項目 | 情報 |
---|---|
CAS登録番号 | 68131-39-5 |
名称 | ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(アルキル基の炭素数が12から15 までのもの及びその混合物に限る。) |
物質ID | m-nite-68131-39-5_v1 |
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項目 | 情報 |
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危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 可燃性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | エアゾール | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | エアゾール製品でない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 酸化性ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 高圧ガス | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 引火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 引火点が165.56℃(closed cup)(REACH(Accessed May 2021))である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 可燃性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 自己反応性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に爆発性、自己反応性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 自然発火性液体 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 発火点は235℃(REACH(Accessed May 2016))であり、常温で発火しないと考えられる。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 自然発火性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 自己発熱性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | 液体状の物質に適した試験方法が確立していない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | 水反応可燃性化学品 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 金属及び半金属(B,Si,P,Ge,As,Se,Sn,Sb,Te,Bi,Po,At)を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
13 | 酸化性液体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | フッ素及び塩素を含まず、酸素を含む有機化合物であるが、この酸素が炭素、水素以外の元素と化学結合していない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
14 | 酸化性固体 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | GHSの定義における液体である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
15 | 有機過酸化物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 分子内に-O-O-構造を含まない有機化合物である。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
16 | 金属腐食性化学品 | 分類できない |
- |
- | - | データがなく分類できない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
17 | 鈍性化爆発物 | 区分に該当しない(分類対象外) |
- |
- | - | 爆発性に関連する原子団を含んでいない。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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1 | 急性毒性(経口) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:5,000~10,000 mg/kgの間(REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(経皮) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラットのLD50:> 2,000 mg/kg(CERI 有害性評価書 (2007)、REACH登録情報 (Accessed May 2021)) |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:ガス) | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 GHSの定義における液体であり、区分に該当しない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:蒸気) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
1 | 急性毒性(吸入:粉塵、ミスト) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
2 | 皮膚腐食性/刺激性 | 区分1 |
危険 |
H314 | P301+P330+P331 P303+P361+P353 P305+P351+P338 P304+P340 P260 P264 P280 P310 P321 P363 P405 P501 |
【分類根拠】 (1)より、区分1とした。 【根拠データ】 (1)本物質に包含される複数の物質(ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-14、酸化エチレン付加モル数6(EO6)、C=12-14,EO3及びC=13,EO3))について、ウサギに対する皮膚刺激性試験(OECD TG 404、4時間適用、14日観察)において、重度の刺激性がみられ、皮膚刺激性指数(PII)は6.3~7.1であったとの報告がある(AICIS IMAP (2019)、HERA (2009))。 【参考データ等】 (2)ウサギを用いた皮膚刺激性試験において、剪毛された背部に 0.5 mLの原液を閉塞塗布した。24 時間後に洗浄し、皮膚反応を観察した。72 時間後に再観察した。その結果、中等度から強度の刺激性を示したとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (3)ウサギ(n=3)を用いた皮膚刺激性試験(OECD TG 404、GLP、半閉塞、4時間適用、21日観察)において、全例の紅斑スコアの平均は1.4、浮腫スコアの平均は0であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
3 | 眼に対する重篤な損傷性/眼刺激性 | 区分1 |
危険 |
H318 | P305+P351+P338 P280 P310 |
【分類根拠】 (1)、(2)より、区分1とした。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13,EO6及びC=14-15,EO7)について、ウサギを用いた眼刺激性試験において、結膜のうに原液 0.1 mLを点眼し、1時間後と7日目まで毎日、その後は週毎に回復するまで観察した結果、強度の刺激性を示し、35日に至っても正常には戻らなかったとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (2)ウサギを用いた眼刺激性試験において、原液を適用したところ、重度の刺激性がみられたとの報告がある。(AICIS IMAP (2019)) 【参考データ等】 (3)ウサギ(n=3)を用いた眼刺激性試験(OECD TG 405 相当、7日観察)において、結膜発赤がみられたが、7日以内に回復したとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 呼吸器感作性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
