項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 460-19-5 |
名称 | オキサロトリル (別名:ジシアン) |
物質ID | m-nite-460-19-5_v2 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分1 |
危険 |
H220 | P210 P377 P381 P403 |
爆発限界6.6~32 vol% (NFPA (14th, 2010) より、区分1とした。なお、UNRTDGにおいてUN 1026、クラス2.3、副次危険性2.1に分類されている。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でないため、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDGにおいてUN 1026、クラス2.3、副次危険性2.1に分類されており、副次危険性を含めてクラス5.1には分類されていないため、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 低圧液化ガス |
警告 |
H280 | P410+P403 | 臨界温度128.3℃ (HSDB (Access on June 2020)) より、低圧液化ガスとした。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 気体状の物質に適した試験方法が確立していないため、分類できない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分2 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) ラットのLC50 (1時間): > 250 ppm~< 400 ppm (4時間換算値: > 125 ppm~< 200 ppm) (US AEGL (2014)) (2) ラットのLC50 (1時間): 350 ppm (4時間換算値: 175 ppm) (ACGIH (7th, 2016)、Patty (6th, 2012)) |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義におけるガスであり、区分に該当しない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) の記載はあるが、データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1) EU Method B.4 (Acute Toxicity: Dermal Irritation/Corrosion) 相当のウサギの全身ばく露による試験で、刺激性なしと報告されている (REACH登録情報 (Access on September 2020))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分2 |
警告 |
H319 | P305+P351+P338 P337+P313 P264 P280 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分2とした。 【根拠データ】 (1) 本物質はヒトにおいて16 ppmで眼の刺激を示す (ACGIH (7th, 2016)、ATSDR (2006)、US AEGL (2014)、GESTIS (Access on June 2020)、HSDB (Access on June 2020)、REACH登録情報 (Access on September 2020))。 (2) 本物質の眼への影響は結膜発赤、軽度の浮腫、流涙、羞明、刺痛感などがある (CICAD 61 (2004))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1) のEPAの分類結果しか得られておらず、分類できないとした。 【根拠データ】 (1) 国内外の分類機関による既存分類では、EPAでI (Inadequate information to assess the carcinogenic potential) (IRIS Tox Review (2010)) に分類されている。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分1 (中枢神経系)、区分3 (麻酔作用、気道刺激性) |
危険 警告 |
H370 H336 H335 |
P308+P311 P260 P264 P270 P321 P405 P501 P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 |
【分類根拠】 (1)、(2) より、区分1 (中枢神経系)、区分3 (麻酔作用、気道刺激性) とした。 【根拠データ】 (1) ヒトにおいて、本物質の16 ppmに6又は8分間ばく露されたボランティアで眼及び鼻の刺激がみらればく露停止後、数分間刺激が持続した。8 ppmの6分間ばく露ではこれらの刺激はみられなかった (ACGIH (7th, 2016)、US AEGL (2014)、ATSDR (2006))。 (2) ラットを250 ppmの本物質に7.5~120分間ばく露 (120分間ばく露の4時間換算値は85 ppm (区分1の範囲)) した結果、眼の刺激、窒息、中枢神経系への影響 (落ち着きのないパニック様動作、協調運動の低下、振戦、嗜眠等) がみられている (ATSDR (2006))。 【参考データ等】 (3) シアン化物への急性ばく露の標的器官は、中枢神経系、呼吸器系、心血管系である。高濃度のシアン化物にばく露すると、急速に死に至る (ATSDR (2006))。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。情報の再検討により、旧分類から分類結果を変更した。 【参考データ等】 (1) ラットの6ヵ月間吸入ばく露試験では、25 ppm (ガス、0.0532 mg/L、区分1の範囲) までで影響はみられなかったとの報告がある (ACGIH (7th, 2016)、CICAD 61 (2004)、IRIS Tox Review (2010)、US AEGL (2014))。 (2) サルの6ヵ月間吸入ばく露試験では、11 ppm (ガス、0.0234 mg/L、区分1の範囲) 以上で総肺水分量の低下、 25 ppm (気体、0.0532 mg/L、区分1の範囲) で一過性の行動変化 (詳細不明) がみられたとの報告があるのみである (同上)。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義におけるガスである。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(イカダモ)72時間ErC50 = 0.12 mg/L(REACH登録情報, 2020)であることから、区分1とした。なお、本物質は加水分解によって速やかにシアン化水素(CAS番号74-90-8)を生成する。シアン化水素は水中では非解離のシアン化水素とシアン化物イオンの平衡状態にあり、pHが8未満では93%以上が非解離のシアン化水素として存在する(NITE初期リスク評価(無機シアン化合物), 2008)が、信頼性のある急性毒性データは得られていない。 新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急性毒性は区分1であることから、区分1とした。なお、本物質は加水分解によって速やかにシアン化水素(CAS番号74-90-8)を生成する。シアン化水素は水中では非解離のシアン化水素とシアン化物イオンの平衡状態にあり、pHが8未満では93%以上が非解離のシアン化水素として存在する(NITE初期リスク評価(無機シアン化合物), 2008)が、信頼性のある毒性データは得られていない。 新たな情報の使用により、旧分類から分類結果が変更となった。 |
令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和2年度(2020年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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