項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 52-51-7 |
名称 | 2‐ブロモ‐2‐ニトロプロパン‐1,3‐ジオール(別名ブロノポル) |
物質ID | m-nite-52-51-7_v1 |
Excelファイルのダウンロード | Excel file |
項目 | 情報 |
---|---|
分類ガイダンス等(外部リンク) | ガイダンス一覧へ |
国連GHS文書(外部リンク) | 国連GHS文書へ |
FAQ(よくある問い合わせ) | よくある問い合わせへ |
情報源のリスト(Excelファイル) | 情報源のリストへ |
用語のリスト(Excelファイル) | 用語のリストへ |
厚生労働省モデルラベル(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
厚生労働省モデルSDS(外部リンク) | 職場のあんぜんサイトへ |
OECD/eChemPortal(外部リンク) | eChemPortalへ |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDG 4.1IIIであるから、上位の火薬類に該当しない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 可燃性固体 | 区分2 |
警告 |
H228 | P370+P378 P210 P240 P241 P280 |
UNRTDG 4.1III, ERG 133は区分2に該当する。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 自己反応性化学品 | タイプG |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団(ニトロ化合物)を含んでいるが、UNRTDGにおいて、UN3241 Class 4.1 PG Ⅲ に分類されており、優先評価項目の自己反応性化学品には該当しないため、タイプGとした。 |
平成30年度(2018年度) | ガイダンスVer.1.1 (GHS 4版, JIS Z7252:2014) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | UNRTDG 4.1IIIであるから、上位の自然発火性固体に該当しない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 融点:130-133℃(Chapman Ver. 16:2(2008))。融点が140℃以下の固体の場合、試験法を適用できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属または半金属(B, Si, P, Ge, As, Se, Sn, Sb, Te, Bi, Po, At)を含んでいない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
14 | 酸化性固体 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 固体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
17 | 鈍性化爆発物 | - |
- |
- | - | - | - | - |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 急性毒性(経口) | 区分4 |
警告 |
H302 | P301+P312 P264 P270 P330 P501 |
ラットLD50値(180 mg/kg、307 mg/kg(雄)、342 mg/kg(雌)、400 mg/kg(いずれもDFGOT vol.2(1991))の4つのうちうち3つが区分4に該当するため区分4とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | ラットLD50 = 3500 mg/kg(DFGOT vol.2(1991))に基づき、JIS分類基準の区分外(国連分類の区分5)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義による固体である。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 区分2 |
危険 |
H330 | P304+P340 P403+P233 P260 P271 P284 P310 P320 P405 P501 |
ラットLC50 = 180 mg/m3/4H(= 0.18 mg/L/4H)(DFGOT vol.2(1991))に基づき、区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分2 |
警告 |
H315 | P302+P352 P332+P313 P362+P364 P264 P280 P321 |
ウサギを用いた20%水溶液の24時間適用の皮膚刺激性試験において中等度~重度の刺激性が認められている(DFGOT vol.2(1991))が、1%アセトン溶液、5%ポリエチレングリコール溶液の6時間適用では刺激性がみとめられず(DFGOT vol.2(1991))、粉体0.5gの24時間適用でも刺激性が認められていない(DFGOT vol.2(1991))。一方、ヒトのパッチテストでは0.25%、1%ワセリンまたは0.25%水溶液の24時間適用で軽度の刺激性がみとめられていること(DFGOT vol.2(1991))、EUがXi; R37/38としていることから区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
ウサギの試験において、5%ポリエチレングリコール溶液の適用によって回復性の重度の刺激性が認められ(DFGOT vol.2(1991))るが、10、20%水溶液の適用の場合、重度の刺激性が認められ35日後に回復とあることから(DFGOT vol.2(1991))高濃度溶液の場合は21日内に完全に回復しないと考え区分1 とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
4 | 皮膚感作性 | 分類できない |
- |
- | - | モルモットを用いたMaximization testにおいて弱い感作性(2/10)が報告されているが、他のモルモットを用いた試験では感作性なしと判断されていること、ヒトのパッチテストでは感作性なしの結果と疑陽性の結果が得られていることから分類できないとした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | マウスのin vivo優性致死試験(DFGOT vol.2(1991))において陰性であり、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(HSDB(2004))においても陰性の結果であることから、区分外とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
6 | 発がん性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットの2年間の経口投与試験およびマウスを用いた80週の経皮投与試験(DFGOT vol.2(1991))において、発がん性は認められないが、いずれの投与経路も1種の動物のデータしかないことからデータ不足で分類できないとした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | ラットの器官形成期に経口または経皮ばく露した発生毒性試験およびウサギの器官形成期に経口ばく露した試験において、仔の発生に影響は見られなかった(DFGOT vol.2(1991))。しかし、親動物の性機能および生殖能に及ぼす影響に関して十分なデータはなく分類できない。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 区分3(気道刺激性) |
警告 |
H335 | P304+P340 P403+P233 P261 P271 P312 P405 P501 |
ラットに経皮ばく露後、努力性呼吸、肺のうっ血があり、吸入ばく露(ミスト)では呼吸困難、肺炎など呼吸器系症状が記載されている(HSDB(2004))が、発現用量、および吸入ではばく露時間も不明のため区分1または2に分類できない。しかし、吸入(ミスト)により呼吸困難を起こすとのHSDBの記載から区分3(気道刺激性)とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 区分2(呼吸器系) |
警告 |
H373 | P260 P314 P501 |
ラットを用いた13週間経口投与試験において、80 mg/kg/day以上で死亡例の発生が目立ち、大半の動物が呼吸困難(喘ぎ、喘鳴)となり、剖検ではガスと体液による消化管の拡張を示した。160 mg/kg/dayでは症状がより強くなり、胃において出血と粘膜の白色域を生じた(HSDB(2004))。多くの動物が胃の粘膜下層では炎症を伴う表在性の潰瘍や上皮の肥厚・角質増殖などの胃の病変を示し、死亡率が高くなった(HSDB(2004))。また、腎臓では好酸性物質を含む尿細管の拡張が投与群の雄動物で見られた(HSDB(2004))。しかし、胃の病変は試験物質の刺激性による局所影響と見なされ、また、腎臓の変化は雄ラット特有のα2uグロブリン蓄積による硝子滴変性の可能性を否定できず、いずれも分類対象としなかった。呼吸困難を呈した呼吸器系への影響に関しては、80 mg/kg/dayの用量以上で認められたことから区分2(呼吸器系)とした。なお、その他にラットおよび他の動物種を用いた経口あるいは経皮投与による試験が実施されている(DFGOT vol.2(1991), HSDB(2004))が、得られたデータがいずれも分類根拠とするには不十分と考えられた。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | データなし。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分2 |
- |
H401 | P273 P501 |
甲殻類(オオミジンコ)の48時間EC50 = 1.6 mg/L(AQUIRE, 2008)から、区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分2 |
- |
H411 | P273 P391 P501 |
急性毒性が区分2であり、急速分解性がない(BOD:0%(既存点検, 2002))ことから、区分2とした。 | 平成20年度(2008年度) | ガイダンス(H20.9.5版)(GHS 2版) |
12 | オゾン層への有害性 | - |
- |
- | - | - | - | - |
|