4 | 皮膚感作性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)本物質に包含されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-15)について、モルモット(n=20)を用いたMaximisation試験(OECD TG 406、皮内投与:0.05%溶液)において、惹起24時間、48時間後の陽性率はともに0%であったとの報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 【参考データ等】 (2)本物質に包含されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13,EO6及びC=14-15,EO7)について、.5%水溶液を、それぞれ、176 名と144 名のボランティアに3 週間 (24時間、隔日、3 日/週) 閉塞適用して感作し、最終感作の17 日後に惹起を行った。48、96 時間後に皮膚反応を観察した結果、C12-13AE6 適用において1 名にのみ陽性反応が認められたが、C14-15AE7適用では全員陰性であった。C12-13AE6 陽性被験者は以前業務でC12-13AE6 を含む洗剤を扱ったことがあり、その洗剤でパッチテストを行ったところ、陰性であった。この結果、著者は、初めの陽性結果は疑陽性であろうと考察し、通常の使用濃度 (メーカー推奨濃度0.1%) では感作性を示すリスクは極めて低いと結論している。(CERI 有害性評価書 (2007))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
5 | 生殖細胞変異原性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(4)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)ラット又はハムスターの骨髄細胞を用いた小核試験(250~3,400 mg/kg、単回経口投与)で陰性の報告がある(AICIS IMAP (2019))。 (2)細菌復帰突然変異試験において、陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021)、CERI 有害性評価書 (2007))。 (3)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-14)について、マウスの骨髄細胞を用いた小核試験(OECD TG474相当、GLP)で陰性の報告がある(REACH登録情報 (Accessed May 2021))。 (4)利用可能な試験結果から総合的に判断し、本物質に遺伝毒性はないものと見解を示している(AICIS IMAP (2015) )。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
6 | 発がん性 | 区分に該当しない |
- |
- | - | 【分類根拠】 (1)~(2)より、区分に該当しない。 【根拠データ】 (1)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13)及び(C=14-15)について、ラットを用いた2年間混餌投与試験で、1%(10,000 ppm:500 mg/kg/day相当)の用量まで腫瘍性病変の頻度増加は認められなかった(AICIS IMAP (2015)、CERI 有害性評価書 (2007))。 (2)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C12-13)について、マウスを用いた18カ月間経皮投与試験において、250 mg/kg/day相当までの用量で投与に関連した病変は認められなかった(AICIS IMAP (2015)、CERI 有害性評価書 (2007))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
7 | 生殖毒性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
8 | 特定標的臓器毒性(単回暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
9 | 特定標的臓器毒性(反復暴露) | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 【参考データ等】 (1)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13)を被験物質とする、ラットを用いた混餌投与による104週間反復経口投与試験において、250 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で肝臓の絶対重量増加傾向(雄)、心臓絶対重量減少(雌)、肝臓・腎臓・脳の相対重量増加(雌)がみられ、500 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で心臓と腎臓の絶対重量減少(雄)、肝臓の相対重量増加(雄)、腎臓絶対重量減少(雌)がみられたとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (2)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=14-15)を被験物質とする、ラットを用いた混餌投与による104週間反復経口投与試験において、250 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で脳の絶対重量減少(雄)がみられ、500 mg/kg/day(区分該当しない範囲)で肝臓・生殖腺・甲状腺の相対重量増加、副腎絶対重量減少(雄)、脳の相対重量増加(雄)、肝臓、腎臓、心臓及び甲状腺の絶対重量減少(雌)、腎臓及び心臓の相対重量増加(雌)がみられたとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (3)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13)を被験物質とする、マウスを用いた18ヵ月間反復経皮投与試験(3日/週)において、10 mg/kg/day(ガイダンス値換算:4.29 mg/kg/day、区分1の範囲)で用量に依存した影響はなかったとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (4)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=12-13)を被験物質とする、ウサギを用いた13週間反復経皮投与試験(5日/週)において、20 mg/kg/day(ガイダンス値換算:14.3 mg/kg/day、区分1の範囲)で中等度の皮膚刺激がみられ、50 mg/kg/day(35.7 mg/kg/day、区分2の範囲)で紅斑、浮腫、亀裂、落屑、剥離を伴う中等度から強度の皮膚刺激がみられたとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 (5)本物質に含有されるポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル(C=14-15)を被験物質とする、ウサギを用いた13週間反復経皮投与試験(5日/週)において、50 mg/kg/day(ガイダンス値換算:35.7 mg/kg/day、区分2の範囲)で軽度の皮膚刺激がみられたとの報告がある(CERI 有害性評価書 (2007))。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
10 | 誤えん有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 【分類根拠】 データ不足のため分類できない。 |
令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
危険有害性項目 | 分類結果 | 絵表示 注意喚起語 |
危険有害性情報 (Hコード) |
注意書き (Pコード) |
分類根拠・問題点 | 分類実施年度 | 分類ガイダンス等 | |
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11 | 水生環境有害性 短期(急性) | 区分1 |
警告 |
H400 | P273 P391 P501 |
藻類(ムレミカヅキモ)96時間EC50 = 0.7 mg/L(NITE初期リスク評価書, 2007)であることから、区分1とした。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
11 | 水生環境有害性 長期(慢性) | 区分1 |
警告 |
H410 | P273 P391 P501 |
信頼性のある慢性毒性データが得られていない。急速分解性がなく(BIOWIN)、急性毒性区分1であることから、区分1とした。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
12 | オゾン層への有害性 | 分類できない |
- |
- | - | 当該物質はモントリオール議定書の附属書に列記されていないため。 | 令和3年度(2021年度) | ガイダンスVer.2.0 (GHS 6版, JIS Z7252:2019) |
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