項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 20324-32-7 |
名称 | 1-(2-メトキシ-1-メチルエトキシ)-2-プロパノール |
物質ID | m-nite-20324-32-7_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関する原子団を含んでいない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、本CAS登録番号(20324-32-7)を含む異性体混合物(34590-94-8)の引火点は 70~80 ℃ との情報(GESTIS (Accessed Nov. 2022))がある。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。なお、本CAS登録番号(20324-32-7)を含む異性体混合物 (34590-94-8) の発火点は 270 ℃(GESTIS (Accessed Nov. 2022))との情報が得られている。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を有していない有機化合物である。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関する原子団を含んでいない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ※:本物質(CAS登録番号:20324-32-7)は、ジプロピレングリコールメチルエーテル(DPGME)の市販品(DPGME異性体混合物、CAS登録番号:34590-94-8)を構成する4つの異性体の1つに該当し、有害性データが存在する市販品の組成比の40~45%を占める(SIAR (2001))。 【分類根拠】 (1)、(2)より、本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)では区分に該当しない。本物質は異性体混合物の組成比の40~45%を占めると仮定し、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50(DPGME異性体混合物):5,180~5,400 mg/kg(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012)) (2)本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)は区分に該当しないに分類されている(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)では区分に該当しない。本物質は異性体混合物の組成比の40~45%を占めると仮定し、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1)ウサギのLD50(DPGME異性体混合物):9,500~> 19,000 mg/kg(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012)) (2)本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)は区分に該当しないに分類されている(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)、(2)より、本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)では区分に該当しない。ただし、本物質のみを用いた試験データはなく、データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)ラットLC50(DPGME異性体混合物、7時間):> 500 ppm (4時間換算:> 5.30 mg/L(661 ppm))(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012)) (2)本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)は区分に該当しないに分類されている(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 本物質はDPGME異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)の40~45%を占めると仮定し、(1)~(4)より、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、ウサギを用いた複数の皮膚刺激性試験で、いずれも刺激性みられなかったとの報告がある(SIAR (2002))。 (2)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、ウサギを用いた90日間経皮投与試験では、死亡例が生じた最高用量群(10 mL/kg/day)で軽度の刺激性(軽度の鱗状化)がみられたとの報告がある(DFG MAK (1994)、ECETOC TR95 vol. II (2005))。 (3)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、ウサギ(n=2)を用いた皮膚刺激性試験(閉塞、2時間適用、5日間観察)では、皮膚刺激性はみられなかったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (4)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、区分に該当しないと判定している(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2B |
警告 |
H320 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 |
【分類根拠】 本物質はDPGME異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)の40~45%を占めると仮定し、(1)~(3)より、区分2Bとした。 【根拠データ】 (1)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、20%水溶液を10人に1滴適用したところ、軽度の一過性知覚刺激、結膜血管の充血、眼内圧の軽度増加を生じた。全ての影響は2時間以内に消失したとの報告がある(MOE 初期評価暫定的有害性評価シート (2011)、SIAR (2002)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (2)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、ウサギを用いた眼刺激性試験において、結膜と眼瞼の縁に刺激性変化がみられたが、7日以内に回復したとの報告がある(SIAR (2002)、ECETOC TR95 vol. II (2005))。 (3)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、区分2Bと判定している(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、分類できないと判定している(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)について、200人の背部皮膚にDPGMEを5日間接触させ、3週間後にDPGMEを同じ部位に48時間適用したが、皮膚感作性反応はみられなかった。また、50人の皮膚にDPGMEを1日おきに4~5時間計10回適用し、3週間後に24~48時間適用したが、皮膚感作性反応はみられなかったとの報告がある。(SIAR (2002)、REACH登録情報 (Accessed Nov. 2022))。 (2)本物質を含む異性体混合物であるDPGME(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、区分に該当しないと判定している(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 DPGME(異性体混合物)について、in vivoのデータはないが、DPGMEの構造関連物質(本物質の加水分解(代謝)物でもある)のPGMEの試験結果(1)とDPGMEのin vitro試験結果(2)より、DPGME(異性体混合物)は陰性と推定される。