1 (1990))。
(3) ラットにトリブチルスズオキシド (CAS番号 56-35-9) を4週間混餌投与した試験で、0.25 mg/kg/day (90日換算: 0.08 mg/kg/day (本物質換算: 0.04 mg/kg/day)、区分1の範囲) で平均赤血球容積、好酸球の減少、1 mg/kg/day (90日換算: 0.31 mg/kg/day (本物質換算: 0.08 mg/kg/day)、区分1の範囲) で胸腺重量減少、4 mg/kg/day (90日換算: 1.24 mg/kg/day (本物質換算: 0.65 mg/kg/day)、区分1の範囲) で軽度の肝細胞萎縮、血液学的検査値の異常等、16 mg/kg/day (90日換算: 4.98 mg/kg/day (本物質換算: 2.58 mg/kg/day)、区分1の範囲) で肝細胞壊死、胆管増生等がみられた (ACGIH (7th, 2001)、ATSDR (2005))。
(4) ラットにトリブチルスズオキシドを2年間混餌投与した試験で、5 ppm (0.4 mg/kg/day (本物質換算: 0.1 mg/kg/day)、区分1の範囲) で免疫機能への影響がみられた (ACGIH (7th, 2001))。
(5) ラットにトリブチルスズクロリド0.30~0.45 ppm (4~6 mg/m3) (ミスト状態と推定) を95日間吸入ばく露 (6時間/日) した結果、0.3 ppm (0.0004 mg/L) (本物質換算: 0.0004 mg/L、区分1の範囲) で肺の充血、カタル性気管支炎、肝臓の軽度の脂肪変性、眼及び鼻腔の炎症がみられた (ATSDR (2005))。

【参考データ等】
(6) ACGIHは、有機スズ化合物に関して、免疫機能と中枢神経系への有害影響を最小とするためにTLV-TWAとして、0.1 mg/m3を勧告している (ACGIH (7th, 2001))。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
10 誤えん有害性 分類できない
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-
- - 【分類根拠】
データ不足のため分類できない。
令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用

環境に対する有害性
危険有害性項目 分類結果 絵表示
注意喚起語
危険有害性情報
(Hコード)
注意書き
(Pコード)
分類根拠・問題点 分類実施年度 分類ガイダンス等
11 水生環境有害性 短期(急性) 区分1


警告
H400 P273
P391
P501
甲殻類(オオミジンコ)48時間EC50 = 0.00025 mg/L(U.S.EPA: OPP Pesticide Ecotoxicity Database, 2020)であることから、区分1とした。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
11 水生環境有害性 長期(慢性) 区分1


警告
H410 P273
P391
P501
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用
12 オゾン層への有害性 分類できない
-
-
- - データ不足のため分類できない。 令和元年度(2019年度) ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014)※一部JIS Z7252:2019(GHS 6版準拠)を採用


分類結果の利用に関する注意事項:
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  • 本分類結果は、GHSに基づくラベルやSDSを作成する際に自由に引用又は複写していただけます。ただし、本分類結果の引用又は複写により作成されたラベルやSDSに対する責任は、ラベルやSDSの作成者にあることにご留意ください。
  • 本GHS分類は、分類ガイダンス等に記載された情報源と分類・判定の指針に基づき行っています。他の文献や試験結果等を根拠として使用すること、また、ラベルやSDSに本分類結果と異なる内容を記載することを妨げるものではありません。
  • 「危険有害性情報」欄及び「注意書き」欄のコードにマウスカーソルを重ねると、対応する文言が表示されます。Excel fileでは、コード及び文言が記載されています。
  • 「分類結果」欄の空欄又は「- 」(ハイフン)は、その年度に当該危険有害性項目の分類が実施されなかったことを意味します。

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