本物質自体のデータはないが、(3)より混合物中の主要成分である本物質も混合物と同一区分に該当すると考えられる。したがって、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1)In vivoでは、構造関連物質のPropylene glycol monomethyl ether(PGME、CAS番号:107-98-2)について、マウスの骨髄の赤血球を用いた小核試験(投与経路不明)で、最高用量(6,000 mg/kg)まで陰性との報告がある(SIAR (2001))。 (2)In vitroでは、細菌復帰突然変異試験、及びほ乳類培養細胞(CHL及びCHO)を用いた染色体異常試験で、代謝活性化系の有無に関わらず陰性である(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012))。 (3)本物質は異性体混合物の40~45%を占める1異性体である(SIAR (2001))。 【参考データ等】 (4)DPGME(異性体混合物)の本項は、分類できないと判定されている(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データがなく分類できない。 【参考データ等】 (1)DPGME(異性体混合物)の構造関連物質であるPropylene glycol monomethyl ether(PGME:CAS番号 107-98-2)については、ラット及びマウスを用いた2年間吸入ばく露による発がん性試験で、発がん性は認められないことを示唆する結果が得られている(SIAR (2001))。 (2)DPGME(異性体混合物)の本項は、分類できないと判定されている(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 本物質自体のデータはないが、DPGME(異性体混合物)の主要成分であることから、異性体混合物のデータを利用した。(1)、(2)より、異性体混合物のDPGMEの発生毒性の懸念は低いと考えられることから、主構成成分である本物質も同様と考えられる。ただし、受胎能など生殖影響に関する情報はDPGMEからは得られず、データ不足のため分類できないとした。 【根拠データ】 (1)DPGME(異性体混合物)について、ラットを用いた吸入暴露による発生毒性試験において、300 ppmまで、母動物毒性、胚・胎児毒性も催奇形性もみられなかったとの報告がある(SIAR (2001)、MOE初期評価:暫定的有害性評価シート (2011)、Patty (6th, 2012))。 (2)DPGME(異性体混合物)について、ウサギを用いた吸入暴露による発生毒性試験において、最大濃度の300 ppmまで、母動物、胎児ともに影響はみられなかったとの報告がある(SIAR (2001)、MOE初期評価:暫定的有害性評価シート (2011)、Patty (6th, 2012))。 【参考データ等】 (3)DPGMEの構造関連物質のPropylene glycol monomethyl ether(PGME CAS登録番号:107-98-2)について、ラットの吸入ばく露による2世代生殖毒性試験では、1,000 ppmまで受胎能、繁殖指標への有害影響はみられなかったとの報告がある(SIAR (2001))。 (4)DPGMEの本項は、分類できないと判定している(2010年度GHS分類結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性、麻酔作用) |
警告 |
H335 H336 |
P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)~(3)より、本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)では区分3(気道刺激性、麻酔作用)である。本物質は異性体混合物の組成比の40~45%を占めると仮定し、区分3(麻酔作用、気道刺激性)とした。 【根拠データ】 (1)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、ラットを用いた単回経口投与試験において、LD50値は雄で5,230 mg/kg、雌で5,180 mg/kgと決定され、症状観察で中枢神経抑制症状がみられたとの報告がある(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012))。 (2)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、ラット(雄)を用いた単回吸入ばく露試験(7時間)において、死亡例はなく、症状観察で急速に回復可能な軽度の麻酔作用がみられたとの報告がある(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012))。 (3)本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、区分3(麻酔作用、気道刺激性)と判定されている(2010年度GHS分類 結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(5)より、本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)では区分に該当しない。本物質は異性体混合物の組成比の40~45%を占めると仮定し、区分に該当しないとした。 【根拠データ】 (1)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、ラットを用いた強制経口投与による4週間反復経口投与試験において、1,000 mg/kg/day(90日換算:311 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)で投与直後の一過性流涎、肝臓絶対/相対重量増加及び小葉中心性肝細胞肥大がみられたとの報告がある(SIAR (2001)、MOE 初期評価:暫定的有害性評価シート (2011)、Patty (6th, 2012))。 (2)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、イヌを用いた混餌投与による14週間反復経口投与投与試験において、459.5 mg/kg/day(区分に該当しない範囲)以上で中枢神経抑制症状がみられたとの報告がある(SIAR (2001))。 (3)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、ウサギを用いた90日間反復経皮投与試験(5日/週)において、5 mL/kg(4,750 mg/kg/day、90日換算:3,430 mg/kg/day、区分に該当しない範囲)以上で昏睡と死亡、最高用量(10 mL/kg)では腎臓の水腫様変性がみられたとの報告がある(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012))。 (4)DPGME(本物質の異性体混合物)を被験物質とした、ラット(28週間)、ウサギ(31週間)、ウサギ(31週間)、モルモット(26週間)、サル(31週間)を用いた吸入ばく露試験(蒸気、7時間/日、5日/週)において、300~400 ppm(1.82~2.42 mg/L、区分に該当しない範囲)で肝臓重量増加及び組織変化がみられたが、適応性変化と考えられたとの報告がある(SIAR (2001)、Patty (6th, 2012))。 (5)本物質の異性体混合物(CAS登録番号:34590-94-8)の本項は、区分に該当しないと判定されている(2010年度GHS分類 結果)。 |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない |
令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和4年度(2022年度) | ガイダンスVer.2.1 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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